パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

こんにちは。パフの田代です。

球春到来 ――。

今週末、私の大好きなプロ野球のパリーグが開幕しました。
スポーツ好きな人間にとっては、待ちに待った季節です。

早速、パリーグ開幕戦の「埼玉西武 VS 千葉ロッテ」の試合を
パフの一部スタッフ同士で見に行ってきましたが、
やっぱり球場の雰囲気、人のざわめき、出店の匂い…いいな、って思います。

でも…皆さんは知っていますか。
今でこそ、パリーグは盛り上がっていますが、
私の幼少期の頃は、まったくお客さんが入らない時期がありました。

それは、人気のセリーグ、実力のパリーグ、なんて言葉もあるぐらい。

テレビ中継も多チャンネル化してなかった時代は、
巨人戦が中心でしたから、みんなセリーグばかり注目しますし、
パリーグは、プロ野球ニュースでほんの少し放送されるぐらいでした。
とにかく地味だったのです。

それが今のパリーグは…

・どの球団も若い選手が大活躍し、セリーグよりもフレッシュさがある
・地元への地域密着化を進めることで、地元に愛着が生まれた
・ファンサービスを意識するようになり、球場に行くのが楽しくなった
・もはや群雄割拠。どの球団が優勝するか読めないのが、また面白い

ということで、
チーム個々の力が重なり合うことで…
リーグを盛り上げようと全チーム意識することで…
結果的に、パリーグ全体の人気に繋がったのだと一人のファンとして感じています。

実は、この考え方。
ビジネスシーンでも全く同じことが言えるような気がします。

1つの企業が独占したり
数社の寡占状態が続いていたり、
一方で業界内で対立して喧嘩ばかりしている業界は、
いずれはしぼんでいくなぁ、と実感しています。

かの松下幸之助は、こんな言葉を残しています。

「対立は大切です。
 言うべきことを言わないというのは、
 対立すらもないということですな。
 つまり、ものが生まれないということなんですね。
 
 でも、対立して喧嘩ばかりしている業界は、
 過当競争でみな損してしまうんです。
 対立して、調和しているところは、
 お互いに勉強して、正当な競争をして、業界を発展させていきますね。」

最近、弊社の釘崎社長ブログで、
我々パフの同業である「リクルート社に物申す!」記事があり
多くの方から感想をいただいたようですが、

現場にいるイチ社員として、意見を言うならば、
リクルート社は、業界の先駆者であり、敬意を表する大企業です。
だからこそ、どこよりも大志を持っていて欲しいし、
そんなリクルート社を見て、私たちも負けじと頑張りたいと思っています。

でも、これは同社に限ったことではなく、 
私は人材業界すべての企業とともに頑張りたい。

今、世の中は、まだまだ不景気で
人材に対して「=コスト」という見方が非常に強くなっています。
つまり、人材に対して、全体的に企業が投資をしなくなっている。

投資=本気度。責任を背負う、と考えると、
世の中全体の人に対する本気度がしぼんでいくのではないかと
すごい危惧する今日この頃です。

価格競争、これ大事。
でも、価格の先にある、もっと本質の部分を全体で考えないと
自分自身の首を絞めることにつながるな、と。

業界全体が、盛り上がっている状態にしたい。

私たち人材業界は、今、岐路に立たされているような気がします。
私は、この業界を今のパリーグみたいにしなければいけないと
強く思っています。

不景気なんかに絶対、負けるな、人材業界。
業界自体が、元気がなくなるなんて…私、嫌っすね。だから頑張るのだ。
全ての同業他社に敬意を持って切磋琢磨しながら。

次は、日々格闘の土田です。