自分を伝えるには?
2015年5月12日 (火曜日)
こんにちは。パフの横山です。
学生向けコラム、第2回目は「自分を伝えるには?」をテーマに執筆します。
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エントリーシートを書いたり、選考に行ったりするようになると、
自分がどんな人間であるのかを相手に伝える必要に迫られます。
そんなとき、 皆さんはどのように「自分」を伝えていますか?
私が就職活動を始めたころは、
改まって自分の人間性を人に話すこと自体、それまでなかなかないことだったのに、
初めて会う見ず知らずの人にきちんと「自分」を伝えることはできるのだろうか…
と不安に思っていました。
周りの友人の話を聞いても困っている人が多く、
「あまり大した活動をしていないから話すことなんてないな…」
「先輩が過去に書いていた文章を真似すれば、どうにかなるのではないか…」
そんな自信のない声を聞きました。
いざ面接に行くようになると、
「自分はこれをやりました」というように、人間性や価値観ではなく実績のみを
全面に押し出すようなアピールをただただする人や、
準備をしてきた自己PRは堂々と話せるのに、
他の質問では急に声が小さくなってしまうような人もいて
「選考とは一体何を見ているんだろう」と思うようになりました。
そんなとき、ある会社の面接で人事の方から
「生きる上で大切にしているものはなにか」
「(活動に対して)なぜそのような行動を取ったのか」
「そのときどう感じたのか」 といった質問をされました。
その方の質問に答えることで、
自分でもわかっていなかった自分の価値観や性格がどんどん見えてくる感覚があり、
それまでの疑問が解消されました。
自分が取り組んできたことについて、どうして実施したのか、その時どう感じたか。
そんな自分が行動をした際の感情を確認していくことで
人間性が見えてくることが分かりました。
自己PRと言われると
「何をしたのか(事実、結果)」に焦点を当てがちですが、
「何をしたくて、何を感じながらその活動をしたのか」を整理しておくことが、
より「自分」を伝えるうえで重要だなのだと思います。