パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

こんにちは、田代さんの野球ネタを見るたびにそんなに面白いのか~とは思うものの、野球に全く興味がない平原です。

田代さんも書いていただいた通り、最近仕事が回しきれておらずテンテコマイです。

とくにイベント担当なのに準備がぐたぐたで本当に本当に大反省中!

ということで、今日はブログ執筆の時間を削って仕事するため、ブログは釘崎さんを見習って手抜きです。

でも内容はご期待下さい。

今日は、2005年、私たちが入社した年にいきなり1年目社員3名だけで企画から当日の運営まで一切合切を任された伝説のイベント、「就活ひらけゴマ」で公演した寸劇(台本執筆は田代さん)の台本を大公開!

 

就活イベントなのに、終了時に涙する人が複数いた、という心揺さぶるイベントの軸となった寸劇です。さすが田代さんの一言。そして、このマニュアル大魔王役を渾身の演技でやり切ってくれた当日のヨシカワさんとササキさん(東京と大阪で交代制)は今でも瞼に焼き付いています。

 

それでは、お楽しみください!

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「就活ひらけゴマ」寸劇台本

  • 寸劇をやる意義

・パフのイベント特有の雰囲気作り。応援イベントの代名詞。

・「泣き笑い」の一点。イベントのテーマである“愉快化”を寸劇でも表現したい。

・寸劇によって参加者の心を休ませる。プログラム間のつなぎ役。

 

◆伝えたいこと

・マニュアル就活ではなく、もっと自分らしさを大切にしよう。

・就職の手引はマニュアル本ではなく、一人一人が持つ「素直な気持ち」であること。

 

  • シチュエーション設定

2006年――、世間は売り手市場と言われ、ありふれた合同説明会、マニュアル本、対策講座の乱発が相次ぐようになった。そんな世情を受け、学生は「自分らしさ」をすっかり忘れ、知らぬ間に型にはまった退屈な就職活動をするようになった。

この寸劇物語は、そんな就職環境に疑問を持った一人の青年が「就活マニュアル化」の世情を阻止する奮闘振りを描いた作品である。

 

◆登場人物(目星)

・主人公(疑問を持った青年)=タカタ

・主人公の友達役=サクライ

・マニュアル大魔王=ヨシカワ

・マニュアル大魔王のしもべ=イトウ、澤井

 

◆寸劇の内容

2006年、合説の乱発、錯綜する情報、噂やマニュアル本。これはすべてマニュアル大魔王の策略(マニュアルで乗っ取る計画=通称:マニュアっとる計画)だった。この計画を阻止すべく、立ち上がったのがタカタ青年。しかし、タカタ青年の友達はまんまとマニュアル大魔王の手によって退屈な就職活動をしてしまう…。そこでタカタ青年は「就活ひらけゴマ」のプログラムを次々と体験(する流れにする)。プログラムを通じて友達を目覚めさせ、そしてマニュアル大魔王に立ち向かえるパッションを身に付けていく。そしてついにマニュアル大魔王との最終対決までこぎついた!その先にあるものとは…

 

◆進行について

前、中、後の3部構成。プログラムの前に、前振りとして登場させる。司会進行が中心というよりストーリーを展開させながらプログラムが進行していく感じ。もちろん総合司会みたいな存在も一人必要。「答えは次のプログラムにある!」みたいな流れ。

寸劇:第1部(タカタ青年 VS マニュアル大魔王の出会い)…(6分)

 

マニュアル大魔王の登場。学生たちを次々とマニュアル化していく様子を描く。

タカタ青年は友達のマニュアル化された自己紹介を改善すべく、友達理解・紹介の大切さ

を訴える。会が始まる前は、舞台幕は閉まったまま。時間とともにブーというブザーを鳴らし、暗くする(映画が始まるような感じで)

 

<暗転><会場暗くする>

――ブザーが鳴った後、寸劇開始

BGM【スパイの音楽】【CD:B No:14 】

全体マイク:「2006年――、世間は売り手市場と言われ、ありふれた合同説明会、飛び交う噂の数々、マニュアルの乱発が相次ぐようになった。そんな世情を受け、学生は「自分らしさ」をすっかり忘れ、知らぬ間に型にはまった退屈な就職活動をするようになった。これから始まる寸劇は、そんな就職環境に疑問を持った一人の青年と「就活マニュアル化」で日本を征服しようとする悪のマニュアル大魔王との対決を描いた作品である。ちなみにこれから登場する役者たちは、すべてド素人であるパフの社員である。悪しからず。

 

<スポット:タカタ青年>

――タカタ青年舞台下手から登場、スポットの中に入ってくる

 

タカタ青年:

「やぁ、みんな!こんにちは。俺の名前はタカタ。今、就職活動をしている大学3年生。

今大変なんだよ!悪のマニュアル大魔王って奴がさ、就職活動を完全にマニュアル化にし

ようとしているらしいんだ。俺は絶対にマニュアル化なんてさせない!それで、今からマ

ニュアル大魔王を倒しにやってきたんだけれども…どうやらこの扉の向こうにマニュアル

大魔王のアジトがあるらしい。

 

――【幕(緞帳)を開けようとするタカタ青年。しかし一人では開かない垂れ幕】

 

タカタ青年:

「あれ、開かないじゃないか。もしや、暗号が必要なのかな。まさか、ベタだけど「ひら

けゴマ!」とか言ったら開いたりして…、「ひらけゴマ!」

――【ここで緞帳が開く。中には椅子にどっぷり座るマニュアル大魔王と、

そのしもべがいた】

 

タカタ青年:「開いちゃったよ~」

<舞台は明るい>

【BGM】マニュアル大魔王登場【CD:B No:13】緞帳を上げている間。

緞帳が上がり、音楽がフェードアウト

 

マニュアル大魔王:

「おっ、変な奴がやってきたな。ってかよく暗号を解くことができたな。褒めてやる。」

 

タカタ青年:

「あ!お、お前がマニュアル大魔王だな。学生たちを惑わすようなマニュアル化はやめろ!俺がそうはさせないからな!」

 

マニュアル大魔王:

「そうさ。我こそが、悪のマニュアル大魔王だ。俺はな、情報に流され、自分では何もで

きない新社会人をどんどん企業へ送り込み日本の将来を根こそぎ壊滅させたいのじゃ。

つまり、マニュアルで世間を乗っ取る計画、略して…マニュアルで乗っ取る、マニュあ

っとる、『マニュアっ取る計画』じゃ!」

 

――しもべは「マニュアっ取る計画」と書かれた紙をドーンと広げる。

 

タカタ青年:

「なんだ、それは。そんなネーミングセンスもないふざけた計画なんて絶対にさせない!

俺が就活のマニュアル化を防いでやる!」

 

マニュアル大魔王:

「ふふふ、本当にそんなことができると思っているのかな。これを見てみろ。」

(澤井、上手へ)

 

――しもべ(澤井)は上手からマニュアル化されたタカタ青年の友達(サクライ)を連れてくる

おなかに紐をつけている。

 

マニュアル大魔王:

「おい、サクライくん。自己紹介の仕方をこの馬鹿に教えてやってくれないか!」

(タカタ青年を指差しながら)

 

サクライ

「ハイ、大魔王様。私ハ大学時代、少林寺拳法部ニ所属シ日本一ニナリマシタ。

TOEICで900点、ゼミ長モ務メ、ミス早稲田ニモエラバレマシタ。」

 

タカタ青年:

「さ、さ、さくらい~!どうしてそんなウソをつくんだ!!」

マニュアル大魔王:

「どうだ、びびったか。たじろいだか。俺様の手にかかれば、学生たちなんかイチコロでマニュアル化することができる。悔しかったらまずは、このマニュアル化されたキミの友達を元に戻すのが先決なんじゃないのかな??わはははは~。」

 

――マニュアル大魔王たちは上手へと消えていく。

 

タカタ青年:

「くっそ~、俺は負けないからな!まずは俺の友達・サクライを元に戻さなければ!

よし、今日はここにいるイベントに参加してくれた皆と一緒に戦うぞ!」

 

<暗転>

⇒切り返しのBGM【Puff】【CD:  No:  】

 

<舞台明るく>

総合司会(田代・平原)が下手より登場。最初の挨拶スタート

 

寸劇:第2部(マニュアル本ファイヤー)…(4分)

【中盤】

マニュアルにはない自分らしさ、新たな自己紹介の視点を体感したタカタ青年と友達たち。

一度は我にかえるも、面接のマニュアル本バラマキ攻撃によって、ありきたりな就職活

動に戻ってしまう。そこで「人事が本当に知りたいこと」が何なのかを理解すべく、次のプログラム「協賛企業のぶっちゃけトーク」へ移る

⇒「協賛企業ぶっちゃけトーク」以下へ移る

 

 

<暗転>

――舞台下手よりタカタ青年とサクライが一緒に登場

 

タカタ青年:

「いや~、友達理解・紹介ゲームで自分がどんな風に見られているのか、どう伝わっているのかが分かって良かった、良かった。お陰でサクライも正気に戻ったし、本当に良かった。」

 

サクライ:

「いや~本当に良かった。これでマニュアル大魔王の魔の手から逃れられるよ~」

 

BGM【CD:B No:13 】

――舞台上手からマニュアル大魔王が登場する

 

マニュアル大魔王:

「ウエイト、ウエイト!ウエイ~トッ!!(BGMをフェードアウト)その程度で私の『マニュアっとる計画』から逃れられたと思うなよ!よし、あの攻撃を食らわしてやろう。ふふふ…思い知るが良いっ!マニュアル本ファイヤ~!!!」

 

――マニュアル大魔王のしもべが大量のマニュアル本を手に持ち、サクライに渡しまくる。サクライはそのマニュアル本を頭を抑えながらむさぼるように読み尽くす。

 

マニュアル大魔王:

「いいぞ、その調子だ。これでサクライくんはどんどんマニュアル化していくぞ!」

 

タカタ青年:

「そんな馬鹿な!?サクライはさっきのゲームでもとに戻ったはずだ!」

 

マニュアル大魔王:

「馬鹿たれが~。じゃ、試してみようじゃないか。サクライくん、面接の常識を教えてくれないかな?」

 

――サクライ、本を読み終え、カチューシャをつける

 

サクライ:

「ハイ。受ケル会社ハスベテ御社(おんしゃ)トヨビ、一人称ハ私(わたくし)ニシマス。欠点ハ絶対ニ隠シマス!」

 

マニュアル大魔王:

「よ~しよくできた。じゃ、サクライくん。面接で志望度を聞かれたらなんて答えれば正しい?」

 

サクライ:

「ハイ。『何ガ何デモ御社ガ第一志望デス』ト答エマス。」

 

マニュアル大魔王:

「わはっは~、パーフェクッツ!そのまま全ての面接に臨めば面接官はみ~んなだませるのじゃ!じゃ~な、お馬鹿な諸君。じゃ、俺は東京ビッグサイト(大阪ドーム)へ行って、就活生をどんどんマニュアル化しに行ってくるからな」

 

――大魔王としもべ、サクライは、舞台上手へ消えていく。

 

 

タカタ青年:

「くっそ~、またしてもサクライがマニュアル化されてしまった…。でも人事が本当に知りたいことって何だろう??(下に落ちている新聞紙を広げ)おやっ、深夜放送の「就活のから騒ぎ」って番組の収録が今日あるらしい。これは行ってみるしかないな!」

 

――タカタ青年は舞台下手へ消えていく

<暗転>

 

寸劇:第2部(マニュアル本ファイヤー)…(3分)

【後半】

自由交流の後、サライの前。

今までのプログラムによって企業の本音を聞けたタカタ青年たち。そして、いよいよマニュアル大魔王と一騎打ちとなる。マニュアル化の攻撃にも耐え、自らの意志を貫きついに撃破!最後、サライの合唱をタカタ青年が「皆で歌おう!」と掛け声。

⇒田代・平原登場。青年・魔王たち全員で次のサライに移る。

 

 

<暗転><舞台明るくする>

――舞台下手よりタカタ青年・サクライ登場。

 

タカタ青年:

「今日一日、人事の方の本音を聞くことができた。就職活動で大切なのは変に装うのではなく、ありのままの自分でいれば良かったんだ。もう、マニュアル大魔王には負けないぞ!」

 

サクライ:

「そうだ!そうだ!もうマニュアルなんかに流されないわ!」

 

――マニュアル大魔王が上手から登場

 

マニュアル大魔王:

「よく、戻ってこれたなぁ~。俺は今東京ビッグサイト(大阪ドーム)の就活生どもをマニュアル化してきたところだ!あとは小ざかしいお前たちを倒すだけじゃ!」

 

BGM【CD:E No:16 】

 

――タカタ青年、怒りに身を震わせる。ドラムが終わったタイミングで台詞。

タカタ青年:

「お前を倒す!!」

 

マニュアル大魔王:

「馬鹿め~、マニュアル本攻撃じゃ~!それ~」

 

タカタ青年とサクライ: ⇒⇒ 受け取らないでマニュアル本を交わす

「もう、その手には乗らないぞ!」

 

マニュアル大魔王たち:

「なぜだ、なぜマニュアル本を受け取らない。これを暗記すればどんな会社にも内定をもらうことができるんだぞ!」

 

タカタ青年:

「人事担当者さんが本当に聞きたいことは、マニュアル化した答えじゃない。自分らしさ、テクニックではなく、ありのままの自分を出すことなんだ!くらえ~!」

 

――と言ってタカタ青年は着ているスーツをグルグル回して攻撃。

BGMをフェードアウト

 

マニュアル大魔王:

「う~!そんな馬鹿な~ BGM【CD:C No:27(ファンファンファンファンファ~ン、残念でした)】 こんな奴にやられるとは…」

――とその場でしもべと倒れる

 

サクライ:

「タカタくん、やったね!(大喜び)これで世の中をマニュアル化から防ぐことができたよ!」

 

タカタ青年:

「マニュアル化した就活は誰のためにもならないんだ!皆がやるから自分もやるんじゃない。もっと着飾らず、自分の軸を大切にすればいいんだ!」

 

サクライ:

「そうだね!私もウワサ信じていた。み~んなと同じ会社をとりあえず受けていればいいって思っていた。もっと自分の気持ちを素直に表現しよう!」

 

タカタ青年:

「素直な気持ち…な~んか歌を歌いたくなってきたなぁ。よしゃ、じゃ今日ここにいるみんなで歌っちゃおう!」

 

――サライのイントロが流れる。田代・平原が登場。サライの説明、みんなで歌う。

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もう1回やりたいね、コレ!!

 

 

お次は木村さんです。台風でぎっくりしないでね!!!!