よっぱらったら、何してもいいの?
2020年1月28日 (火曜日)
おはようございます。ハム石河です。
昨日の釘崎さんのブログを読むかぎりですと、何があったんだろうか…と推察してしまいます。
酔いに任せた失態というのは、たちが悪いですよね。覚えていないこともしばしばで…笑
私事ですが、成人式の後の四次会くらいだったでしょうか、、、
一度だけお酒で失態を起こしてしまい、それ以降は「肝臓八分以上は飲まない!」と心に固く決めていています。
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お酒といえば。。。!?
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さてさて。
「お酒」というとこんな広告を目にするようになりました。
その前は、こんな広告だったみたいですね。
はじめて見たときの印象は「なめてるだろ!」という強い不快感をもったのですが、今となっては、もう見慣れてしまいました。
ちなみに、その前の広告は、こんな感じだったそうです。
180度くらい、違いますよね。伝えている内容は、同じなのに。。
「スタイリッシュだし、こっちの方が好きだなぁ」と思っていました。
そう、少し前までは-。
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なんとも不思議な広告の正体
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そもそも論ですが、考えてもみると、
いかにもコドモが書いたような上記2枚の広告は、正常な神経を持っている”普段”の僕たちには不必要なもの。
でも、許容量を超えてしまったオトナには、3枚目のようなスタイリッシュな広告は目に入ってこないわけで、
上の2枚がちょうど良い、と。なんとも皮肉なことです。笑
つまりは、、、
・お酒を飲みすぎた状態で、
・正当な判断がつかないオトナに対しても理解ができるほど、
・言語レベルを落として訴求することで
「暴力はダメだよ」という内容を伝えたい。
要素を分解すると、そんなところでしょうか。
訴求するべき相手のレベルに合わせて、こちら側が伝えたい内容を工夫する。
当たり前のことですが、難しいですよね。
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「ヘンな広告」のヨコ展開
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ちょっと胸に手を当てて考えてみると、決して「ヘンな広告」という枠にとどまらない、と思うのです。
採用の世界で考えてみると、どうでしょうか。
「会社のことに興味を持ってほしい」というゴールは変わらないにしても、
「ナビからきた学生」
「合説中に呼び込まれてブースに座らせられた学生」
「オファーサイトから来た学生」
「社員の紹介で来た学生」
「もともとからファンだった学生」
「会社説明会に来た学生」に「会社内容を訴求する」ことは変わりません。ただ、
入口が違うだけで、初期接点での学生期待値や選考中の動機形成の仕方が画一的ではないことは言うまでもない、と思います。
でも、現実は、どうでしょうか。
HRテックは導入するし、イベントの内容も精査する。でも、接触した後の中身の精査は二の次三の次。
その時々の想定される学生の知識や興味レベルに目線は合わせず、
会社として伝えたいように伝えている実情。
それでいて、採用実績作らなければ、次年度の発注先変更。
(パフでは積極的に候補者形成施策は売りませんので、対岸の火事ではありますが)
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結論、何が言いたいのか
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出会い方の選択肢が増えれば増えるほど、出会ってからの学生ニーズも多様化します。
「つかみ」の心理状態を見誤れば、伝えたいことも伝わりません。
理性的判断ができない酔っ払いに、スタイリッシュな広告を見させるように。。。
普段の僕たちに、言語レベルの低い日本語で語りかけるように。。。
訴求するべき相手のレベルに合わせて、こちら側が伝えたい内容を工夫する。
多様化するこれからの採用市場に備えていかねばなりません。
ということを、近々パフの若手社員でセミナーをします。
いわゆる”Z世代”。スマホ片手に就活をしていた世代です。
採用が超本格的に始まる2月に、自社の採用の在り方を見つめ直してみませんか。
さて、お次は鬼丸さんです!
(写真の出展:鉄道事業者共同PR「暴力行為防止ポスター」)