パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

僕のおじさん論

2018年2月19日 (月曜日)

おはようございます。田代です。

同級生で中途採用候補がいるかどうか分かりませんが、
僕もだいぶおじさんになりましたからねぇ。

その「おじさん」について今日は一筆したいと思います。

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人の価値観は、時間や経験と共に、
人生観、職業観をはじめ、大きく変化すると感じています。

例えば、私は社会人になったばかりのころ。
電車の中にいるおじさんの行動に対して、非常に懐疑的でした。

・仕事で疲れ切って、死にそうな顔をしているおじさん。
・少年ジャンプを恥ずかしげもなく熟読しているおじさん。
・酔っぱらってつり革をブランブラン揺らしているおじさん。
・エッチなゴシップ雑誌を食い入るように熟読しているおじさん。
・スマホゲームをピコピコピコピコ誰よりも熱中しているおじさん。

このようなおじさんの行動は、
すごくカッコ悪いと思っていました。ださくて見ていられない。

電車に乗っている子供や青少年が見ているのだから、
嘘でもいいからかっこつけてほしかったのです。

私の就職活動を思い返せば、
実は、アパレル業界も数社受けていたんですよね。
受験理由は「おじさんをかっこよくしたい」。
真面目にエントリーシートに書いていましたから本気です。

あれから10年以上の月日が経過した今。

おじさんの電車で垣間見える無邪気な行動に対して、
私は心から認めるようになりました。

何があったのか。

もちろん、自分もおじさんになったこともありますが、
結婚をして生活が変わったことも大きいと思います。

世の中のおじさんは、
会社に行けば、真摯に仕事に取り組み、疲れ切って帰る。

自宅に帰れば、奥さんや子供の相手をするために
一度切ったスイッチを入れ直す気力もある意味必要になる。

これは意外と大変です。
そんなことを痛切に実感するようになりました。

ということは…

おじさんが無邪気になれるのは通勤電車だけなのかもしれない。

・仕事で疲れ切って、
死にそうな顔をしていいじゃないか。

・少年ジャンプを恥ずかしげもなく熟読してもいいじゃないか。
漫画を読んで、心から笑ってくれよ、おじさん。

・酔っぱらってつり革をブランブラン揺らして何が悪い。
たまには、思いっきり酔わせてやれよ。

・エッチなゴシップ雑誌を食い入るように熟読していいじゃないか。
くっだらない話こそ「力を抜いていけよ」という人生のエールになる。

・スマホゲームをピコピコピコピコ誰よりも熱中してもいいじゃん。
おじさんは高橋名人を見て育ったんだ。16連射して周囲をビビらせろ!

22歳の僕が見ていた電車の中のおじさんたちは、
35歳になった今、実は「ダサい」存在ではなかったと気づいたのです。

会社でも、自宅でも、毎日我慢をして頑張って生きているんだ。

せめて、一人の時間。通勤電車ぐらいは
純粋無垢で無邪気な「心の袋とじ」を開けさせてあげたい。

頑張れ、おじさん! 負けるな、おじさん!

そう思うようになりました。

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真面目な話。

人間の価値観なんて、本当変わります。

私の「おじさん論」は、あくまで一つの事例ですが、
職業観も大きく変わります。

一つの出来事、一人の出会いで、人の価値観は変わっていく。

学生の頃、思いもしなかった仕事をしていたりなんてザラですよ。
そんな変化を楽しんでもいいんじゃないかと思います。

毎日、就職活動に取り組む学生の皆さんに会っていると
将来を真剣に考えつつも、あまり決め過ぎず、大きな心を持って
人生を楽しんでほしいなと思ったので、このような話をさせていただきました。

日本の男児諸君。
めちゃくちゃ面白いおじさんになりませんか。

と、朝早くからくだらないブログにお付き合いいただき、
誠にありがとうございました。

そうそう。

自分、昨日の出来事ですが、

汗を拭こうと思って
スーツのポケットからハンカチを取り出そうと思ったら
ハンカチじゃなくて、なぜかハッピーターンが入っていました。

我ながらびっくりしました。
どうやらハンカチとハッピーターンを間違えて入れてしまったようです。

いやぁ、面白いなぁ、おじさん。
俺、なんて変なおじさんなんだろう。本当にくだらなすぎる。

さ、仕事、仕事。

続きまして、永遠のおじさんキラー。平原さんの登場です。