新人の指導
2012年6月28日 (木曜日)
こんにちは、並木です。
●新人に何を教えるか
弊社の内定者が3人決まりました。入社は来年の4月ですが、それまでの間はインターンとして週に数日、オフィスに来て簡単な仕事を手伝ってもらっています。簡単な仕事とはいえ、いきなり仕事がスムーズにできるわけでもないので、まずは仕事の進め方をいろいろと教えているところです。
さて、新人に仕事を教えるとき、何に気を付けて教えればいいでしょうか。あいさつの仕方、電話のかけ方などから始まり、先輩・上司が振った仕事を必ずできるように指導しなければなりません。ただし、将来、仕事ができる社員、ただ与えられたことをこなすだけではない社員となってもらうためには、それらの基本動作はもちろんのこと、仕事の全体像を意識させる必要もあるのではないかと考えています。
●全体像とは
仕事の全体像とは、「与えられた仕事の上流と下流がどうなっているのか、最終的に何がいつまでにできればいいのか、優先順位はどうなっているのか」等の、目の前の仕事とそれ以外の仕事の関連性と定義しています。全体像が理解できているからこそ、指示された仕事の枠を超えて自分で考えながら仕事を進められます。「若手は指示したことしかしない」という文句がメディアでよく取り上げられますが、それは上司・先輩の指示や指導方法に問題がある場合が結構あるのではないでしょうか。
ただ、新人、若手に全体像を教えることは難しいと思います。目の前のことで精一杯の者に、他のことを教えようとしてもなかなか身につきません。そもそも全体像を教えようとすると、教える範囲がいくらでも広がるので、教える側にとって大きな負担になります。そこをどう処理していけばいいのか。それこそ、先輩・上司の腕の見せ所であり、また、自分が考えて仕事を進められることを証明する機会でしょう。
こう言っている私ですが、何か楽して全体像を説明する良い方法があるわけではありません。日ごろの仕事の進め方からしっかり説明できるよう、まだまだ精進しないといけないなと思う次第です。
次回は奈良さんです。