パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

フルマラソンと就職活動

2010年12月21日 (火曜日)

こんにちは。つぶやいているのは、電車で寝ないためです。の田代です。

師走の文字通り、今月上旬。
私はフルマラソンをやりに沖縄まで行ってきました。

結構、仕事関係の方々にも励ましをいただいたので、
この場を借りて一筆してみようと思います。

今日は、私が今、マラソンを走る理由を3つお話したいと思います。
一言申し上げましょう。ブームだと思ったら大間違いなのだー!

ちょっと長いです。
興味のない人は読み飛ばしてください。笑

でも結構、良い話だと思います。たぶん。

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「観光もしないでマラソンのためだけに沖縄に行くなんて
 あんた、馬鹿じゃないの!」

と、何人もの人に言われました。もったいない、と。確かに「観光」と
いう視点でみれば、もったいないと思います。それこそ、土日に行くの
だから月曜日も会社休んで満喫すればいいのにって。でも、自分的には
日本の最南端だからこそ、行くのです。日曜日に走って、月曜の朝から
仕事する。

関東のマラソン大会に出ても、なんと言うか…すぐ家に帰れちゃうと言
いますか。高いお金を払って、飛行機に乗って沖縄にマラソンという最
高の自己鍛錬のためだけに行く。これって、結構、馬鹿みたいな覚悟が
ないと、正直できないと思います。

もちろん大会の雰囲気は、楽しむのですが、観光なんて甘っちょろいこ
と言っちゃ完走もできない。そんなマラソンって甘いものじゃないと思
うから。ということで、年一回の自分への挑戦ということで走りました。

そして、今回、大会に賭ける私のモチベーションは、3つありました。

(1)自分への挑戦状

 嬉しいことに、仕事の多い毎日を送っています。朝7時過ぎには会社へ
 行き、夜0時前に電車に乗る。毎日ではなくてもそんな日が続く。当
 然、運動もできない。だからこそ、マラソンに出たいと思いました。

 端的に言えば「忙しい」を言い訳に何もできていない自分を心身共々
 ぶっ飛ばしてやりたい!と思ったのです。仕事ばかりやるって、ある
 意味、楽な生活をしていると思います。だから自分自身への挑戦状を
 出してみたのであります。

 
(2)すごいピッチャーになりたいから

 私は今、3年間地元チームの社会人ソフトボールチームに入っていて、
 一番投手の役割を担っています。(人はそれをチームのエースという)

 でもですね…これが納得いかんのです。ぜんぜんぜんぜん、ダメ。自
 分的には、本気ですごいピッチャーなりたい。ピッチャーは、下半身
 の強さがすごく大切なので、その走り込みの一環としてマラソンを3
 年前からやっています。エースの自覚です。

(3)35キロ地点にある、忘れ物を取り戻すために

 実は昨年、初のフルマラソンということで、同じ大会を走ったのです
 が、まぁ…練習不足だから当たり前。フルを舐めていました…。歩い
 たり止まったりしまったわけです。35キロから42キロまでの7キロは
 ずっと歩いていました。この大幅なタイムロス、沢山のランナーに抜
 かれていったあの光景が、ずっと目に焼きついていて…。悔しくて悔
 しくてたまらないのです。

以上、3点が、モーレツなモチベーションになりました。
これが、私が今年も沖縄に行った理由です。
遊び一切なし、観光一切なし。走るだけ。本当、馬鹿野郎だと思います。

 

■結果

 完走しました。4時間2分でした。昨年が4時間42分だったので、40
 分早く走れたのは、まさに「自分で自分を褒めてあげたい」です。
 
 が…もともと4時間を切るつもりで走っていたため、嬉しさはゴール
 した後の3分間ぐらいで、すぐ悔しさに変わりました。あと2分早く
 ゴールしていれば4時間を切れたのに、それができなかった。私はど
 こまで根性のない男なのでしょうか。2分ぐらい気合で縮めろよ!と
 すごく思ったのです。

 完全燃焼はしたけれども、でも本当情けないし、このたった2分すら
 縮められない事実が、結局、今の私の未熟さを象徴していると思いま
 した。だから自分、ダメなんだよなぁ。また沖縄の空から宿題もらっ
 ちゃいました、そう簡単には4時間切らせないぞって(笑)。
 来年も行く理由ができました。

 

■とは言っても、早く走れた理由

 さて、ここからの文章だけが
 就職活動にも役立つことだと思うので書きます。

 とは言っても、なぜ、40分も縮めることができたのか。
 練習量以外の部分をお伝えします。

 1、30キロからが、本当の勝負だと、ずっと自分に言い続けてきた。

 去年は初のフルマラソンだったので、未知の世界でした。ペースも何
 も、分からずガムシャラに走っていました。当然ペースダウンしちゃ
 うわけですね。20キロ過ぎても「まだ半分もあるのかよぉ…」って。
 
 しかし今年は、30キロ過ぎが本当の勝負だと、自分に言い聞かせて走
 ったのです。「いいか、自分。30キロまでは助走期間だ。お前の進化
 は30キロ過ぎてこそなんだぞ。まだスタートラインにも立っていない
 んだからな」と。たぶん300回ぐらい、自分に鞭を叩いたと思います。
 途中、辛くて半べそかきながら走ってました。

 ⇒ 就活もそう。内定なんて、ちっともゴールじゃない。
   マラソンで言えば、20キロ地点ぐらい。あと半分が社会人の扉。
   ここからが勝負なんだ。

 2、実は沿道の観客の皆さんと、会話をすると早く走れる

 去年走ったときは、自分のことで精一杯だったので、沿道の方と会話
 をしたり、ハイタッチをしたり、ほとんどしませんでした。でも、今
 年は、体力もつき、余裕ができたので、ハイタッチを積極的にやるよ
 うにしました。

 すると…すごい不思議。元気になるんですよ。ハイタッチするって、
 結構疲れるんですよね。沿道の子供とかの高さに手を合わせて、タッ
 チをする。でも…ハイタッチをしたら、元気をもらえたというか、
 よっしゃ、気持ちよくタッチするぞ!と気合が入るんです。これは本
 当に力になったし、タイムも上がった要因だと本気で思います。

 ⇒ 就活もそう。自分ひとりで、やらない方がいい。

   私が出たマラソン大会は、参加者2万3000人ですが、皆、自
   分と戦っているんだよなと考え「2万2999人」は同じ志を持
   つ仲間なんだ、と思うようにして取り組みました。

   就活も、自分との戦いじゃないですか。だから互いに助け合いな
   がら、仲間と共に勝てばいいのです。その方が絶対、上手くいく。
   私は実体験してしまったので、断言します。

   周りとハイタッチしながら、自分自身と戦う。オススメします。   

ためになった方も、そうでない方も、
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ということで、マラソン物語を終了します。

次は、土田です。