パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

世代間対決の火花を散らそう

2011年8月31日 (水曜日)

来月の夏休みは、屋久島に行く予定の大野です。
最近はもっぱらコケについて調べております。

 

さて、先週の帰宅途中の出来事です。

途中停車駅で、ドアが空くと、ドカドカと中学生らしき4人組が私の隣に座りました。

平日の夜11時頃でしたから、「あぁまだ夏休みなのね、若いってよいねぇ」と
とうらやましく感じつつ、眠りにつこうとすると聞こえてきたのは、こんな会話です。

 

。。○o。。。○o。どうやらテーマは【ファッション】。。○o。。。○o。

「Cちゃんて森ガール系って言われてるけど、森ガールって雰囲気だけでさー、よく見るとダサいよねー。」
「Bちゃんって、いつもTシャツにパンツだけど、あれってありえないよねー。手抜きじゃない?」
「今日のDの格好って、あれと組み合わせたら、もっといいんじゃない?」

・・・キャイキャイ・・・キャイキャイ・・・キャ・・・

 

昔に比べどんどんオシャレになって、手足もスラッとしてる洗練された今の中学生たち。
スマホ片手にファッションの会話をしている彼女たちを見て、「けっ。自分で金稼いでから発言しろや。」
というなんともオバチャン的な目線で凄む自分がいたことは、ここだけの話です。

この出来事から何を感じたかというと、ずばり世代間のギャップです。

 

普段、採用の仕事をしていると、学生と会話することが多いのですが、
歳が近いこともあり、あまり自分との差を感じることなく過ごしておりました。
が、この日、出会った彼女たちとの差は10歳。痛烈に世代間ギャップを感じました。

いづれは、彼女たちが後輩になると思うとヒヤヒヤした一方、
このギャップがあるから、会社って面白いんだろうなと思ったのです。

学校のクラス、部活、サークル・・・
学生時代は、年齢も近く、自分と合う人を選んで一緒にいることができます。
私自身も、相性の合うこと一緒にいて毎日ぬくぬくしてました。

でも会社ってところは、そうはいきません。
年が10歳も20歳も30歳も?!離れた人と一緒に仕事しますし、
私が出会ったこの宇宙人のような中学生のように、
全く自分と理解できないような、そんな相手と仕事することが起こるのです。

まして新入社員なんて、ずっと年上の先輩社員から見たら宇宙人です。きっと。

 

だからこそ、そんな人に出会った時に、どう接するかが、大切だなぁと思います。

あぁもう理解できない!となった時、
これまでに出会ったお手本の先輩を思い出すようにしています。

それはこんな先輩です。

●自分から体当たり  避けるどころかキラキラした目で近寄る
●話をふっかける    「あんた面白いなぁ!」
●話を聞く        「何でそう思うの?」
●酒に誘う       「まぁまず一杯」
●喧嘩してしまう    「なんだよお前ー!(ぶつかってみる)」

 ・・・書いていて面倒臭い先輩だなとしみじみ思いましたが(笑)

目の前の理解不能人間を、まず、知ろうとすること。
主張だけするのではなく、ちゃんと相手の話を聞けること。
自分との違いを否定的に捉えるのではなく、おもしろがること。

些細で簡単なようですが、大切なポイントがいつくかあるように思います。

おそらく【風通しの良い職場】なんて存在しなくて、
【全員仲良しです】なんて状態も、実は面白くなくて

世代間対決の火花をバチバチ散らすぐらい、
本気で仕事に向き合っている状態が、きっとちょうど良いのだと思います。

自分はまだまだのようです。

次は沖縄へランデブーする予定の大橋です。