三歩歩いて、五歩下がった
2008年8月1日 (金曜日)
水前寺清子が歌っていますね。
「幸せは歩いてこない。だから、歩いて行くんだよ。
一日一歩。三日で三歩。三歩歩いて、二歩下がる」と。
三歩歩いて二歩下がるなら、まだいいですよね。
私の人生、三歩歩いて五歩下がることが往々にしてあります。
五歩下がった時の私は、いつも大掃除をすることにしています。
いらないものを捨て、自分が本当に大切にしているものを精査するためです。
捨てないものは、自分が大切にしているもの。
また、自分の原点となるもの。
今回の大掃除では、こんなものを見つけました。
大学時代に活動していたNGOで出会ったモスレイ(インドネシア人)
からもらった「モスレイPHOTO」。
インドネシアの草原で、アクターごっこをした時の写真だそうです。
当時、東南アジア各国の若者と交流を深めていた私は、各国の若者の
勤勉さ、バイタリティ、パワーに圧倒されていて、「日本が危機だ」と感じていたものです。
当時暴れん坊だった私も、さすがにこのポーズで写真は撮れません。
とても悔しかったのと、羨ましかったのを覚えています。
そうだ。
視点を外に外に、大きく大きく持たなければ。
そんなことを思い出しました。
……………………
また、こんなものも見つけました。
岩崎と木村が入社した時に送った、お祝いのメッセージです。
あせらず耕す
-準備の大切さを知った。
あせらず植える
-希望の種を蒔くことを知った。
あせらず話し合う
-愛されてることを知った。
あせらず肥料をやる
-収穫するだけではなく
帰還することを知った。
あせらず水をやる
-植物に水と日光と土が必要なように、
人間にも生活のバランスが大切だと知った。
あせらず余計な草を取る
-取り除かないと育たないことを知った。
あせらず見守る
-我慢することを知った。
あせらず祈る
-一生懸命やれば素晴らしい収穫が
あることを知った。
あせらず感謝する
-謙虚な気持ちになることを知った。
「エミリーへの手紙」という小説の一節から引用したメッセージです。
つまづきそうになる時こそ、小さなことを大切にしていくことの大切さを
新入社員の二人に伝えたかったのです。
最近は、小さなことの大切さを忘れていました。
まるで今の私に向けたメッセージに思えて、ちょっと元気が出ました。
就職活動中の皆さん。
なんだか調子が出ないとき、どうぞ身の回りを整理してみてください。
きっと自分自身を鼓舞してくれるものが、偶然の産物のように出てくる
はずですよ。