面接側の思考
2009年1月28日 (水曜日)
こんにちは。情けないことに、インフルエンザになった伊藤です。
多くの方が、試験期間中ですね。ちなみに私が学生のころは、試験前には、図書館をよく使用していました。勉強目的が半分、真面目に授業に出ている友人を捕まえる目的が半分です。
そんななか、エントリーシートの〆切も迫ってきて、忙しい日々を送っているのではないでしょうか。
私が学生の皆さんから受ける相談も、具体的な面接の話が多くなってきました。
というわけで、改めて(以前も書いた気がするので)、私が考える「面接」とは。
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「面接」とは、企業側から見れば「自社で活躍しそうな人を見極める」行為。
学生の皆さんにありがちな勘違いは「面接の上手な人が採用される」ですが、そんなことはありません。(一瞬の受け答えの「反射力」のようなものが求められる仕事であれば、面接の上手な人、は評価が高いと思いますが)
では、どのようにして、活躍しそうかを見極めるのか。
それは「Aさんは、どのような状況で、どのように考え、どのように行動するのか。そこから何を学んだのか」を確認し、「では自社に入社したら・・・」を推測することで、です。
ポイントは
・「働くこと」は日常であること
・「働くこと」はチームで行うということ
・「活躍する人」は素直さと謙虚さをベースに備えている、と捉えている企業(採用担当者)が多いということ
だから「Aさんは日常生活のなかの、特に集団の活動のなかで、どのように考え、どのように行動する人なのか。そこに素直さと謙虚さはあるのか」を事実を基に確認し、そこから「自社で活躍しそうか」を見極めていく、ということになります(分かりづらくなってきました)。
「じゃあどうすればいいんだ」という声が聞こえてきそうですが
・自分という人間の客観的把握
・集団のなかでの自分の役割
・どのような状況で、どのように考え、行動してきたかの整理
あたりだと思うのです。
面接の練習を人の何倍もやったからといって、何倍のアウトプットが見込めるわけではありません。
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ということをわざわざ書こうと思ったのは、不安からか、「就職活動、一筋!」の人が今年も多く出てきそうだからです。でも、就職活動のためだけの大学生活にはしてほしくありません。「後悔したくないので就職活動を一生懸命やります」という姿勢は共感しますが、「一生懸命」にも、ラインを決めたほうがいいと思います(週1日はのんびりする、とか)。
就職活動は、今まで受験勉強で行ってきたような「入力(努力)を2倍にしたら、出力(結果)が2倍」という世界ではありません。「縁」が大きく左右します。だからこそ、「縁」を大いに活用してほしいのです。これまで出会った社会人、これまで出会った企業や仕事、今一度、ゆっくり思い出してみませんか。
応援しています!そしてインフルエンザになりませんように。
次は、入社2年目の岩崎です。