フグを最初に食べた人
2010年3月19日 (金曜日)
こんにちは、高田です。
フグ。
トラフグ、マフグなどが高級魚として有名であるが、
その身や内臓には、テトロドトキシンという非常に強い毒素を持っている。
テトロドトキシンは、300度以上で加熱をしても分解されず、
青酸カリの850倍の毒性を持つほどの強い毒素である。
その毒を持っている部位を除くように調理することで、
ふぐ刺し、白子、から揚げ、フグ鍋などとして食され、
高級料理として、食通の間で好まれている。
また、毒をもっている内臓も、糠漬けなど特殊な料理法を用いることで、
毒素を除くことが出来、珍味として非常に有名である。
フグは、種類によって、毒のある部分が違い、全身に毒を持つ種類もいれば、一部だけの種類もいるそう。
現在のようにフグを安全に調理できる方法が確立されるまでには、
多数の犠牲が出たのだと思う。
私は、フグを食べ始めた人たちを尊敬する。
「旨いものを食べたい」という自分の思いを実現させるために、
文字通り、人生をかけて行動した人を尊敬する。
おそらく、当時、周りの人間からは、馬鹿にされていたのだと思う。
「そこまでして、旨いものを食いたいのかよ」と。
そんな偉大なバカヤローを、心から尊敬している。
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ホリエモン。
本名、堀江 貴文。いわずと知れた、日本の実業家であり、ライブドアの元社長である。
ITの寵児として、また、プロ野球の球団買収、ニッポン放送買収、総選挙立候補と
日本を騒がせた人物だ。
結局、証券取引法違反で逮捕され、
その一連のニュースが、ワイドショーなどで騒がれたのは、記憶に新しい。
先日、旧ライブドアHDとの和解が成立し、堀江氏のほぼすべての資産にあたる
約209億円を引き渡すことが決まったそうだ。
この和解により、堀江氏は、無一文同然になったそう。
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フグを最初に食べた人とホリエモン。
どちらも偉大なバカヤローだ。
周りから何を言われても、わが道を進む。
道半ばで倒れることが明らかに多い道を敢えて進む。
そんな、彼らを私はとても尊敬している。
一度しかない人生、倒れることを覚悟しても、
自分の思いを実現させたいと思っている。
きっと、フグを食べ、毒にやられた人は、最後にこう言ったのではないか。
「う、うまい。こんな物を食べられるとは、なんて幸せなんだろう」
倒れるなら、前のめりに倒れたいし、
最後の言葉は、こんな言葉で締めくくりたい。
そういう人生は、私は幸せだと思う。
ちなみに、堀江氏だが、現在は、宇宙開発の事業を行っているそうだ。
その活動はブログやイベントなどで見ることができ、
「人類が定期的に、安価で宇宙に行けるようにする」という目標に向かって、
精力的に動いているよう。
現代のフグを食べる人は、一度毒を食べたくらいでは、倒れないようだ。
これもまた素敵だ。
次は、大宮アルディージャの大ファンであり、Jリーグが開幕してからソワソワしている田代です。