サイレントお祈り
2018年3月8日 (木曜日)
働き方改革を勝手に進めた平原です。
田代くん、毎回大層な紹介をありがとう。本当に切羽詰まっているととんでもない時間に仕事していることもありますが、基本いっぱい寝ています。田代くんは寝ずに仕事するタイプなので、心配です。
さて、ものすごくいいブログの後にバトンをもらって何を書こうか悶々としており、就活生が知りたいことって何だろうと「就活生 検索ワード」で検索したところ「サイレントお祈り」という単語が出てきたので、今日はこれについて書いてみようと思います。
サイレントお祈り。皆さんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
選考に参加した学生に対し、合格の場合は次選考のご連絡をするけれど、不合格の場合には連絡をしないということに対する揶揄です。「サイレント」は連絡がないこと、「お祈り」は不合格メールに必ずと言っていいほど記載のある「今後のご活躍をお祈りしております」という文言から。
企業がサイレントお祈りにする理由は主に2つです。
1)多量の学生に連絡をしなければならないため、時間を合格の学生に優先して使うために不合格の学生への連絡を省略する
2)採用人数の関係で、いったん評価の高い学生だけ合格にするが、後で人数が足りなくなったときに敗者復活ができるようにあえて不合格のメールを送らない
2は若干学生にもメリットがあるような気もしないでもないですが、やはり最も誠実に対応するならば全員に合格、不合格の連絡をするべきではないかとパフは考えており、お手伝いをする企業様には極力不合格メールの配信もお願いしています。
企業は多数の学生を前にし、ついつい自社のメリットばかりを考えて採用フローを組んでしまいがちですが、対応しているのは一人ひとり感情のある人間です。
せっかくご縁があり自社の選考に乗ってくださったのですから、できる限りの誠意をもって接するのが大人ではないでしょうか。
ということで、パフでは選考に参加してくれたすべての学生に一人ひとり合否の理由を記載したかなり長文のメールをお送りしています。残念ながら人数の関係で次の選考に進んでいただくことができなかった人にも、なるべくなら納得してもらいたい、どこを評価し、どこが足りなかったのかお伝えしたい。そう思って、採用に関わる社員が一人ひとりへ個別のメッセージを書いています。
パフは決して大人数が受けに来てくれる採用ではありませんからこのような方法がとれているのかもしれませんが、例え少人数採用だとしても全員へ対応するとなるとなかなか手間と時間のかかる作業です。不合格の方へは一律メールを送ったほうがずっと楽です。
それでも、就職と採用をあるべき姿にしたいと考えているパフだからこそ、この手間を惜しんではいけないと考え、実施しています。
もしこのブログを見ている人事担当の方がいらっしゃいましたら、ぜひぜひ実践されてみてください。全員が無理でしたら、最終面接の合否だけでもよいかもしれません。
大人が当たり前に若者に向き合う社会を、採用の場面から作っていければうれしいです!
お次は岩崎さんです。