詩をひとつ。
2009年5月7日 (木曜日)
みなさんゴールデンウィークを楽しまれたかと思います。
私は、3泊4日帰省する予定です。
※この日記はGW前に書いています。
昨年読んだ、
和田アキ子さんの本「おとなの叱り方」に引用されていて、
心に残った詩をご紹介します。
とても有名な詩なので知っている方も多いと思いますが、あえて。
「自分の感受性くらい」--詩・茨木のり子---
ぱさぱさに乾いていく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
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パソコンのメモに貼り付け…主に自分自身を奮い立たせたいとき、
叱ってやりたいときに読みます。
私はとくに後半の3行が好きです。
さて、冒頭にも書きましたが、帰省してきました。 ←後日追記
実はアカデミー賞受賞映画「おくりびと」のロケ地である、田舎(山形県酒田市)。
観光客が多く、市内の至るところに「ここがロケ地」という看板があり、
嬉しくも、少し寂しくもあり複雑な気持ちでしたが、
せっかくだからと写真を撮ってきたので少し見てやってください。
帰省中、まだ「おくりびと」を見ていない私は、母に解説してもらいました。
↑母に解説されて知った「NKエージェント」の入り口(写真左)
↑おばあさんにルーズソックスをはかせるシーンで登場したという「あらき米屋」(写真右)
↑「おくりびと」ロケ地ではありませんが息子を引き連れ、出羽三山のひとつ「羽黒山」へ。
藤沢周平作品映画のロケ地。写真右は入り口入ってすぐにある、国宝「五重塔」。
次は、東北育ちの伊藤です。