パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

組織は何でできている?

2018年12月6日 (木曜日)

皆さん、こんにちは。もうかれこれ18年ぐらいパフにいる吉川です。

鬼ちゃんの話、聴いてるだけでも、煮えくり返る感情が湧き出てきてしまい、私も一緒に憤慨しちゃいました。あまりにも自分達のことしか考えてなくて。

相手目線の価値あるシゴトをしよう、と改めて思った次第です。

最近、学生さん向けのイベントをやっていてヒシヒシ感じるのは、

彼らが最も前のめりになる話は仕事している人の「極めて具体的なエピソード」です。

こんなスゴいプロジェクト立ち上げた!課題解決した!なんて話は最初は食いつきいいけど、「良い会社」どまり。

実は聞いている側の心は動かされていないんだな、と思います。

先日、ジオコスの伊藤社長に企業様向けのセミナーをやってもらったのですが、これが「目から鱗!」と大好評でした。

「お客様の笑顔のために頑張ってます!」

なんてどこの会社でも言ってるじゃん。

そんなんではなくて、

「お客様に少しでも早く商品をお渡しできるように、食事の提供時間を0.5秒縮められるかに命かけています。
実は、当社では、30分ごとにこの作業時間の計測結果が画面に表示されるシステムになってるんですよね。
自分のタイムが縮まったかリアルタイムでわかるんです。
これを言うとなんかシステマチックに仕事やらされている感じがしますけど、全然違う。
0.5秒縮まるだけで、常連のお客様が『お!いつもより早いね』って驚く顔をするんです。
この時、あ~、頑張ってよかった、って思います。
店長からも作業スピードがあがったことを褒められて、こんなこと言われました。
『0.5秒短縮を侮るなよ。全国店舗のスタッフが0.5秒作業を縮めたら、会社全体では数億の利益になるんだから』と。
私が頑張る意味がさらに見えてきました」

までいうと、ただの配膳の仕事がスペシャルな仕事に感じられるというお話。

誰がどんな思いでどんな人と一緒に働いているのか。

「自分もこれやりたい!」と共感を生み、自分の姿を投影してもらえる情報発信ができるか。
生々しい具体例の数々から会社の特徴を「感じ取ってもらう」ことが大切というロジックは非常に納得感がありました。

「良い会社」ではなく「自分が入って良くしたい会社」と思ってもらわにゃいかんのだな、と思います。

パフでは、お世話になった担当者様が別の部署に異動する時、パフ社員で「卒業式」を催してて、勝手に「卒業証書」を渡すというセレモニーなんかをしたりします。

これは、私が入社したばかりの頃から釘崎さんが行っていたことです。

実はその卒業証書を渡した人が、10年後、部長になって帰ってきて「はい、パフに発注!!」みたいなパターンがここ数年、けっこうあったりします。

長い目で見て、人に寄りそった仕事している結果なのかな、と思える瞬間です。

もちろん我々は企業の課題解決をするのが仕事なので、クリティカルな解決策を提案し実行する事が最も重要なことなのですが、やはりその課題に立ち向かう人の想いにも寄り添いたい。
そんな欲張りなところがパフの仕事スタイルなのかな、とふと思いました。

実は再来週、6年ぐらいお世話になっていた方が、異動されることになり、久しぶりに卒業式を開催する予定です(涙)

次回のブログではそんなことも書いてみようかな。

明日は、私と一緒に数々の採用担当者さん、パフ社員の卒業式に立ち会ってきたホサカです。