臥薪嘗胆
2010年4月9日 (金曜日)
土田です。二年目になりました。
頭もよく、人望もある人になりたい24歳です。
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さて、今日は久々の「成語的世界」をお送りします。
今回は、『十八史略』から。
【臥薪嘗胆】
という成語を紹介します。
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【臥薪嘗胆】
復讐の為に耐え忍ぶこと、また、成功するために苦労に耐えるという意味
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この成語は、とても有名ですが、
この成語が、2つのエピソードからなっているというのは
皆様ご存知でしょうか?
【臥薪】
紀元前6世紀末。
呉と越の国は、長年の敵対関係にありました。
(「呉越同舟」の呉越です)
呉の王、闔閭は越軍敗れて、そのときに負った傷がもとで病死した。
後継者の夫差は敵をとることを決意。
毎晩、薪の上で苦痛に耐えながら寝ることでその敗戦の屈辱を忘れないようにした。
また、部下に毎日床に入る際、「お前はあの屈辱を忘れたのか」と言わせるようにした。
まもなく夫差は越に攻め込み、越王勾践の軍を破った。
【嘗胆】
捕虜となった勾践は夫差の馬番にされるなど屈辱に耐え、
許されて越に帰国した。
それ以来、毎日、動物の胆を嘗め、苦味で屈辱を思い起こし、
復讐の念を忘れないようにした。
その間、強大化したことに奢った呉王夫差は国力を疲弊させ、
ついに越の逆襲を受け大敗し、夫差は自決した。
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この2つのエピソードが混ざって、
【臥薪嘗胆】なのです。
私は、この臥薪嘗胆が現代人に残してくれている教訓も
二つあると思っています。
1.失敗しても、悔しさを忘れず、
成功するために毎日強い思いを持ち続ける。
2.成功しても、油断をしてしまってはしっぺ返しを食らう。
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これは、就職活動、仕事・・・なんにでも当てはまるのかもしれませんね。
現在、もう就職活動を終了し、残りの学生生活を満喫している皆さんも。
まだ就職活動を続けている皆さんも。
臥薪嘗胆、うぬぼれてはいけませんし、あきらめて悲観することもありません。
私も、この言葉を肝に銘じて、慢心せず、腐らずがんばります!
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次は、納豆にはまっている長崎です。