士別三日、即更刮目相待
2009年6月9日 (火曜日)
こんにちは。最近「メガシャキ」を飲みすぎている土田です。
学生時代の、毎日8時間以上寝る生活からすると、
今の生活は、睡眠時間約50%カットという劇的な変化。
いまだに完全適応できていないようです。
さて、前回お二人もコメントを頂きまして、
テンションがあがっております。
またやってまいりました、故事成語的世界。
みとぅお様のリクエストにお答えして今回はお送りします。
悠久の時を経ても変わらぬ不変の真理をお楽しみください。
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【士別れて三日刮目して相待すべし】
出典:「呂蒙伝」 陳寿『三国志』
意味:
「人は成長するものであるから
久しぶりに人に会うときは、目をしっかり開けて
新しい気持ちでその人のことを見なければいけない」
この成語のウラには、
どんなエピソードが隠されているのでしょうか・・・
以下ご覧ください。
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時は、土田が大好きな三国時代。
そうです。
「三国演義」の三国時代。
「魏・呉・蜀 天下三分」の三国時代です。
呉に、呂蒙、字を子明という武将がいました。
この呂蒙、
若いころはいわゆる「猪武者」。
武芸一辺倒で、
学問はからきしという有様でした。
しかし、ある日。
主君の孫権に無学をたしなめられた呂蒙は一念発起。
古典、兵書を読み漁り、猛勉強の末、
知友兼備の猛将へと成長したのです。
そんなとき。
魯粛という武将が、呂蒙をたずねてきました。
この魯粛と言う人物。
政治、外交に辣腕をふるう、
孫権軍の大都督(総司令官のようなもの)。
呂蒙昔の姿しか知らない魯粛は、
見違えるほど成長した呂蒙に驚き、
こう言いました。
「呉下の阿蒙に非ず」
(「阿~」とは、中国語で「~ちゃん」という意味で、
子供を呼ぶときなどに使われます。
ここでは、「もうあのときの蒙ちゃんではないな。」
というような意味です。)
それを聞いた呂蒙が言ったのが、
今日の成語。
「士分かれて三日、括目して相対すべし」
呂蒙の毅然とした態度に
魯粛は大いに感動し、
以後呂蒙を二度と子ども扱いすることは無かったそうです。
その後、呂蒙は魯粛亡き後、大都督を勤め上げ、
劉備軍との戦いではあの関羽を捕らえ、討ち取るという
功績を挙げるにいたりました。
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入社してからというもの、毎日失敗の繰り返しをしている私。
かなり精神的にアップダウンの激しい毎日です。
正直、気持ちが折れそうになることもあります。
しかし、逃げずにあきらめなければ、
「呉下の阿蒙」から変われるはずです。
呂蒙も、逃げずに猛勉強したからこそ、
後年の姿がある。
私も、合うたびに人を括目させる男になれるよう。
これから、精進していきます。
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なんか、決意表明みたいな感じで
無理やりまとめましたが、
今回の「成語的世界」はこれにて終了です。
次回は、私と同じく気にしぃな長崎です。
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これまでに頂いたコメント
3件コメントがあります
- 匿名さん
- 土田さん
2度目のコメント、ありがとうございます!
「成長できる新人」は
失敗にめげない・失敗から学ぶ
ことができる人なんでしょうね。
苦しいときこそ、正面からぶつかっていきます。
次回もご期待に添えるよう、がんばります! - deerさん
こんにちは deerです。
今回は三国志演技ですね。
吉川(安由さんでなく英治さん!)三国志を読み、NHK人形劇「三国志」を見て育った僕としましては、やっぱり土井晩翠さんの詩が真っ先に浮かびますね
星落秋風五丈原
祁山悲秋の風更けて 陣雲暗し五丈原・・・
蜀軍の旗光無く・・・
丞相病篤かりき。
一昨年、飯田市の「川本喜八郎人形美術館」で、初めて諸葛孔明公を目の当たりにした時は大感激したものでした。森本レオさん扮する孔明の台詞が、聞こえてくるようでした。
故事成語的世界、私も楽しみにしています!
こんにちは、みとぅをです
なんかすみません
ラジオの深夜番組ではがきを読まれたようで
うれしいです
ありがとうございます
土田さんがそうであるように
社会人1年目の「新人」時代って
人生の中でももっとも成長できる時代ですよね
わたしは今、社内の教育担当なんですが
弊社の新人たちにも、
周りのひとが「刮目」するくらい成長してほしいと
強く思っていますし
そんな若手の成長に負けないように
自分自身も、「刮目」させる存在で
あり続けたいですね~
故事成語的世界、楽しみにしています!