パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

正しく歩く

2008年12月16日 (火曜日)

こんにちは。最近、「ゴマ」にはまっている長崎です。

私は、今の体型からは想像もつかないのですが
中学、高校、大学と陸上競技部で短距離の選手でした。
砲丸投げでも円盤投げでもハンマー投げでもないですよ!
 短距離の選手です

馬力で走るタイプだったので、ストライド(歩幅)が狭いのが弱点。
「長崎は股関節が固い!」と言われ続け、来る日も来る日もストレッチ。
それでも、私の股関節は言うことを聞いてくれませんでしたけどね。

なぜそんなことを思い出したかというと、
先日、駅から会社までの道のりを歩いているときに、
「私の歩き方って汚いなぁ」と改めて思ったからです。

股関節が動いていない。
体幹を使って歩いていない。
どかどか、ずかずか、歩く音がうるさい。

歩く音がうるさい人は、正しく歩くことができていません。
正しく歩けない人は、速く走ることもできません。

陸上競技において、「正しく歩く」ことは基本中の基本なのです。
どんなにきつい練習をしても、練習メニューを研究しても、
高いシューズを買っても、「正しく歩く」ことができていないと、
効果は半減なんですね。

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スポーツって、仕事に通じる部分が多々あります。
私は正しく歩けているだろうか。基本を身につけているだろうか。
基本を身につけずに練習ばかりしていないだろうか。

自省の日々です。

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きっと、就職活動にも通じる部分があると思います。

セミナーやイベントに足を運ぶことも非常に重要。自己分析だって
やらないより、やる方がいい。エントリーシートの書き方を学ぶのも
とても重要。

でも、これらは本番に向けての練習。
練習ばかりしていても、基本ができていないと効果は半減なんです。
しかしながら、練習しないと能力は伸びないのも事実ですね。

(ついでに付け加えると、「これは何のための練習なのか」
意識して練習しないと、思ったような効果は出ませんね)

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では、就職活動における「正しく歩く」はなんでしょうか。

私の意見ではありますが、「正しさ」は礼儀やマナー。
人として当たり前のことをできているか。

「歩き方」に一人ひとりに癖があるよう、「正しい歩き方」は、歩き
方の個性を尊重したその人によってベストなものが、一人ひとりに
あるのだと思うのです。

あの子がセミナーに行っていたから、あの人からこんな情報を聞いた
からなど…。周りに惑わされないでほしいと思います。

みなさん自身の「正しい歩き方」をぜひ見つけてください。
心が楽になるはずですよ。

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今就職活動している方々は、知らないかもしれませんが、
昔「天才たけしの『元気がでるテレビ』」というテレビ番組がありました。

馬鹿なことを徹底的にやる番組で、私のお笑い的人生に多大なる影響を
及ぼした番組です。

一番心に残っているのは、話すと入れ歯がとれてしまう「エンペラー吉田」
というおじいちゃん。番組内では面白おじいちゃんとして取り上げられて
いましたが、私が一生忘れられない名言をいっていた人でもあります。

その名言とは、

「偉くなくとも、正しく生きる!」

基本を忠実に!当たり前のことを当たり前に!
正しく歩き、正しく生きよう!

2008年年末、「今年は不幸な1年だった~」と嘆きそうになっていた
ナガサキの決意表明です。

次は、日本刀のような切れ味ある正しさを持つ平原です。

髪切った?の一言。

2008年12月15日 (月曜日)

こんにちは。田代です。

12月に入り、パフでも就職イベントが増えてきました。

私も運営者として、パフLIVEで司会をやったり
各企業さんとのコラボレーションセミナーの進行を務めたり…
とにかく人前に出ることが増えたんです。

パフのイベントでは、最初にアイスブレーキングというものを
行います。いわゆる場の空気を和らげること。
緊張感のある中で、開始早々から本題に入っても疲れてしまうので
いわゆるエンジンを温めておく行動です。
(きっとイベントに参加された方は分かるはず!)

でも、司会をやる身の本音としては…
アイスブレーキングで何をやれば良いか結構迷うんです。

その場にいる学生さんの雰囲気や季節柄、今話題のトレンドなど
何を題材にして話を進めていけば場が和むのかな~っと。
(必死です)

そんな色々と悩む今日この頃、なぜかこの言葉が浮かんできました。

「髪切った?」

そう。『笑っていいとも』のタモリさんの定番。
何気ない一言ですが、実はアイスブレーキング(話の切り出し)の
とても大切なポイントを突いているな、と。

何かと言うと、その人の何気ない様子・しぐさに
ちょっと触れてあげると言うことです。
天気や気候の話題もいいけれど、もっと相手にポイントを置いて
話を切り出してあげるとより親密になれるような気がします。

「今日、○○さん遠くから来てくれてありがとう!」
「カッコいいスーツ着てるね!」
「ビシッと決めて、気合入ってるねぇ」     など

簡単なことで良いので、相手の様子・しぐさに触れると
程よい距離感を保ちつつも、懐に入った印象を受ける。
まさに、タモリさんの「髪切った?」は
端的でありながら、核心を突いた言葉でもあるなと思いました。

さて、イベントも年末年始でさらにピークに入ります。
お会いする学生の皆が、真剣かつ楽しく過ごしてもらえるよう
私も頑張っていきます。

次は、先輩、長崎さんです。

後輩を見ながら思ったこと。

2008年12月12日 (金曜日)

こんにちは。パフの高田です。

週に何回か、パフの内定者のK君、T君、Oさんがお手伝いで出社してきています。
自分よりも年下の人間が社内にいると、社内に活気が出るし、こちらもピリッとする。

そういえば、これで後輩が入ってくるのも2回目です。
もちろん、1回目は、現在2年目のイワサキさんとキムラさんが入ってきた時だった。

1回目と2回目では、何かが違うなぁと思っていました。

考えてみると、1回目のときは、先輩らしくしなければ!と思っていました。
すごく、気を張っていて、変なところばかりに気を使っていたように思います。
(出来ない姿を見せては、駄目だ。とか)

でも、先輩だって人間です。
出来ないこともたくさんあるって分かりました。

逆に、後輩だからって、先輩よりも全てが出来ないわけではありません。
もう既に、内定者の方が出来ることだってあるはずです。

今回は、無理に力を入れずに、後輩の良いところを真似ようと思います。
もちろん、社会人の先輩として、注意すべきところは伝えます。

そういう感覚って、今までありませんでした。
自分のなかで、新しい視点が生まれたように思います。

働くと、色々感じられる。
面白いなぁ。

次回は一つ先輩である田代さんです。

みなさんこんにちは! パフの杉平です。

今日は当社社長 釘崎のコンサートデビューの日でーす!!
みなさん、今夜の 「釘さん日記」 はお見逃しなく

さて、あっという間に12月も半ば・・・
スケジュール帳リフィルの2009年版をまだ買っていないわたしは、
最近、予定を書こうと思うとそのページがなくて
とりあえずメモのページに書いておく、なんていうことが急に増えてきました。

ちなみに私の手帳はすごーく重いのです。
理由はいくつかありまして

1.毎日持ち歩いてどこでも使うのでしっかりした皮のカバーにしている

2.たっぷり書きたいので必ずA5サイズ

3.スケジュールは見開き1週間タイプで丸1年分を常にキープ

4.人の話や読んだ本から得た、憶えておきたい言葉などを書き込むページが多い、
  しかも、過去のものを捨てないので増えていく一方

5.何かあったらすぐ書けるようにお礼状用の綺麗なハガキや、
  お金を渡すときのポチ袋なんかがいっぱい挟まってる

なんとか少しでも軽くしたいのですが、どれも譲れないのですよね・・・

とくにスケジュールは、これ一つで仕事とプライベート、
全ての予定とTODO (その日やること) を管理しています。

仕事のことは仕事用のスケジュールで管理する、
という方もいらっしゃると思いますが、私はどうもそれが苦手です。

私にとっては、仕事があってのプライベート、プライベートがあっての仕事。
自分自身が持っている限られた時間をうまく割り当てたり、バランスをとったりしていくには、別々に考えているとどうもおかしくなってきちゃうんです。

かなり前になりますが、糸井重里さんのトークショーを見に行ったとき、
こんなことをおっしゃっていたのを思い出します。

 「ワーク・ライフ・バランス」  とは、要するに 「公私混同」 です! と。

そして、手帳を仕事とプライベートで分けないほうがいいのです、とも
話していらっしゃって、激しく同感したことを憶えています。

ちなみに、 「ワーク・ライフ・バランス」 とは、
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老若男女誰もが、仕事、家庭生活、地域生活、個人の自己啓発など、
様々な活動について、自ら希望するバランスで展開できる状態。
このことは、 「仕事の充実」 と 「仕事以外の生活の充実」 の好循環をもたらし、
多様性に富んだ活力ある社会を創出する基盤として極めて重要である。
(男女共同参画会議、仕事と生活の調和に関する専門調査会の中間報告書より)
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だそうです。

今年は1月に社長室に異動になって最初の1年、
振り返るとペースが掴みきれずにバタバタと過ぎてしまった気がします。

来年は更なるバージョンアップをして、充実した年にしよう!

・・・と、その前に来年のスケジュール買ってこなくちゃ

次回は、パフで経済知力No.1を誇る、高田です。

プロフェッショナルに学ぶ

2008年12月10日 (水曜日)

こんにちは!いつもなぜかドタバタしている木村です。

先日、たまたまNHKのテレビ番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」を見ていたら、
「脳活用法」について取り上げられていた。

ひらめきが必要な時は、考えて考えて、とことん考えて、そして「寝る」のが良いらしい。
あの宮崎駿も、「眠りから覚めたときが、一番頭の働きが良いのだ」というような話をしていた。

また、アイディアは、外界の情報がある程度遮断された場所で生まれてくるらしい。
現代社会では、身の回りに情報があふれ過ぎているのだが、自分の中で情報の整理を
することが大切だそうだ。
だから、トイレやお風呂など、用意にメモが取れない場所でアイディアが生まれるんだろう。

考え抜いて、えいや!と覚悟を決めて寝る。
身の回りにある情報をシャットダウンして、自分の頭の中を整理する。

これって、今の自分にはあまりできていないことかもしれないと思った。

できない、終わらない、どうしよう、と、遅い時間まで粘って過ごしてしまったり、
たくさん詰め込もうと思って、ありとあらゆる情報を集めては覚え切れなかったり。

大切なのは、「自分がどうしたいか」という意見や主張なのに、
上記のような過ごし方をしていては、「自分の考え」は生まれてこない。

もちろん、粘ったり、情報を集めたりすることは必要なことだけれど、
「内容が薄いもの」だったり、「ただ情報を羅列しまとめただけ」では、
せっかく自分自身が関わる意味がナイ

そういえば、卒業論文を書くときも、同じようなことで悩んだ気がするな……。
と、ふと文章を書いていて思い出した

集めた情報を、いかに咀嚼し、自分のものとして「生み出す」か。

社会人として大切なことに、気づくことができた学びだった。
茂木さんに感謝

※NHK 「プロフェッショナル 仕事の流儀」

http://www.nhk.or.jp/professional/index3.html

お次は、釘崎校長のコンサート準備で忙しい杉平です!

マイペース♪

2008年12月9日 (火曜日)

こんにちは。今年は風邪もひかずに元気に働いている岩崎です。

「最近就活始めたばかりでまだ全然なんです」
「周りの人達見てるともっと就活しなきゃと思います」

私がパフで働き始めて、就職活動中の学生からよく聞く言葉です。
皆さん年内からパフを含む色々なイベントに参加をして、
自己分析や企業研究に取り組んでいるにも関わらず、です。

私が就職活動をしていた時、年内は大学内で開催されるセミナーに参加して、
12月になって何度か企業のオープンセミナーに参加した程度でした。
当時の日記を読み直してみると、12月中旬あたりで
「年内の就活は今日で終わりです!」と書かれたものがありました(笑)
それでいいと私は思っていましたし、今でもそれでよかったと思っています。

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最近は、景気の悪さや売り手市場の終結、就職活動の早期化など、
皆さんをはやしたてる情報がたくさんありますし、焦ってしまう環境だと思います。
…が、就職活動では「自分のペース」を大切にしてほしいと思います。
その理由は2つ。

1つは、多くの企業の内定出しは来年早くても4~5月です。
ということは就職活動は今から半年先までの長丁場です。
スタートダッシュももちろん大切ですが、もっと大切なのは走り続けること。
最後まで諦めずにゴール(内定はゴールではないですけどね…)することが
何よりも大切であり、必要不可欠なのです。
自分なりのペース配分ができないと、途中で疲れてしまいますよね。

もう1つは、就職活動のときに、自分が心地よいと思うペースを把握しておくことは
仕事を選ぶときにも、仕事を始めたときにも役に立つと思います。
1週間予定が詰まりっぱなしで一日に何個も予定があっても平気なのか、
7日間で1日は何にもしない日がないと次からの1週間頑張れないのか、
どういうペースが過ごしやすくて、どんなペースだとしんどいのか。
それが自分でわかっていると、無理をすることがなくなると思いますよ。

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とはいえ、自分のことって自分ではなかなかわからないものです。
今焦ってしまっている人、漠然とした不安を抱えている人、
ぜひこの年末年始に自分をよく知る人と過ごす時間を作ってみてください。
家族でも友達でも恋人でも構いません。
そして、「どんな人に見える?」と聞いてみてください。
自分では大したことじゃないと思っていたことが、人から見たら強みだったり、
自分では気付いていなかったクセや傾向を指摘されたり。

将来を決める大事な時期ではありますが、
いい時はいいし、ダメな時ダメです。
肩の力を抜いて、最後まで走り抜けましょう。

次回はマイペースなようで意外に振り回されている?木村です。

思考の粘着力

2008年12月8日 (月曜日)

こんにちは。引越しをした伊藤です。

学生と社会人の違いのひとつは、正解を教えてもらう機会が多い(そしてその再現性で「先生」という人に評価される)学生と、そもそも正解なんてない世界で生きる社会人、です。

だから当然、「○○してもよいのですか?」「こういう就職活動のやり方は正しいですか?」と就職活動は疑問を社会人にぶつけ、「就職活動にそもそも正解なんてないよ」と社会人は戸惑いながら答える、という構図が生まれます(たぶん両者とも「ん?」となる違和感トーク)。

社会人は学生に言います。「自分の軸を見つけることが重要です」

学生は思います。「軸はどうやって見つけるのか、見つけ方を教えてほしい」

仕事では、どれだけデータを集めてみても、どれだけ経験を積んでみても、「だからこのやり方が100%正しい」という方法にたどりつくことはありません。より効率的なやり方があるかもしれないし、より効果的なやり方があるかもしれない。一見関係ないようなことがキーになることもあれば、まったく把握できない外部要因でいきなり綿密なプランが弾け飛ぶかもしれない。そもそも、「人」と「人」が「ビジネス」をするのだから、「完璧なプラン」を立てることが不可能です。

では、どうするのか。

・・・ノリ?

そんなことはありません。

要素を分解し、客観的に眺め、より良い策を考える。策を実行して、評価され、改善する。その繰り返しです。

(特に日本という国のビジネスマンにより一層)重要なのは「考えること。考えることを途中でやめないこと。完璧なロジックなんてないんだから、どこかのタイミングで判断し、行動すること。また考えること」です。

12月に入り、就職活動も徐々に本格的に始まると、当初考えていたことと違う結果が出てくるなんて当たり前におきてきます。そのとき、再び考え、再び行動することです。それが、社会人になってからもきっと、あなた自身のチカラになります。

風邪に気をつけて、今日も元気に動き回りましょう!

明日は、メガネの岩崎です。

30歳。

2008年12月5日 (金曜日)

こんにちは。30歳になりました吉田です。

漫画編集者だったのはいまや過去(21歳~26歳)。
かつての上司や仲間、お世話になった方々に年に数回呼び出され、
たまに足を運びます。先日の集まりには新顔がいました。
漫画家の高世えり子さん。本までお送りくださったので、
【少し宣伝です】→「理系クン」(文藝春秋刊)絶賛発売中です。

さて、30歳になり、まわりからはやっと一人前だな。
など、たまに言われますが、全然まだまだ半人前の未熟もの。
これからだと自分では考えています。

30歳になったので宣言を。
あたりまえのようですが、あえて書きます。

■忙しさにかまけて、疎遠になった方々と連絡をとる。
仕事、育児、出産。日々、忙しいことには
かわりないですが、それだけを理由にして、
疎遠になることは避けたいですね。

■自分の健康、家族の健康をまじめに考える。
家族が具合が悪いときは、比較的敏感に反応しますが、
自分の健康については、無頓着でした。
ちゃんと自分の体にも向き合うことが大事。

■マイナスな言葉は極力発しない。
先日電車のなかで、大きな声で
「別に、○○だし」「どうせ○○だし」と
マイナスな言葉を多く発する人をみかけ、
嫌悪感を感じました。
※家に帰っても、会社でも、ほか、公共の場でも。
まわりへの気配りは大事。

今日は3つ。

少しずつ、素敵な30代に近づけるよう、努力し、
前進しようと思っています。

次は、最近ようやく新居に引っ越ししたらしい伊藤です。

おくりびと

2008年12月4日 (木曜日)

こんにちは、31歳になりました吉川です。

昨日、遅ればせながらモントリオール世界映画祭・グランプリを受賞した
「おくりびと」を見ました。 ⇒ http://www.okuribito.jp/

本木雅弘演じる「納棺師」のお話なのですが、見ている最中、
何度も心の中で「職業に貴賎なし」というコトバが浮かんできました。

小さい頃からチェロ演奏者を目指して生きてきた主人公が、職を失って
田舎で納棺師をやるのですが、その職業柄、友人や奥さんも
「汚らわしい」と忌み嫌い、皆、主人公から離れていきます。

主人公自身も、初めはお金のために仕方なく始めた職業だったのですが、
真剣に仕事に向き合ううちに、目の前で感謝してくれる人たちの喜ぶ顔や
一緒に働く人たちがなぜこの仕事をしているのかを真剣に聞くうちに、
自分の仕事に誇りをもつようになり、
誰になにを言われようと続けることを決めるのです。

最後には、
仕事を真剣に行う主人公の姿をたまたま目の前で見ることになった
奥さんや友人も、その仕事に対して理解をしてくれるようになります。

 目の前の人に喜びを提供できている実感。
 自分がなぜこの仕事をしているのか、という自分なりの意味づけ。
 一緒に働く人たちへの尊敬。
 自分の仕事に誇りを持ってやりぬく姿勢。

こういったことがひとつでもあれば、
どんな職業であろうと、誰になんと言われようと、
「天職」だと言えるようになるのだろうと思います。

始めは合わないと思っていたことも、とにかく本気でやり続けることが、
上にあげた項目をつくりだす近道だとも思いました。

私も最初は「営業なんて絶対やりたくない!」と思っていました。
「名前もしらない、社員数10人にも満たない会社に入るわけがない」とも思っていました。

でも今思えば、パフで働くことは天職かも!?とさえ思えるから不思議です。
仕事ってやっぱり面白い。

なんで働くんだよ~~
なんてことに悩んでいる皆さん、「おくりびと」オススメです。

明日は、漫画家さんや漫画編集者さんのお友達が多い「吉田ママ」です。

あやまる

2008年12月3日 (水曜日)

食欲の秋。食欲大爆発の村上です。

最近、引っ越しました。
そして、引越しにともない、通勤に利用する沿線が変わりました。

そこで、気づいたことが一つ。
今回の沿線の鉄道会社の方は、謝るときに心がこもっているなぁ、ということ。

都心の通勤ラッシュ時には、不慮の事故や故障で、電車が遅延してしまうことが多々あります。
乗客は、イライラ焦りながらも、電車が動き出すのを大人しく待つしかありません。
そんなザワついた車内に流れる状況説明と遅延のお詫びをする車内放送。
今まで、私はこの車内放送に違和感を持ち続けてきました。

『お急ぎのところ、誠に申し訳ございません』
という丁寧な言葉は繰り返されるのですが、心が感じられないのです。

「ホントは悪いと思ってないんじゃないの。
線路に落し物なんて、鉄道会社のほうがいい迷惑だよね。
謝りたくないなら言わなきゃいいのに…ブチブチ」

遅刻が心配で焦る私は、心の中でブチブチブチブチ毒づいてきました。

しかし、新しい路線を利用するようになってからは、
(気のせいかもしれないのですが)お詫びの言葉に心を感じるのです。
社員教育の違いでしょうか?

このことで思い出したことが一つ。
社会人になりたての頃、一番難しかったのが、自分ではどうしようもない不可抗力で
お客さまに迷惑をかけ、謝らなければならない時の対応でした。

お詫びの言葉を口にしても、頭を下げても、心から「申し訳ない、詫びたい」と思っていなければ、
相手にはわかってしまいます。
詫びの場面で、心を通わすことができなければ、その相手は二度と本気でこちらを相手にはしてくれません。
しかし、逆に、誠心誠意謝って、気持ちが伝われば、相手もこちらの立場をわかってくれて
ピンチがチャンスに変わるということもありました。
痛い思いをずいぶんして得た、貴重な教訓です。

頭ではわかっていても
「これくらいなら、まあまあ、そんなに問題にならないだろう」、思ってしまいがちです。
相手が親しい間柄や近い存在であればあるほど、「今のは自分が悪い」と思っても、
すんなり「ごめん」が出てこないこともあります。

仕事上ではもちろん、仕事を離れても、悪いと思ったら素直に心から謝れる、
そんな大人でいたいものです。

次回は、感情量は西郷ドン級の吉川先輩です。