1分の1
2018年1月29日 (月曜日)
皆さん、こんにちは!
大門さんとは長い付き合いになります、吉川です。
初めて大門さんと話したのは「電話」でした。
その後、対面でコミュニケーションをとるまでの約1年間は、お電話だけのやりとりのみでした。
でも実は、会った時の印象もパフに入社した今の印象も、初めての電話での印象と全く変わりません。
電話のような限定したコミュニケーションの方が、相手の姿勢や雰囲気ってリアルに分かったりするのかもしれませんね。奥深い。
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突然ですが、皆さんは一日のうち、やらなければならないこと(タスク)って、何個ありますか?
私は気持ち悪くなるので数えない主義ですが、誰かの質問に答える、メールを返信するなんてタスクも含めたら、社会人の方は、20~30なんて軽くいっちゃうのではないでしょうか。
幅広い業務やマネジメントをしてる方なんて、50とか、多ければ100あるのかしら。
「今日は、あれをやる!」ってぐらいシンプルだとやる気もでるのですが、”あれ”が5個以上あると本当に気が滅入ってきます。
先日、某上場企業(連結で15,000人ほどの従業員を抱える世界有数の大手メーカー)の代表取締役を7年務めたUさんから、こんな話を聞きました。
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俺は「1分の1」って考え方にした日から、どんだけ仕事があっても、すごく楽な気持ちでやれるようになった。
仕事しているとき「今から、本日のタスク100のうちの1つ目をやる」って思ったらつらいだろ?
工場長になった時、それまでとは比べ物にならないぐらい急に忙しくなった。
一日だけでも様々な相談が100ぐらいくる。それを夜中までかけて解決していく日が数か月も続いたころには、だいぶ疲れきっていた。
そんなある日の夜、当時首相だった小泉さんがテレビに出ていたんだ。
司会「毎日膨大な案件を抱えて秒単位でお仕事されていると思うのですが、どうやったらそんな多くのことを実施できるのですか」
小泉さん「目の前の仕事には全力投球しますが、終わったらすぐに忘れちゃうんですよ。あとは、次の仕事のことも考えてない。まずはその場その場でやりきるだけです」
それを観て、ひらめいた。
「1分の1」だ!ってね。
それまでの自分の仕事はこんなだった。
ある部下から「トラブルがありました!」と悪い報告があって、ナニ~~!(怒)という感情をもつ。その数分後に別の部下から「現場の○○が、社内でこんな表彰を受けました!」という嬉しい報告があっても、ひとつ前のトラブルが頭を離れず、目の前の部下の喜ばしい出来事を100%で喜べない。
結果、部下に対して自分は50%の気持ちでしか向き合えていなかったということ。
そんなこと、組織のトップとしては、絶対ダメ。
目の前で起こっている仕事は、「2分の1」でも、ましては「100分の1」でもない。
「1分の1」なんだ!
そう分かった日から、急に楽になったんだ。
目の前の人に対して100%の気持ちで向き合う。
そうしたら、仕事のスピードも効率も格段にあがった。
これまでとは比べ物にならないぐらい、早く多くのことが、苦なくできるようになったんだ。
仕事の大小、喜怒哀楽に関わらず、とにかく目の前の仕事、その瞬間に集中する!
これが「1分の1」ってこと。
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素敵な話だな、と思いました。
Uさんは、社長になってから7年間、一度も風邪や病気で予定に穴をあけたことがないそうです。
「すべては、気持ちの問題だ」とおっしゃっていましたが、きっとこの「1分の1」の考え方が超人的な気持ちをつくってらっしゃるのだと思いました。
私もその話を聴いたその日から、「1分の1」精神で日々を過ごしています。
ですので、「吉川さん、なんだか忙しそうだから…」と思わず、遠慮なくご相談・ご意見・お酒のお誘い、ご連絡ください!
「1分の1」で向き合わせていただきます!!
明日は、CPUが高くて、毎日難なく100以上のタスクをこなす保坂です