パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

本当の目的

2010年5月11日 (火曜日)

みなさん、こんにちは。
「直毛」過ぎて寝グセが直りづらい吉川です。

ゴールデンウィーク前の4月末は、修学旅行シーズンだったのでしょうか?
東京にもたくさんの修学旅行生がいました。

ある日、入社2年目の大野と外出していた時。
東銀座駅で、マルコメ頭の中学生に声をかけられました。

  中学生 「丸の内線ってどこから乗ればいいんですか?」

  吉 川 「う~ん。丸の内線は、東銀座駅を通ってないから、この電車に乗って
       ひとつとなりの銀座駅にいくんだよ」

  中学生 「???」

分かりやすく教えたつもりが、中学生は、「銀座…?」って表情をしていました。そこで、大野がすかさずこう言ったのです。

  大 野 「どこの駅にいきたいの?」

  中学生 「築地駅です!」

  大野&吉川 「つ、築地!(心の中で、丸の内線関係ないじゃんっ!とツッコミ)」

  吉 川 「だったら、あっち側の電車に乗って、一駅だよ」

  中学生 「ありがとうございます!」(満面の笑み)

危ない危ない。危うく、全く違う方向の電車に乗せるところでした。

中学生が迷っていた表情をした時、丸の内線の案内にこだわらず、彼らが行きたい駅
をすかさず聞いた大野は、機転が利くなと思いました。

このようなことは、仕事でもよくあります。

採用に使用するパンフレットを作っている時など、お客様から「この文字赤くして」
と指示があってそのとおりにすると「なんかイメージ違うな?」と再度修正が入る。
そういうときはたいてい、お客様はこの文字を赤くしたかったんじゃなくて、文字を
目立たせたかっただけだったりする。

なんでそういう指示をされたのか、その意図をきちんと把握しないと、指示通りに
仕事をしても怒られることさえあります。

相手の言葉をその言葉通り受け取るのではなく、「どうしてそんな事、言うんだろう?」
「どんな気持ちで言ってるんだろう?」と考えてから答えることってとても大切なこと。

面接でのやりとりも一緒なのかもしれませんね。

大野に「本来の目的地をきちんと聞くなんて、気が利くね!」と褒めたら、
こう言われました。

  「いや、吉川さん。
   私たちは本当の目的地を聞いてなかったのかもしれません・・・。
   さらに言えば、築地駅に行って、何をしたかったか聞くべきでしたね。
   もし『もんじゃ食べに行く!』なんて言われたら、月島駅を案内しなく
   ちゃいけませんでしたからっ!」

なるほど、奥が深い!
相手の気持ちを察するって難しいね。精進せねばと思った瞬間でした。

明日は、入社以来ショートカット(最近さらに短くなった)の吉田です。