パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

椅子取りゲーム

2010年6月17日 (木曜日)

机の上には、物があふれている保坂です。
捨てられない貧乏性なのです。

・・・

「説明会が満席で申し込めない!」という話をよく学生から聞きます。

皆さんも、興味のある企業の説明会に申し込むことができず
選考にすら進めないという経験、1回くらいはあったのではないでしょうか。

「説明会が満席で、申し込めません! どうしても貴社を受験したいので
 参加させていただくことはできないでしょうか。席がなくてもいいです!」
そんな電話やメールをしたことがある人もいるのではないでしょうか。

・・・

私は、企業の採用のお手伝いをする仕事をしています。

会社説明会の受付用申込者リストを作成したり、
説明会申込みやキャンセルの情報をシステムに登録したり、
そんな仕事をしています。

・・・

実は、先日非常に悲しい出来事がありました。

ある企業が、6月から採用を開始しました。

遅い採用活動スタートだったため、自社に興味を持ってくれる方がいるのか、
心配でしたが、その心配は杞憂となりました。

たくさんの学生からの応募があり、
説明会と選考会の受付を開始すると、2時間で満席になりました。

その企業の採用担当者さんは、申し込みたくても申し込めない、
そんな学生のために、追加日程を設け、満席の回の定員を増やしました。

また、前日の夜でも申し込めるようにと申込み〆切を当日朝まで延長して
たくさんの学生が来社することを心待ちに当日を迎えました。

・・・

朝、申し込んでくれた学生の名簿を受付用に作ろうとした私は、
驚愕しました。

申し込んでくれていた学生のほとんどがキャンセル。
申込の数は20名に減っていたのです。

さらに、人間不信になるような結果が。。。
当日来社した学生は、なんと1桁だったそうです。

・・・

説明会に申し込んだりキャンセルしたり、それは自由です。
就活生は、学業やアルバイト、複数の企業の説明会や選考をかけもって
いるのでしょうから、スケジュールのやりくりが大変なのはわかります。

どの企業も、説明会が満席で、
説明会に申し込める企業を、焦って探しているのかもしれませんね。

その気持ちもわかります。

でも、、、
「自分ひとりくらい」
「Webで簡単にキャンセルできるってことはキャンセル自体は悪いことじゃないし」
そう言って、安易に申込みやキャンセルを繰り返している人がいるなら、
『考え直したほうがいい』そう伝えたいです。

・・・

まず、その申込みは、ある人のその説明会に参加する機会を奪っている。

企業は、遅くとも前日の夕方までには、翌日の説明会の準備をしている。
席を用意して、待っている。

そして、そんな人の就職活動はWebでクリックを繰り返すことだけで
終わっているのではないか。それが私の一番の心配。

Webの向こうには、人がいる。
応募する側が人ならば、採用する側も人。
人と人を繋ぐツールがWebであるだけなのです。

・・・

私は、就職活動生の皆さんを非難するつもりは本当にありません。
皆さんだって、いろいろな事情があるでしょうから。
ただ、耳が痛い、心が痛いという方は、改めてください。
私も就職活動・採用活動に関わる人間として、本当に心が痛いのです。

・・・

なんだか説教染みていて、申し訳ないですが、
今日は思ったままを書かせていただきました。

でも今日も、ブログ作成時間、1.5時間也。
全然、改善していないですね。
もっとスムーズにかけるようにしたいです。

次回は、いつも私を元気付けてくれる吉川です!

これまでに頂いたコメント

2件コメントがあります

  • ヒラキさん

    現在の説明会参加率は“平均50%前後”
    ※職サークル・メルマガ2011vol.36 2010/6/7より勝手に引用しました。勝手に引用して田代兄貴許してください。
    この数値が本当なのか疑問に思った私は、私が内々定を頂いた会社はまだ選考を行っているので、
    『最近の説明会の出席率50%ぐらいなんですか?』と人事の方に話を聞いたら、その通りだと言っていました。
    たぶんこのコメントを見て、
    「じゃあ~おまえはドタキャンしなかったのか」と聞かれると、正直な話。ドタキャンをしました。
    だからこそ心が痛いです。
    就職活動が終わってもドタキャンは悪かったなぁと思います。
    いま就職活動を終息した私が出来ることは大学の後輩に
    >>ある人のその説明会に参加する機会を奪っている。
    と伝えて、ドタキャンをしないようにと教えていきます。

  • ホサカさん

    >ヒラキくん
    コメントありがとう。
    ひとりでも気付いてくれる人が多くなるといいですね。