パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

はたちのクズ

2016年12月14日 (水曜日)

プレッシャーに負けなそうとよく言われますが相当プレッシャーに弱い皐月です。

 

昨日前々から頼んでいた「はたちのクズ」という映画のDVDが家に届きました。

兄が誘拐された日から、母親に兄の代替人として扱われる主人公の、諦めと期待、葛藤。

けれど、二十歳になった日から、急に母に「いままでごめん、二十歳だからもう自分の人生を歩んでいいんだ」と諭されて、困惑します。

 

二十歳というものを誰しもが区切りというけれど、二十歳になったらいったい何が変わると言うのだろうか。

という、主人公の焦燥がびりびり伝わってきて面白かったです。

 

新卒は、学生と社会人を分ける大きな区切りになると思います。

よく、その違いは何ですがと聞かれますが、多分4月1日になったからといって、心も体も変わってしまうわけではないのでしょう。

 

小学生のころ想像していた中学生は、セーラームーンのように大人びて、花盛りのイメージでした。

中学生になると、意外と小学生と変わらない自分と周りの仲間たちがいました。

中学生のころに想像していた高校生は、ドラマの主人公たちのように波乱万丈で、それでも輝くイメージでした。

でも実際の高校生は、どこか中学生の延長線上で、進路には悩みつつも、これが終着点ではないことを心のどこかでわかっていました。

 

22歳という今の私は、子供のころから見ると全く理想的ではなく、夢の実現もうんと遠くて

きっと、今の私を見たら、「ああ、なんだかがっかりだなあ」という状態かもしれません。

私が抱く未来への期待って、そう思うと常にポジティブですね。

 

大人への区切りを、いつとするか。

きっと新卒を越えれば、結婚したら、30になったら、親になったら、管理職になったら、仕事を辞めたら、孫ができたら、死ぬことになったら、と、また次の区切りがたくさん出てくるんでしょう。

そのたびに、「ああ、なんかがっかりだあ」とは思いつつも、ずーっと未来の自分に期待し続けられるような大人に、私はなりたい。

そう思った、一日でした。

 

次は、好きな映画が何なのか個人的に気になっている、吉川さんです。