パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

母の日は

2019年5月14日 (火曜日)

こんにちは。
過去何回か「会社を辞める」経験をしてきた大門です。
幸いにも?退職代行サービスを使うような状況は一度もなく、どの職場でもできる限り「円満退社」になるよう努めてきました。
ただ、どんな状況だとしても「辞めると言い出すこと」にはとてもパワーが必要です。
ひとつのこと、ひとつの場所で長く続けていたり、短くても思い入れが強かったりするほど、「辞める」ために必要なパワーは大きくなると思っています。
そのパワーを自分で準備できない人も、中にはいるんだと思います。状況によって。
一番の理想はやはり「円満退社」できる状況を作れていることですが、もしそうじゃなかったとしてもそれぞれの思いを「知ること」「耳を傾けること」くらいは、きちんとできる自分でありたいです。

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さて、パフの新入社員研修の一環として「朝礼改善プロジェクト」というのがあり、GW明けからプログラムが一部変更されました。
今までは担当の人が1分間でスピーチをするコーナーがあったのですが、そのコーナーが「コミュニケーションタイム」となり、スピーチの日もあれば「くだんTalk morning」という日もできたのです。
「くだん~」は数人のメンバーごとに分かれて、その場で出されたテーマについて1分間トークをするもの。
(その後、突出したことがあれば30秒で全体に共有しています)

5/13(月)のテーマは、「最近、自分は常識だと思っていたけれど、実は世間では非常識だった!と思ったこと」。
そこで、私は「大門家の母の日」の話をしました。

 

私の家では「母の日=母を自由にする日」という位置づけです。

 

ちょっと伝わりづらいですね。
これは私が高校生くらいの時だったと思うのですが、母の日になに欲しい?何して欲しい?と訊いたところ、

「何もいらないから、母を放っておいてほしい」

と言われたことが発端です。
突き詰めると、放っておいてほしい→母を構わないでほしい→「母」というしがらみから解放されたい、ということになり、それ以後は母の日は「娘発信では何もしない」「母を自由にする日」となりました。
「あれやっておくから、母は何もしなくていいよ」ではなく、「母がやりたいことをやっていいよ。私達はそれに従うから」という流れ。
微妙なニュアンスの違い、伝わるでしょうか?

 

日常に窮屈を感じると突然プチ家出(日帰り小旅行。どこに行ったかは事後報告)をしたり、「私はAB型だけど、A型要素は結婚して数年で使い切ったから今はB型要素だけなの!」と言ったり。
私が大学を卒業する頃には「母は母を辞めます!これからは自分のために生きるから!」と宣言までしていた母。
(私はそんなに困りませんでしたが、当時中学校を卒業したばかりの妹は「さすがにちょっと待てよ…まだ辞めんなよ…」と思ったそうです笑)

そんななので、今でも母の日は何もしません。特別に連絡もしないし、花も贈らない。
ついでに、母の日とは関係なく「母がやりたいことをやる(それに娘のどれかが付き合う)日」は度々母発信で設定されます。直近では次の週末がその日です。
(母が東京を散策したいらしく、「慶子さんその日空けておいてね!一緒に行くわよ!」と言われております。どこに行くのかはたぶん前日くらいまで分かりません笑)

まあ、「あなたの常識は世間の非常識だって、忘れないで生きるのよ!」と言われて育った私なので、常識/非常識の線引きはとても曖昧なのですが…。

※余談ですが、「放っておいてほしい」と言う母の横で「父の日は何かしてくれていいんだよ?」と言った父には、「誕生日近いんだからそっちでまとめるわ」と雑に扱ってしまったのも良き?思い出です。

 

皆さんの「常識だと思ってたけれど実は非常識だった!?」な話は、どんなことでしょうか?

 

お次は阿久根さんです。