人生はミスマッチ
2009年12月1日 (火曜日)
こんにちは。伊藤です。
人生はミスマッチの連続。
それでいいのではないでしょうか。
大切なのは、描いていた未来と違う現実に向き合ったとき、柔軟に対応できる力を若いうちに身につけること。
最近そんなことを考えています。
・・・・・・
「きっとどこかにあなたにピッタリの会社があるんです!」
「きっとどこかにあなたにピッタリの仕事(適職)があるんです!」
これって、求職者(学生や転職希望者)を煽るために、“ビジネス”として生み出された、一種の“幻想”です。
どこかに、ピッタリの会社があるわけではありません。どこかに、ピッタリの仕事が転がっているわけでもありません。ちなみに、「本当の自分」なんてのも(少なくともインドや中国には)いません(今、そこにいるあなたが「本当の自分」です)。
「会社」や「仕事」は、商品ではありません。お金を払えば期待するもの(「入社」)が買えるわけでもないし、自分にとっての最良とは何か、という質問の答も、まず、分かりません。
会社も仕事も皆さん自身も、変わり続けるからです。
・・・・・
素晴らしい会社を仲間とともにつくるんです。
人に価値を提供できるレベルの仕事ができるように努力するんです。
そういうもんです。
今まで慣れ親しんできた「購入者」視点は早めに捨てたほうがいいです。
不況による就職難が騒がれ、不安も多くあると思いますが、突き詰めるのもほどほどに。「どこかにきっとピッタリの仕事」があるかもしれないけれど、ないかもしれません。
ご安心ください、明確な「理想の会社」「理想の仕事」「理想の働き方」がなくても、大人はそこそこ幸せに暮らしていくことができますから。
人生はミスマッチ。それでいいのではないでしょうか。
明日は、意外とお酒がイケる口の岩崎さんです。
これまでに頂いたコメント
4件コメントがあります
- 領収書 書式、書き方さん
- ひろさん
>>素晴らしい会社を仲間とともにつくるんです。
この気持ち忘れると会社で一人被害妄想にハマルんですよね。
読んでいて思わず自分は大丈夫なのか?と胸に手をあててしまいました。 - 本田ポンタ勝裕さん
就職は人が作った組織に入ること。
起業は自分が組織と仕事を作ること。
他社が作ったものに入って夢が叶うことは、幻想である。
ただ数年駆けてその幻想をより自分の理想の近似値に近づけることはできる。
な、伊藤は~ん! - 伊藤さん
ひろさん、本田ポンタ勝裕さん、コメントありがとうございます。
客観的にみて「うわ、めっちゃハードに働いているなぁ」という人ほど、被害幻想どころか充実した日々を送っていて、「手、抜いてんじゃん?」という人ほど、話してみると会社がどうのこうの「自分が与えられるもの」に執着し、被害幻想をもっている気がします。
本田さんの話はいつも分かりやすくて大教官…じゃない、大共感。
ね、本田さ~ん!
<strong>領収書 書式、書き方</strong>
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