パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

皆さん、こんにちは。吉川です。

先日、職サークル協賛企業T社の取締役営業本部長にインタビューをする機会がありました。

入社一年目で新人でトップ営業になり、入社4年目で全社営業トップ、29歳という若さで営業所長となったスーパーマン。

そんな方でも入社1年目で3回、本気で会社を辞めようと思ったことがあるそうです。

会社は声高らかに理想的な理念を掲げるものの、当時のT社の顧客は、そんな理念を無視して自分の利益だけを考える意識の低い人ばかり。

この会社は理想をいうだけの詐欺師集団だ!とギャップに落胆していた自分を救ってくれたのは、T社と古くから取引のあるお客様だったそうです。

理想と現実に葛藤している悩みをそのお客様に話したところ。

 「キミの会社(T社)の理念は正しい。
  でもそれを重視しないという顧客の意見も正しい。
  人は同じところに立っていても向いている方向が違えば正反対のことを言う。
  なぜ顧客が会社の理念と正反対のことをいうのか。
  それを理解するところから始めたらどうだい?」

その日以降、顧客の意見を否定せず、話を聞くことに徹したところ、
急に相手も自分の話を聞いてくれるようになったそうです。

会社や事業のあるべき姿を顧客と議論できるようになり、結果的に
様々な顧客がT社の理念に近い取り組みを開始し、営業成績も
どんどん伸びたそうです。

とても素敵な話だなと思いました。

私が入社1年目の時、「企業が新卒採用をやる意義」を学ぶ社内研修で
「人は人によってのみぞ磨かれる」という言葉を教わったことを思い出しました。

10年以上働いた今でも、自分でスキルアップや勉強をすることも大切ですが、それ以上にどんな人と出会ったか、どんな人と一緒に仕事をしたか、でその人のキャリアは大きく変わると感じています。

就職活動中の学生さんは、まさに今、様々なポイントで企業を比較していると思います。

その企業の社風や雰囲気を重視する場合、どうしても「どんな社員の方がいるか」ばかりを見てしまいがちです。
しかしそれ以上に、「その社員の方が、どんな人に出会い、どんな人と一緒に働いているのか」「日々どんな人から影響をうけているのか」そんなことも含めてみていく視点も大切なのではないかと思いました。

これまでに頂いたコメント

3件コメントがあります

  • ネコティさん

    理想と現実のギャップはどこにでも(どこの企業にも)あると思います。入社したら、思っていたことと違っていた、なんてことはたくさんあるでしょう。
    でも、その現実に囚われすぎて理想が見えなくなってしまったら、仕事の楽しさもやりがいも感じられないし、自分自身の成長・発展も望めませんね。
    理想をどこまで本気で信じられるか、これは結局「自分次第」なんだと思いますね。

  • kugisakiさん

    なるほど!

  • 吉川さん

    ネコティさん、コメントありがとうございます!

    理想と現実のギャップを感じて悩むこと。
    実は私も全く同じ経験を新人の頃しました。

    「理想をどこまで本気で信じられるか」

    職サークルも同じですね。
    信じぬきたいと思います。