ポジションの話
2019年6月17日 (月曜日)
おはようございます。田代です。
さて、保坂さんのバトンを受けて。
野球の話で振られておりますので、今日はプロ野球をテーマに一つ。
(趣味の話で、申し訳ございません)
◆話のスタートは、プロ野球の交流戦から。
現在、プロ野球は交流戦真っ只中ですが、
先日行われた埼玉西武ライオンズvs読売ジャイアンツの試合をクローズアップしましょう。
自分は保坂さんのバトンにあるように、埼玉を愛するライオンズファンですが
この対戦の一つの目玉はジャイアンツに移籍した炭谷銀仁朗捕手と
球界随一の強打・ライオンズ打線の戦いでした。
炭谷選手と言えば、ライオンズの正捕手として長くレギュラーを守ってきた功労者。
選手としてもリーダーシップ、状況把握力、リード面も素晴らしく、
同時にプロ野球の選手会長や社会貢献活動も務める人格者です。
しかしながら、名門・大阪桐蔭高校から鳴り物入りで入団した森友哉捕手が登場し、
選手としての環境は一変。
森選手の天性のバッティングを球団は評価し、
チームとして正捕手として経験を積ませる選択をします。
ライオンズ愛の強い炭谷選手はでしたが
悩みに悩んだ中、出場機会を求めて今年からジャイアンツへ移籍します。
一方、こんな動きも。
炭谷選手の移籍に伴い、ジャイアンツの功労者・内海投手が
入れ替わる形でライオンズに入団したのです。
これには、ジャイアンツファンからも
「炭谷が来たから、内海がいなくなった」
「どうせジャイアンツの正捕手になれないから無駄だ」と
かなり厳しい意見が寄せられました。
というのが、今日までの流れ。
ふー、野球に興味のない方に、ここまでのドラマが伝わったかしら。
さて自分、ライオンズファンですが、
実は炭谷選手の移籍の決断は断固として支持します。
なぜならば、選手は一軍の試合に出てナンボだからです。
色々な考え方はあると思います。
このままチームの功労者として程々に頑張るとか、
一軍に出れなくても、二軍で若手の育成に当たるとか。
でも、選手は試合に出る気概を失った時点で引退すべきだと私は思います。
プロの世界は、そういう場所です。
先日の交流戦で、ライオンズ投手から打った炭谷選手の3ランホームラン。
これには意地を感じ、とても感動しました。
◆ポジションを勝ち取る、いや、必死で探す。
プロ野球でも草野球でも少年野球でも。
野球は9人で行うスポーツですが、
全員が全員、スタメンで出れる訳ではありません。
同じポジションにはライバルもいるでしょうし、
チーム内競争を勝ち取ることが、最初の関門と言えるかもしれません。
私は小中高大、そして社会人チームと部活動やサークル活動に関わってきましたが、
やっぱり試合に出る、つまり第一線に立つ経験に勝るものはないと実感しています。
思えば、
小学校のソフトボールクラブに所属していた時は、
ピッチャーのポジションが足りないので
ここなら出れるチャンスがあると思って頑張ってみましたし、
中学校の野球部の時は、
自分の意向とは反して、顧問の先生の薦めで、
背が高いのでファースト、手が長いのでピッチャーをやり切りました。
(なんとまぁ、すごい理由)
自分の存在価値を発揮し、
チームに貢献できるポジションはどこなのか必死で考える。
いつぞや「置かれた所で咲く」いや「咲ける所に意思を持って飛ぶ」という
スタンスが出来上がっていたのかもしれません。
これは、スポーツに限らず、仕事においても同じだと思っていて。
現在の会社の状況を踏まえつつ、チームが必要としている事象と、
自分の能力が最大限に発揮できる場所を真剣に考える。
何でもいいと思うんです。宴会部長、情報通、掃除好き。
人の能力は無限大だと本当に思っているので、発揮できるポジションは必ずあります。
大事なのは、誰かに見つけてもらうのではなく、自分で考え、探し出す。
こうした泥臭く、必死に知恵を振り絞るプロセスが重要なのではないかなと思う今日この頃なのでした。
最後に。
余談ですが、またプロ野球の話。
昨日の千葉ロッテマリーンズと中日ドラゴンズとの一戦。
ロッテは、9回に5点差をひっくり返す劇的な幕切れでしたが、
最後にサヨナラヒットを打った鈴木大地選手。私、すごく好きです。
彼は、チーム事情でレギュラーを外されたものの、
チームに貢献できる場所を必死で探し、
サードやファーストなどどのポジションでも泥臭く出場しているムードメーカー。
その献身的な姿勢はチームメイトやファンからも親しまれています。
鈴木大地選手の直向きさ、プロ根性、泥臭さ。本当に尊敬しています。
頑張れ、大地!!
ということで
次は、器用さと泥臭さを兼ねそろえたスーパーマン・平原さんです。