関ヶ原という途方もない人間喜劇。
2019年3月7日 (木曜日)
おはようございます!ハム石河です。
3月にはいりもる春間際にになってきたはずなのに、あったかくなったり寒くなったりの連続で、体調が芳しくありません。笑
花粉症は持っていないのですが、偏頭痛持ちには辛い気候です。。。
今日は最近見た映画のことについて、書いていきたいと思います。
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【いま関ヶ原という途方もない人間喜劇、もしくは悲劇を書くにあたって、どこから手につけたら良いものかとぼんやり苦慮していると、わたしの少年の頃の情景が昼目の夢のように浮かび上がった。ヘンリーミラーは、「今君は何か思っている、その思いついたところから書き出すと良い」と言ったそうだ。そういう具合に話を始めよう。】
この一節から始まる物語。
V6の岡田准一さん主演の映画「関ヶ原」。(公開は2017年。原作は司馬遼太郎さん。
基本的には、西軍・石田三成と島左近からの目線で描かれる、関ヶ原までの歴史小説と言った内容。
「関ヶ原の戦い」を簡単に一言でというと、
家康と三成が秀吉の死後ドンパチやって、のちの覇権を争ったら、味方だと思っていた秀秋に裏切られ、1日で決着ついちゃった!
という感じでしょうか。(雑ですいません。。。)
どうしても「戦さ」という所にフォーカスしてしまいがちなのですが、
しかし、司馬遼太郎さんに言わせてみると「人間喜劇(悲劇)」とのことで。
そう思って観てみると、この物語は『関ヶ原という戦い』にフォーカスした作品のようであって、
実は、その戦いの背後にある『人間関係』あるいは『人心掌握』といった類いをフォーカスした作品という解釈ができるのであります。
天下分け目の戦さを前にして、御家存続に揺れる各大名に揺さぶりをかけ、長い長い年月をかけて関係各所に根回しをし、「コレ!」というタイミングで一気に動く。
家康の人たらしさが垣間見える一方で、
三成はまっすぐすぎるくらい真面目に、家康に挑んでいく。
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Historyの語源でもあるHis storyは、勝者の物語というだけあって、
歴史の敗者は悪いように脚色されるのが世の常です。
史実はひとつだけど、その解釈はいろいろ。
これが歴史の難しいところであって、また、面白いところ。その中にあって、この作品は後世に伝わっている、
三成の人となりや秀秋の裏切りとは少し違った視点から描かれているような作品でした。
結構長いですが、見応えはありますよ!
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結局のところ、大きな何かを成し遂げようとするならば、1人では絶対にできない。
如何にして味方を集めていくか。
ある者には将来のビジョンを、
ある者には実益を、
そして、ある者には(その人が持つ)三成への憎しみの感情を、
その各々にあった接し方で、人心を掌握していった家康。
打倒家康!復興豊臣!を掲げてきた、三成。
やっぱり相手にあったアプローチで仲間集めをしていかなくては、と再考した出来事でした。
日々の営業にも似たようなものがあるような気がします。
さて、お次は鬼丸さんです!