パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

お世話になります、マジックドラゴンの坪内です。

我々マジックドラゴンは、人材要件策定支援のコンサルティングサービスを提供しております。今日は、このサービスについて簡単にブログを書いてみたいと思います。

 

全体像

人材フローを入社から退社までの全体像で考えると、簡単には入口の採用システム、就業期間の人材マネジメントシステム、代謝設計(退社設計)の排出システムで、整理することができ、その入り口部分を採用システムがコントロールしています。

それでは、採用システムの入口の人材要件とはどのように考えればよいのでしょうか?

 

採用における人材要件の明確化の目的

 

採用における人材要件の明確化の目的

:採りたい人を明確化し、採りたい人を的確・確実に取る上でのターゲット戦略であり、指針となる基本的な要件

採用競争が激化する中で、人事も無駄なリソースを割けない。今保有するリソースを効果的に配分し、効果的に利用(消費)するためには向けるべき方向性を定めることが重要になります。 戦略的な人事を行う上でも、人材要件を明確化することは、「ヒト」の専門家である人事部の発揮すべき価値であり、ここをクリアにできない人事は結論、残念ではございますが、究極的に言えば人事課題を解決していくことはできません。

人材要件とは、わかりやすく例えると、営業で言う顧客ターゲットのようなものです。営業戦略の場合、ターゲットイメージを明確化し、選択と集中を行い、マーケティング施策を考え、具体的な営業戦略に落とし込み、営業活動に営業マンを動員して進めてくことを行います。

採用においては、その顧客ターゲットが人材要件に該当するようなイメージで考えればよいと思います。しかし、営業の顧客ターゲットとは似て非なるものになります。それは、この人を取れば、自社にメリットがあるのか、価値や利益をもたらすのかが全ての判断基準であり、自社の戦力強化を目的とした人員調達機能であるからです。

 

採用段階で人材要件に何を求めるか

 

良い人を取ったけど、業績に結びつかないケースは、一番最悪で、会社のお荷物をただ取ったことになりますし、それゆえスクリーニングが必要になります。終身雇用が崩壊したとはいえ、従来の終身雇用なら生涯年収3億円の分の支払いを入社段階で会社は背負うことになっていました。

今は終身雇用でないかもしれないが、会社に利益をもたらす人を取れれば〇、そうでない人を取ってしまったら、人事としては仕事×と言えるでしょう。会社が取りたい人とは、自社の価値を向上してくれる人、自社の業績に貢献する人、貢献することが予想される人であり、自社の業績に貢献するとは、組織においては役割分担された職種における業務の遂行になります。

人がよいけど、業務を遂行できない人は、やはり人材要件ではじくべきであるし、その人材要件には、様々な要素があります・・・市場の動向や、競合戦略、客観的なfactや社内の人材ニーズに沿って、自社の事業戦略を遂行するために、人材戦略を定め、採るべき要件を明確化することが人事部の仕事であり、この期待はますます高まっていくでしょう。

そして、経営者のニーズや現場のニーズを敏感にキャッチして、その文脈の中から人材のスペシャリストとして、そして経営パートナーとして、人材要件を一緒に考えていくことが求められます。 

要件を明確化することだけでは、まだ価値は生み出しておらず、それを具体的な採用施策に展開し、実行し、かつ運用を最適に行うことで、はじめて施策の効果が発生する。そして、はじめて目的が達成されるのです。

人事部の中で、採用業務とは、「人材の調達」がまさしく仕事なのであり、「人材の調達対象(WHAT)」を明確化することが人材要件の策定業務ではないでしょうか?

就業期間内に、OJTや教育制度によってスキルアップを行う制度が整備されている場合は、入り口段階、つまり入社段階で何を求めるかということにつきます。スペックが高ければこしたことはないのですが、教育制度がしっかりしていればスペックを入口で限定的にしか求めないという考え方もあります。

またスペックが高い人もであっても、自社適性が低いとステップ2の定着化を図れないというような図式も上記の図から見てとれます。絶対に必要な要素としてコア要件を定めるような手法や、これがあったら絶対に入れないというようなNG要件もあります。

 

弊社のサービスご紹介

 

我々の人材要件策定サービスでは、上記の人材要件の要素を、フレームデザインから明確化させていただくことを支援しますし、自社の社員だけでは気付けない自社の真の魅力や、実は目指すべき戦略を実現するためには新たな層を採用していくことが必要であるというような指針を提示することができます。

一方で、理想論で語るコンサルティングを行うつもりは一切なく、現実のシミュレーションに基づいて、これくらいの人材をこのような割合で、このような手順で、このような手法で採用することが可能ですと、具体的な提案を行うことができるのも我々の価値であると感じております。

 

人材ビジネスに携わるひとりとして

 

人材ビジネスの中でも、人材要件策定支援サービスは、そういった意味では企業様の目指す方向性を人材面で支援する仕事であり、羅針盤を策定する大きな責任感を伴うばかりでなく、経営ニーズ人材ニーズの把握力、データを分析するチカラ、コミュニケーション能力、ビジネスを知る力、プランニング能力、未来をイメージするチカラ、未来を実現するチカラ、何より人という生身の生き物を対象に心を読み解く感度というか、センスが必要となるとても難易度の高い業務です

弊社に所属するコンサルタントも、任されている業務の責任の大きさ、そして影響力の大きさを感じて、さらなるスキルアップをしていくことが必要になります。何よりも、クライアントの経営課題を解決するために、人材面から支援することへの強い信念も必要です。とてもやりがいのある仕事だと思っております。

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