天気予報と傘
2012年7月31日 (火曜日)
こんにちは、島田です。
今日は軽い(?)話題をしようと思います。
私が子供のころ、天気予報というのは当たらないものでした。
天気予報が「晴れ」であれば、傘を持って出かけろと揶揄されたものです。
その後、私が大学に入って、教養講座の地学を受講していた時のこと(1988年)。
講師の先生が、「最近は天気予報が当たるようになってきましたね。コンピューターの進歩のおかげです。」と話をしていました。
確かに、子供のころは天気予報は全然当たらなかったけれども、最近(当時)は結構当たることも増えているような気がしました。
先生によると、コンピューターの計算速度が速くなったことによって、いろいろな気象データを入れて多様なシミュレーションができるようになり、予測の精度が向上したとか。
それから24年経った今、天気予報は当たって当然というくらい国民の信認を得ることができるようになりました。
それはもちろん単純にコンピューター技術が進歩したというだけではなく、様々なデータの取得・活用、シミュレーション方法の検討などなど、気象情報に携わる多くの方々の、数えきれないほどの努力と工夫によって築き上げられたものに違いありません。
私たちが毎日のように目にする天気予報。
それは見た目は何十年も前から変わらない「天気予報」ですが、その中身は大きく変化を遂げていたのです。
これは、世の中の様々な商品、サービスにも共通して言えることだと思います。
パフの職サークルも、「職サークル」という看板はそのままに、中身は大幅にパワーアップ!したばかりです。
これを機に、皆様も職サークルへのご参加をお願いします!(笑)。
さて、今度は傘の話題です。
日傘ではなく、雨傘です。
わたくしは傘という道具に非常に不満を持っております。
傘を差しても足元は濡れますし、ちょっと風が吹いたり、少し強い雨が降ったりすると、もう傘の用をなしません。
Wikipediaによると、傘の起源は約4000年も前だそうです。日本に伝来したのは欽明天皇の時代とか。6世紀ころでしょうか。
ま、そのころから今の形態の傘ではないと思いますが・・・。
しかし江戸時代ころには今と同じような形態の傘が用いられていたのではないでしょうか。
イギリスでは18世紀ころに現在の構造の傘が開発されたとWikipediaにも書いてありました。
今はもう21世紀。200~300年も経つのに傘の「雨を避ける機能」にはまったくと言っていいほど進歩の跡が見られないのではないでしょうか。
もちろん、素材(布や骨)は改良されて丈夫になっているでしょう。
持ち運びが便利なように折り畳める傘も作られました。
片手で開けるジャンプ傘も私が子供のころから普及しています。
しかし、それらは小手先の工夫にしか過ぎず、傘本来の「雨を避ける」という機能にはほとんど関係がないものばかりではないでしょうか。
また、傘を持つと手が塞がるという不便性もまったく解消されていません。
このブログの読者の方に傘業界の方がいらっしゃったら誠に申し訳ないのですが、天気予報の精度向上の見事さと相まって、傘業界の保守性というか進歩のなさに対して、非常に疑問を感じてしまうのです。
これは、世の中の様々な商品、サービスにも共通して言えることだと思います。
見てくれだけを変えて、中身は旧態依然の商品、サービスはたくさんあります。
我々が提供するサービスも、「提案書は綺麗になったけど、サービスの質は変わらないね」などと言われることのないように精進いたします!
軽い話題のはずが、なんだか重たくなってしまいましたね・・・(汗)
次は、杉平です!