パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

「頑張ります!」という言葉

2012年7月10日 (火曜日)

こんにちは、島田です。

 

巷でよく聞く「頑張ります!」という言葉。

この春に社会人になった新入社員たちも、いろいろと仕事をあてがわれるようになってきて、この言葉をよく使っているのではないでしょうか。

当社の内定者たちも使っているかも知れませんね。

 

私も若いときに結構使っていたような気がしますが、実はあまり好きな言葉ではありません。

 

何をすればよいか分からないとき。

成果が出ないとき。

 

そんなときにも使われてしまう「頑張ります!」は便利な言葉だと思います。

一応頑張るポーズだけは示せる訳ですから。

 

でも抽象的に「頑張ります!」と言ったところで、何を頑張るのか具体的なイメージを持っていないと実際は頑張ることはできません。

 

新人時代、最初は何をどうすればよいか分からないけど、とにかく何とかしなければならないという一生懸命な思いで「頑張ります!」と言っていた人たちも、いつしか成果が上がらないときの言い訳として「頑張ります!」を連発するようになったりもします。

 

仮に目標を立て、理想を掲げたとしても、その後の具体的アクションが見えてなければ、計画というものは何も進みません。

 

具体的に、どういう視点で物事を捉え、何を勉強し、何を参考にし、どういった工夫を凝らし、どのように行動するのか。

それらを具体的に一つ一つ考え、実践しなければ成果は出ません。

 

しかしそれらを考え、実践するのには苦労がつきもの。そこを具体的に「頑張る(=知恵を絞る、プレッシャーに耐えるなど、精神力・知力・体力の限界に挑戦する)」ということでなければならないはずです。

 

新人時代には業務知識が乏しいのが当たり前ですから「頑張ります!」の一言で許されていたことが、それなりのキャリアがついてくると、ただの「頑張ります!」だけでは許されなくなります。

 

しかしいつまでも抽象的な「頑張ります!」だけでごまかしてしまっている人は、意外と多かったりするのではないでしょうか?

 

私自身、そんなことにならないように・・・「頑張ります!」

 

次は、杉平です。

これまでに頂いたコメント

2件コメントがあります

  • ネコティさん

    例えば、留年した学生の方との面接のとき、こんなやりとりがあります。
    私「留年したのはなぜですか?」
    (実はこの質問の仕方が悪いのですが)
    学生の方「自分の努力が足りなかったからです」
     または「考えが甘かったからです」など。
    こちらが聞きたいのは、留年した原因なんですよね。
    ・総単位数が足りなかったのか、必修を落としたのか。
    ・総単位数が足りないのであれば、その原因は、授業に出てなかったのか、出てたけど試験がダメだったのか、あるいはレポートを出さなかったとか。
    ・授業に出てなかったとすれば、バイトとかサークルとかで出なかったのか、あるいは他に何か原因があったのか。
    ・バイトだったとすれば、なぜバイトに力を入れたのか。生活費を稼ぐためとか、その仕事が面白くて仕方なかったとか、どうしても抜けられずにやむを得ずとか。
    要するに「何がどうしてこうなった」ということを聞きたいわけなんですが、なぜか「努力不足でした」みたいなことしか言わない方がいますね。
    仕事でも、例えば目標がクリアできなかったときに、「なぜだ!」と聞かれて「努力不足でした! 申し訳ありません!」しか言えない方を何人も見てきました。
    同じ失敗(留年自体は失敗とは思いませんが)を繰り返さないためには、どうして失敗したのかをきちんと分析しないといけないんですよね。そこがわからないで「次は頑張ります!」と言われても、「ホントかね?」と思っちゃいます。
    なんて、私も偉そうには決して言えないんですが・・・。
    私も「じゃあどうするんだ?」と言われて「はい、頑張ります!」と答えたことは何度もありますから(笑)。
    はい、私もそうならないように「頑張ります」。
    ※ちなみに、ある方から聞いた話ですが、かのジャックウェルチは、失敗したことの報告に行くと「Why?」と聞いて、成功したことの報告に行くと「How?」と聞くそうです。
    (書き始めたら長くなっちゃいました。すいませんでした!)

  • 島田さん

    ネコティさん、いつもためになるコメントありがとうございます!
    おっしゃる通り、頑張ります!だけではその先というか、その裏というかが見えないのですよね。
    実は私も昔とある会社で予算管理会議を導入して営業現場の数値予算と実績の差異分析を試みたことがあるのですが、原因分析が全く不十分なまま、並み居る部長たちが「申し訳ありません」「頑張ります」「来月は挽回します」などの精神論を連発して辟易したことがあります。
    こういう場合はえてして翌月も成果が上がらないのですよね。
    こちらとしては説教をしたい訳ではなく、反省や謝罪の言葉を聞きたい訳でもなく、翌月(翌日)以降の改善に繋げるための情報を聞き出したいだけなのですが、そういったものが全然出てこない。
    そもそもなんらかの理由で営業活動ができていないのか、顧客ターゲットを間違えていたのか、商品が悪かったのか、接客態度が悪いのか、顧客の志向が変化したのか、手強い同業他社が現れたのか、そんな具体的情報が何もないまま「頑張ります」と言われて「ホントかね」と私も思いました。
    だからこんなブログを書いてしまったのですが…
    あっ、ネコティさんのコメントが嬉しくて返信を書いているうちにこんなに長くなってしまいました(汗)すみません!