パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

おはようございます、平原です。田代さんのそんなにポイントにハマっていたのですね。わたしも産育休中はポイント意識して過ごすのですが、働きだすと面倒になってどーでもいい生活に戻ります。極端。生活の知恵よりも目先の楽さを優先している今日この頃です。

さて、最近は「入社してから今までを振り返る」というテーマでブログを書いております。前回までは、意外にもしっかり研修してもらい、テレアポ~訪問を経験したというおはなしでした。

 

【 2005年6月 暗中模索の第2Q 】

さてさて、衝撃の初訪問を経て、テレアポ・訪問を繰り返す毎日が始まりました。
私たち新入社員にとっての初めてのQ(クオーター)は当時のパフにとっては第2Q(今とは違って12月末が期末でした)。この時期の商品はほぼ内定者サイト。内定者サイトもまだSNS型のものは市場にでておらず非常にシンプルなものでしたが、パフが業界をリードしていた時代です。第2Qの営業目標として新人におりてきた数字は100万円。ざっと内定者サイト3台分の価格でした。
ちなみに2社既存のお客様を引き継がせてもいただきました。1社は某大手外資系メーカー様。もう1社は国内の独立系メーカー様。
先輩社員が築いてきた関係性を壊さないよう、頑張りたい。でも具体的に自分にできることが分からないというジレンマを抱えながら一生懸命ご訪問させていただいたことを覚えています。
平原の初受注はこの外資系メーカー様。と言っても、例年使ってくださっていた内定者サイトを引き続きお申込みいただいたという内容で、正直平原は全く何も貢献できず。もやもやしていました。
続いて、5月に実施した内定者フォローセミナーにご参加いただいた企業様へフォロー訪問にいくと、内定者サイトの導入をかなり前向きにご検討いただいており、受注。こちらは具体的にご訪問をしたのは私だけだけれども、ほぼセミナーの恩恵。自力受注を感じることはできず、もやもや。
とてもスムーズに聞こえますが、本当は泥沼を歩く毎日。アポがそんなにスムーズに取れるわけでもなく、訪問のない日は恥ずかしさいっぱいで(営業マンは社内にいると恥ずかしい)何とかアポを取ろうと直立したままテレアポしたりしていました。
そして迎えた第2Q営業最終日。忘れもしない朝のチームミーティング。最終日なのにアポもない。

イトウさん「目標あといくら?」
ヒラハラ「○○○円です」
イトウさん「どうやって達成すんの?」
ヒラハラ「今日はアポもなく、達成は無理なので、×××、、、」
イトウさん「え、あと一日今日があるのにあきらめんの?ありえなくない?吉川さんはその場受注したことあるよ?!」
そんな風に発破をかけられ、「ううう・・・」とうなりながら朝からテレアポに励みました。

するとある装飾品メーカーの担当者様につながりました。
「パフと申しまして、内定者サイトのご紹介に上がりたいのですが、、、」
「う~ん、聞いてもいいけど時間ないなあ。今日来れる?」
「は、はい!!!」

Q最終日に当日アポがもらえるなんて・・・!と運命的なものを感じながらご訪問しました。

すると、担当者さまは内定者サイトへの理解は高くなかったものの、お話をしっかりと聞いてくださりその場で質問をたくさんしてくださいました。答えられないものは「ちょっと社内にお電話してもいいですか」と電話してホサカさんやウメキに聞き、気づけば2時間もお打合せをしています。「かなり真剣に検討くださっているな。。。」と思いながら必死に対応していると、担当のKさん(女性、子持ち)が「パフさんちょっと怪しいけど、うん、いいよ。発注する!」とその場で意思決定してくだいました。
「え、あ、あ、あ、ありがとうございます!ああああの、今日がQの最終日なのですが、本日中にお申込書いただけますでしょうか」と言って、持っていた申込書を渡す。
すると「ちょっと待ってて」といいって、上司らしい人と一言二言会話し、印鑑を押した申込書を「はい」とその場で渡してくださいました。

私の営業人生、後にも先にもこんなご発注はこの時だけです。もちろん、私は涙を流しながらスキップして申込書を抱きしめて会社へ戻りました。

Kさんは本当に男前な女性担当者さまで、常に白黒はっきりさせるかっこいい女性でした。あとあとなぜご発注くださったのか聞いたところ「ちょうど内定者のフォローを効率化したいと思っていたタイミングだったし、平原さんがとにかく必死だったからさ」と。自分はいったいどんな顔で営業していたのか怖くなります。Kさん、実は割と早いタイミングで別部署に異動されてしまうのですが、異動後もとてもかわいがってくださり、産休に入られるときにはお手紙までくださいました。「もし仕事が大変でも、周りに文句をいっても何も変わらないよ。環境が変わることを期待するのではなく、自分が変わるんだよ」とメッセージしてくださり、これは今でも私の仕事信条です。

 

最終日、あきらめ気分でテレアポしていたらこんなことは起こらなかったと思います。
朝イチ私の甘い考えに喝を入れてくれたイトウさん、そもそも当日受注という前例を作ってくれていたヨシカワさん、仕事中に何度も質問電話に対応してくれたホサカさん・ウメキ、そしてご発注くださったKさん。みんなに助けてもらいながらも、「自力で受注できた」という経験をして、やっともやもやが晴れたのでした。

たしか、この受注で目標もクリアしたはず、、、(記憶薄いです)

 

今日はこの辺で。
お次は毎日本当に丁寧にチームメンバーと向き合っていて尊敬しかない木村さんです。