パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

「意味がない」を恐れるな

2011年9月30日 (金曜日)

こんにちは。シルバーウィークに遅めの夏季休暇を組み合わせ、1週間程、地元北海道に帰省した長崎です。休暇ありがとうございました!

パフは、全てが整っている会社ではありませんが、社員の幸せや健康を考え、出来得る範囲内で対応してくれる会社です。出来得る範囲が限られているので、稀に不満が出るかもしれないけど、自分たちで範囲を広げればいいんですよね(多くは語るまい)。

会社の社員を大切にする気持ちに少しでも応えるべく、集中!集中!!です。

ということで、年に一度のリフレッシュ帰省をしてきました。
何をしたかというと、特筆すべきことは何もしませんでした。

一年分の膿を出すかのように両親(ほぼ母親)と話し、サッポロクラシックを浴びるほど飲み、ジンギスカンを食べ、新鮮野菜を食べ、ほぼ毎日温泉に入り、ドライブをし、綺麗な景色を眺め、最後の数日は両親のためにご飯を作ってあげました。

(やばい、特筆しまくってしまった)

私の作った料理を食べた父に「美香の料理を食べるの初めてだ」と言われ、「嘘だ!小さい頃、カレーライス作ってたよ!」と反論するも、大人になってからは初めてだったようです。

そんなに凝ったことはしていないボロネーゼを、2時間もかけてゆっくり食べる父を見て、少しは親孝行できたかな、なんて思っています。

★☆★

帰省すると、必ず行く場所。それは、父方と母方、双方のお墓参りです。
母方のお墓参りついでに、ご近所を探索しました。

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母親の実家から突如として湧き出した(いや、ちゃんと掘削したのですが)温泉と無理矢理写ろうとして、現在後悔している私の図。

温泉の経営権は、近くの豪農に売却した(らしい??事実関係が曖昧…)ようなのですが、いつか小金をためまくり田舎で温泉経営したいものです。修学旅行生のメッカにして、タバコをふかしながらしゃがれた声で、「東京は怖い街よ」とか言ってみたい(かなり妄想)。

幼少期、母方のいとこたちと川遊びした近所の川にも行ってみました。
サケの遡上でも有名な遊楽部川(ゆうらっぷがわ)です。
いい景色ですね。心が洗われます。

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おや、下の方に見慣れぬ影が…。

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そうです。自分が産まれた川に戻り、産卵を終え、寿命が尽きたサケさんです。
サケの死骸じゃないかと言われればそれまでですが、なんというのでしょう。
生命とは、人生とは、そして「生きる意味とは」を考えさせられる風景でした。

「意味」

私たちは、とかく「意味」を求めたがるように思います。
意味があれば、確信を持って物事を進めることができるからです。
意味とは、答えと同義で語られることが多く、正解至上主義のこの世の中では
非常に便利な言葉なのでしょう。

しかし、意味を求めることがそんなに必要なのだろうか。
大自然の中で、役目を終えたサケさんを見ながら、私は思います。
「意味がない」という事実から、目を背けたいがための言い訳なのでは
ないだろうか、と。

以前、現役陸上競技選手でありながら、多方面で活躍する為末大さんが
こんなことをtwitter上で発言していました。

意味はない。しかしそれは問題ではない。
問題は意味がないことをなぜあなたが問題だと思っているかだ。
意味があるからやる世界から、やりたいからやる世界へ。
ただ道中だけがある。

 

このtweetを読んだ時、心がすっと落ち着いたことを覚えています。
意味はあるものではなく、作るもの、ですね。

このブログの読者には、就職活動中の方も多いかと思います。
就職活動に意味があるか?ないか?

意味の有無は、自分で経験してみないとわかりませんね。
経験もしたことがないことに対し、「意味がない」というのは言語道断。
しかし、実際やってみて「意味がない」と思ったのであれば、
自分が「意味がある」と思える道を自分で作るべきです。

何も就職だけが人生ではない。

この世に生まれた意味を作り続ける、それが人生なのでしょう。
一人ひとりがイキイキと働く社会へ。十人十色の景色を作ることができる社会へ。

強く生きようぜよ!若者よ!(私も!!)

次は、新しいことにチャレンジ中、奈良です。

これまでに頂いたコメント

7件コメントがあります

  • イトケンさん

    サケさんとセミさんには、生きる意味をホントに考えさせられます。

  • deerさん

    あの道産子のお嬢さんが、いまやパフが誇る名コラム二ストに成長。関西人も真っ青の、卓越した笑いのセンス。その中に嫌みなく展開する教訓に、毎回瞠目する次第。
    あぁ僕に、貴女の1/5の文才があったらなぁって、マジ思ってます。

  • Puff nagasakiさん

    イトケンさん、コメントありがとうございます。
    サケさん、セミさん、役割を全うして儚く寿命が尽きる姿は、私たちに何を示唆してくれるのでしょうか。
    春に散りゆく桜も、同じ気持ちを抱かせます。
    儚いです。元イトケンさん担当のT先輩が「儚いって人の夢と書くんだぜ」としつこく言っていたのを思い出します…。
    ところでイトケンさん、この7月~9月で釘さん日記&Puff the Magic Dragon Staff blogにコメントしていただいた回数、なんと31回!!
    63営業日ありましたので、3日に1回はコメントしていただきました。私たちの執筆モチベーションになりました。
    次の10月~12月はぜひ倍でお願いします(笑)。

  • Puff nagasakiさん

    deerさん、お褒めの言葉ではありませんか!ありがとうございます。
    deerさんより、T先輩送別時にいただいたお祝い文章が私の中で最も心を動かすものでした。覚えていらっしゃいますか?575で綴られたラップ調の文章です。
    人の心を動かす、大事にしていきたいと思います。

  • イトケンさん

    サケさん、セミさんの「一生」に意味を見出すとすれば、たぶん子孫を残すこと、「種の保存」。これしかないでしょう。
    でも、突き詰めれば、人間が生きる意味も同じなんですよね。基本、「命」のリレーですから。
    コメント、はじめは皆さんの多少のモチベーションになったのかもしれませんが(ホントですか?)、あんまり多すぎると「イトケンさん、ほんっとウザイ!」になっちゃうので、適当に(笑)。

  • deerさん

    覚えてまっせぇ。
    あン時ゃ、作文の神様が降臨してました。
    確かf(^_^)

  • Puff nagasakiさん

    >イトケンさん
    「種の保存」ができなければ、生きるの意味がないか?というと違うのですよね。
    生の根源と、高度化した人類に何を思うべきか、考えるところです。
    コメントですが、逆にイトケンさんからのコメントがないと「つまらなかったのか?」と不安になるくらい、パフ社内がイトケン中毒になっていおりました(笑)。
    コメントお待ちしております♪
    >deerさん
    浮き世は義理と人情や。
    友達大事にするんやで。
    ↑この締めが忘れられません。