倉庫の警備員さん
2013年5月28日 (火曜日)
みなさま、こんばんは!
梓澤です。
最近、「ご挨拶の法則」という本を読んで思い出したことについて書きたいと思います。
その本には、こんなふうにすると良い挨拶ができるだとか、良い挨拶ができるとこんな良いことがあるなどといったことが書いてあるのですが、その一節に、「挨拶に見返りを求めない」という項目がありました。
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私の家の近所には有名なデパートの倉庫兼オフィスがあり、私が大学1,2年生のときにある警備員さんがいました。
その人は、デパートの会社の人に挨拶するだけでなく、道行く人全員に「おはようございます」と挨拶していたのです。
しかも、その挨拶は絶妙で、テンションが高過ぎでもなく、かといって低く暗い感じでもなく、温かみのある挨拶。
私はそのとき大学生だったので、毎朝その警備員さんと挨拶していたわけではありませんが、いれば必ず挨拶していました。
最初は全然知らないおじさんだったのに、遅くに家を出てその人と挨拶できなかったときなんかには
「今日はいないのかなー」とちょっと気になったり。
その人と朝挨拶するとなんだか気分が良くなったり。
その人が挨拶をしてくれたからこそ、
「この警備員さんがいるこの施設ってそもそも何?あぁ、あのデパートの倉庫だったのね」と認識するようになったり。
そんな思い出を残して警備員さんはどこかに異動になったのか、今ではそこで働く倉庫の警備員さんが私に挨拶してくれることはなくなりました。
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今思えば、会社の人だけに挨拶すればよいものを、ある人には無視され、ある人(朝弱い人)には煙たがられながらも、道行く人々にひたすら挨拶していたあの警備員さんはすごかったなあと思います。
見返りを求めずに何かをし続けるということは難しいことかもしれないですが、ほんの小さな変化でも起こせるならやり続けることに意味があるのかもしれませんね。
これまでに頂いたコメント
2件コメントがあります
- ネコティさん
- 梓澤さん
ネコティさん
コメントありがとうございます!挨拶はしたもん勝ちだと思いますね。仮に挨拶して良い反応が返ってこなくとも、別にマイナスになるわけではないですし。
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挨拶は先手必勝!