パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

 

おはようございます。
意思決定は決断型でズバズバ決めることが多い田代です。

さて本日は、前回のブログの続き、リアル「翔んで埼玉」の後編です。

●【前編】映画だけではない「埼玉県民の苦悩」はこちら

https://blog.shokucircle.jp/staff/2019/03/13/9398

改めて、留意点をおさらいさせていただきます。

●本日の留意点

・埼玉県に興味関心のない方、東京が大好きな方、
朝から忙しくて忙しくて仕方のない方は、
このブログを見ずに、どうか社会のために仕事をしてください。

・今回のブログは、翔んで埼玉の世界観を反映すべく、
多少の誇張表現もありますが、気にせずご覧ください。

今日のテーマは
【後編】現在、千葉県に住んでいる「本当の理由」です。

では進めます。

●会社の次は、家族との戦いが待っていた。

東京一極集中だった株式会社パフ。

遠い、ダサい、田舎臭いなど、何となくのイメージから敬遠され続けた
埼玉県の企業開拓を担った自分。

地道な営業活動で「通行手形」をゲットし、
株式会社パフにも近隣県の御取引が開かれるようになりました。
ここまでは前回のブログで触れました。

ハッピーエンド。

いや、リアル「翔んで埼玉」の続きはまだあるのです。
それは私生活における埼玉県の偏見でした。

自分、茨城県出身の奥様と結婚し、
最初は東京で賃貸マンションに住んでいたんですね。

思い返せば、3年前。
5月のゴールデンウイークの時だったと思います。

家の近くに住宅展示場があるので
「時間潰しに、ちょっと見てみよっか」と立ち寄ったのがきっかけで
具体的にマイホームの購入を検討することになりました。

さ、ここで出てくるのが、どこに住むのかという話。

東京ではなく、近郊の県で住むことは何となく暗黙の了解だったのですが、

(自分)
埼玉がいいんじゃない。東京にもアクセス良いし、落ち着いているよ!

(奥様)
サイタマ、嫌だ。

え、何だって?

埼玉が嫌。。。嘘でしょ。

まるで自分を否定されたような気持ちになり、埼玉に対するいとしさとせつなさと心強さと。

(自分)
な、何で、何で、埼玉、最高じゃん!

(奥様)
だいたい、サイタマ、サイタマ、サイタマ、サイタマ。
あなたの口からはいつもサイタマ。
街を歩いていても『あのチェーン店の本社はサイタマだから入店しよう!』とか
『この芸能人、サイタマ出身だから応援しよう!』とか一体、何なのよ。
ラジオはいつもNACK5(=埼玉県をキー局にしたFM)だし。私はJ-waveが聞きたいの。
サイタマには住みたくない。

まさか身内に埼玉嫌いになっていたとは!
それとも、埼玉に旦那を取られた嫉妬心なのか。
というか、そもそも埼玉が嫌いなのに俺と結婚する!?

私の頭はパニックになってしまいました。

ここから茨城県寄りに住みたい奥様と、
埼玉県に住みたい自分の綱引きが始まります。

当初、埼玉県の浦和近郊に住みたいな、なんて思っていたのですが、
どんどん縄を引っ張られて、
ついに千葉県の県境「三郷市」まで私は追い詰められてしまいました。

この県境の江戸川を越えたら、、、千葉県か。。
この川だけは絶対に越えてはいけない!

絶対に負けられない戦いがここにあったのです。

●私は気付いた「もはや、敵は千葉県ではないのだ」と!

そんな緊迫したマイホーム戦争の日々を送っていた私たち夫婦ですが、
ある日、千葉県への視察も兼ねて
会社の保険組合で安価に宿泊できる房総半島の旅館へ泊ることにしたんですね。
場所は、千葉県房総半島の最南端にある野島崎灯台あたりです。

自分、海なし県の埼玉に長らくいましたので、
海が怖いというか、千葉県の海に抵抗があったんです。
やっぱり山でアウトドアが好きなので。

ところが…
自分、房総の海を見て、何か感動しちゃいました。

 

「う、海、ええやん。」

頭をトンカチで叩かれたような衝撃が走ります。

「千葉は埼玉のライバル県だけど、敵じゃない。宿敵は東京じゃないか!!」。

房総の海が、私にそう語りかけてきたのです。
海を見ていると、千葉県の神が地平線から見えたんですよね。

(写真は房総の崖まで登り、太平洋と対話した実際の写真)

 

これまで埼玉県に愛情を注ぎ過ぎていたのかもしれない。

私は自分自身の価値観を見直し、千葉県を受け入れることにしました。
まさに映画・翔んで埼玉の埼玉県と千葉県がタッグを組んだ、
あの光景と同じ心境です。

つまり、私が千葉県民になった最大の要因は、
会社の健保組合にあった、千葉県への暴走、いや房総旅行が、
決め手になったのでした。

ということで、ギリギリ埼玉県との県境にあり、
可能性を秘めた街・千葉県の流山市に永住することで本件は決着したのです。

ちなみに、ラジオはNACK5も聞きますが、
今はJ-waveとか、BAYFMとか幅広く聞くようになりました。
クリスペプラーさん、最高です。

●エンディングメッセージ。心のふるさと。

さて、長々とクダラナイお話にお付き合いいただき、有難うございました。
最後は、少し真面目な話をして結びにします。

今回、埼玉県を題材に書かせていただきましたが、
こうしたブログを書こうと思ったキッカケは、仕事柄、就職に関わる進路相談を乗ることが多く
出身地や勤務地について色々考える機会が日常的に多いからです。

私は、ふるさとを愛することは、とても素敵なことだと思っています。

なぜならば、幼少期や思春期における経験は
すべてが自己形成にも間違いなく影響を与えるからです。
誰と過ごすかも大事ですが、どこで過ごすかも大事だから。

だから、ふるさとのこと、馬鹿にしてほしくないんです。
それは、あなたの生き方自体を卑下しているようなものだから。

何も住処(すみか)だけではありません。
自己形成に影響を与えた場所は、沢山あると思います。

中学、高校、大学といった学校の思い出もそうだし。
アルバイト先も、部活もそうかもしれない。

会社に入って、何度か移転もしたけれども、
私が社会人デビューした中央区築地は、今でも立ち寄るとほっこりします。

どれも大事な心のふるさとです。

幼少期、青春時代、そして社会人生活を過ごしている今。
胸を張って、自分が持っている沢山の心のふるさとを大事にしたいです。

ふるさとに誇りを持てる人、大事にできる人は、過去と現在、そして未来も大事にできる人。
私はそう信じて生きています。

皆さんのふるさとはどこにありますか?

今まで出会った、ふるさと、ありがとう。
これからできる、ふるさと、よろしくね。

どこに行っても、きっとふるさとは、
あなたを優しく包んでくれるでしょう。

ふるさと大事にしましょうね!

以上です。

次は、思い出の地はどこですか?木村さんです。