うまくいかないことを放置しない
2010年12月20日 (月曜日)
こんにちは、パフの高田です。
まずは、このエントリーを見てほしいです。
ブログ中の記事にあるブックスキャンの会社、
わずか7カ月でここまでのサービス体制を築いているのです。
ブログ中にある通りブックスキャンというのは、とても参入障壁が低い業態のようです。
この会社も最初は(と言っても、7か月前ですが)、市販のスキャン機と裁断機で普通のマンションから始めたようです。
誰でもでき、少額で始められるビジネスなのにもかかわらず、この会社は他社との差別化に成功しています。
当たり前のことを当たり前にやることで、ノウハウを蓄積し、顧客満足を高めることで、見えない参入障壁を作っているのです。
先日、業績絶好調であるA社様にお伺いしたときの話です。
打ち合わせが終了したのち、「この時代でも業績が伸びているのは何か特別な要素があるのですか?」と担当のKさんに聞いてみました。
この会社様は、(こういう言い方をしたら失礼なのかもしれませんが)事業自体がすごく目新しかったり、
自社しかできない圧倒的な技術や特許があるというわけではありません。
(もちろん、商品にこだわりがあり、お客様へのサービスも徹底している会社様ではあります)
担当のKさんは、とても謙遜しながら、「あえて言うのであれば、うまくいっていないことを放置しないんですよね」と
おっしゃっていました。
事業の中でうまくいっていないことやその兆しがあったときには、すぐに上司に連絡報告をすることになっているそうです。
そして、すぐに対応策を打ったり、ときには勇気を持って事業そのものを止めることも厭わないそうです。
おそらく、事業、商品、サービスの隅々にまで、こういう考え方がいきわたっているのだと思います。
「まずやってみて、うまくいったことを続け、うまくいかなかったことは修正する」という
とても単純だけどやりきることが難しいことを徹底して実施できている会社なのでしょう。
冒頭のブックスキャンの会社とA社様の共通点。
それは、おそらく「当たり前のことを当たり前にやる」ということなんだろうなぁと、
A社様から帰るときにぼんやりと考えました。
なかなか業績を上げることが難しい時代です。
そういうときは、兎角「儲かる事業とは何か」「付加価値が高いビジネスとは何か」などに頭がいきがちです。
(私もそうです)
儲け話に頭を使うのであれば、今ある事業をさらに磨いていく方法を考えるのもとても重要ですよね。
私も当たり前のことを当たり前に実施していきたいと思いました。
次は、twitter上でのつぶやきが人気の田代です。