パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

恋の予感

2012年3月7日 (水曜日)

こんにちは、土田です。

突然ですが、私は歌(聞くのも歌うのも)が大好きです。 

 

歌と言うのは、よく言われますが、不思議な力を持っています。

つらいことがあったら歌の力を借りてテンションを上げます。

初対面の人とでも、カラオケで一緒に歌えばもう仲間になっていたり。

実際、歌を通して繋がっている友人は数知れません。

 

というわけで、今回以降は私が支えられてきた歌を独断と偏見でお送りします。

(三国志はまたどこかで復活するかもしれません)

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第1回目は、恋の予感です。

 

どんな背景で作られた曲か、はwikipediaなどに譲りますが、

私とこの曲の出会いをお話しします。

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【バイトをクビになった夜の帰り道に聞いた曲】

大学2年の時、私は塾講師のバイトをクビになりました。

理由は「上官不服従」です。

 

バイトは1年の時からやっていましたが、2年の4月塾長が代わりました。

 

その方(23歳くらいだったから、今の私よりも年下ですね)は「元ヤンキー」で、この塾のもと生徒で、

「自分が生徒の時代は、先生が自分に向き合ってくれた。

自分はこの塾があったからこそ、まっとうな社会人になれた。

だから、皆さんも私の先生が私にしてくれたように学生に向き合ってください」

と勤務初日から意気込んでいました。

 

「本当の(中途半端じゃない)ヤンキーが塾なんか行くかよ?」という突っ込みはさておき、

この方は、まず教室に入る時は応援団のような声であいさつをすることを

徹底するように、私たちに指示しました。

 

また、学生が望む場合は、勤務時間が終わっても、無報酬で残って対応するよう

私たちに、指示しました。

 

また、塾の授業がある日は「親が死んでも授業をしろ」(本人の言葉引用)と、

私たちに、指示しました。

 

要するに、始めて塾講師のマネジメントを任されて、

のぼせてしまって、ガチガチのハードマネジメントをしようとしたのですね。

 

当然、この方針を私はあまりスマートだとは思いませんでしたし、

私は無報酬の残業も、断固いやでした。

 

そんなこんなで方針にあらがい続けていた私は、間もなくクビになりました。

 

「ガン細胞は早めに除去したい」だそうです。

(最後はあきれてものも言えませんでした…)

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その日、塾から自宅に帰るときに聞いたのが、

当時買ったばかりのiPodに入れていた「恋の予感」でした。

 

その時聞いていたのは、以下の原曲です。

府中駅の近くにあった中古CD屋でたまたま見て、安全地帯のベスト盤を購入し、

iPodに入れていたのでした。

 

以来、この歌は何とも言えないせつない気持ちの時によく聞いています。

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そして、先日もたまたま、何とも言えないせつない気持ちになり、

この曲を聞こうとしたところ、

この歌が2010年に安全地帯によってリレコーディングされている事を知りました。

 

聞いてみると、原曲よりも円熟味を帯びた雰囲気で、より完成度の高い曲になっていました。

 

玉置浩二と言う人は、人間的にはいろいろ言われていますが、

本当に歌手としては一流だと思います。憧れます。

また、井上陽水の「書き出してみるとよく意味がわからないのだが、歌ってみるとなんかいい歌詞」も素敵です。

 

次は、坪内です。