パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

文字の力

2016年11月28日 (月曜日)

おはようございます!
秋のコンクールも終わり、年末のコンペに向けてバタバタし始めた皐月です。
 
脚本家という仕事で食べられるくらいになりたい!そんな想いを持ってもう8年になります。
コンペに出し、仕事をもらい、時に営業してみてがむしゃらにしてきたつもりですが、なかなかうまく立ち回れないのが現状。
将来が明確でないものに、両親もかなり投資をしてきてくれました。

円谷プロクリエイティブアワード・金城哲夫賞というコンペが今年度より開設されました。
ウルトラマンを越えるコンテンツを作れる作家を発掘することが目的で、7月からの募集に私も悪戦苦闘し、なんとか提出。

提出までには、周囲の人にアイディアを聞いてもらったり、先生にご指導いただいたり、母親に校閲してもらったり。
沢山の人に支えられて原稿を何とか完成させることができました。ひとえに、皆さんの協力のおかげだなとしみじみ感じます。

さて、パフの「うまれよ」というモットーの中には、「よのため、人のため」という言葉があります。私ができるよのため、人のためって、いったいなんなんでしょう?

世界を変えること、世の中を動かすことももちろんできるドラマですが、私の作品はどちらかというと、ある一定層の人にエールを送ろうとしている内容が多いことに気が付きました。
特に、ちょっと卑屈だったり、上手く人と付き合えなかったりするような、私に近しいタイプの人へのエール。
私がその性格のせいで沢山の関係性を台無しにしてきてしまったからこそ、つい勇気が出なかったあの時の自分と、自分と同じような立場の人に、「明日こそがんばろう」と思ってもらいたい。
そんな思いで作品を書いているんですが、これはよのため、人のためになれているのでしょうか?

作家として、一人の人間として、自分の書いた文字が「社会をよくする礎」になっているんだ!と胸を張れるようになるには、まずは作品を世の中に出さなくちゃいけません。
もちろん、パフの仕事でも、自分が持つ文字の力で「よのため、人のため」になりたい。そのためには、たくさんお客さんに会って話に行かなきゃいけない。
そう思うと、まだまだ自分は経験不足です!

まだまだ自分に近い人格の人の気持ちに寄り添うことしかできていない私。多くの人の胸を借りて、もっとたくさんの人に想いとメッセージを届けられるようなモヂカラ、手に入れます!

次は、いつも牽引力抜群の、吉川さんです!