パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

俊輔、応援してます!

2009年6月24日 (水曜日)

みなさま、こんにちは。
異業種転職など、様々な経験をしてきて、
そろそろ履歴書の行が足りなくなるのではと心配している杉平です。

昨日の新聞、スポーツ欄に掲載されていたのは
「中村俊輔 スペイン一部のエスパニョールへ移籍」のニュース。

実はその昔、
アラブのオマーンで全日本のアウェイ戦を観戦したこともあるほど、
サッカーファンだった時期がありました。

俊輔がもう30歳(!)という事実に自分の年齢を思い知らされ、
個人的にショックを受けたことはさておいて。(笑)

愛着のある古巣・マリノスに戻ることよりも、
より選手として険しい道になるであろうスペイン1部リーグへの
移籍という道を選んだ彼に、プロとしての決断、そして覚悟を感じました。

彼はいわゆる「エリート選手」の類ではなく、
マリノスのジュニアからユースへの昇格をさせてもらえなかったり、
日韓ワールドカップでは代表選手に選んでもらえなかったりと、
様々な挫折や困難を乗り越えてここまできた努力の人です。
中学時代から日々の課題などを書き留めている「サッカーノート」を
現在まで欠かさずつけているとか。
そんな彼の生き様は、小学3年生の道徳の教科書に「努力・勤勉」の
テーマで取り上げられているほどです。

彼の記事を見てふと思い出したのは、
私が旅行会社で働いていた頃の、大先輩であり、大の仲良しでもある、
一人の「カリスマ添乗員」でした。

添乗員という仕事は、経験の積み重ねがモノを言う仕事なのですが、
添乗歴10年目というのが大きな節目とよく言われます。
不思議なことに、この時期を境に突然お客さまからのアンケート結果が
悪くなっていく添乗員とそうでない添乗員に分かれるのです。

前者のアンケートに書かれるコメントはおおよそ、
「ベテランなのだろうけれど」と前置きがされた上で、
「対応が事務的で冷たい感じがする」「仕事をこなしている、という印象」
というようなものが多く見られます。

一方、10年経っても15年経っても
アンケート結果で常にトップを維持しているカリスマ添乗員の彼女。
何が違うんだろうと思って、こんな質問をしたことがあります。

「○○さんは、もう世界中どこに行っても
 わからないことなんてないでしょうから、心配も不安もないんじゃないですか?」

彼女の答えはこうでした。

「何回行ったって、行くたびに国も観光地も変化しているし、
 季節も違うし、お客さまだって違う。慣れてしまうことなんてないですよ。
 何年この仕事をしていても、初心忘れるべからず、ね。」

自分のレベルや経験値が高くなっても決して驕らずに、
いつも新鮮な気持ちで勉強や努力を続けている。
そんな人だけがトップを維持し続けていられるんだなーと、しみじみ納得。

初心を忘れないって、実際には結構難しいものです。
わたしもつい日常の中で忘れてしまっていて、
こうして今日、新聞記事を読んで、そうだった!と思い出したわけです。

大事なことを思い出させてくれた、俊輔に感謝!
今後の活躍にも期待しちゃいます。

さて、明日はパフのカリスマ営業マンを目指す、高田です!