パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

定点観測

2011年10月6日 (木曜日)

みなさん、こんにちは。吉川です。
保坂の紹介どおり、先週末に高尾山に登りました。

私は東京生まれ東京育ちなので、高尾山には数えきれないぐらい登っています。

最初の登山は、私の記憶がない頃。

やっとヨチヨチ歩きができ始めたころ、両親に連れられて、登山をしたと聞きました。
もちろん一人で登りきることなどできず、最終的には父親が私をバギーに乗せて、登ったそうです。
父のちょっとした武勇伝となっています。それ以降、両親とはほぼ毎年、高尾山に登っていました。

 

初めて両親以外の人と登ったのは、小学校5年生。学校の遠足でした。

私が一番仲の良かった友達は、喘息もちのため、一回も一緒に遠足にいけませんでした。
年がたつにつれよくなっていった彼女が初めて学校の遠足に参加したのが、高尾山でした。

毎年のように登っている私とは違って、彼女はとても苦しそうでした。
しかし彼女は、一切弱音をはきませんでした。「遠足に来れてうれしい、楽しい♪」といい続けていました。

どうしても一緒に頂上までいきたくて、背中を押してあげたり、荷物を持ってあげたり。
もしかしたら、初めて「他人を助ける」という経験が高尾山だったのかもしれません。
彼女は、見事、頂上まで登ることができました。

そして、ここ数年。
20代のころ一緒にお仕事していた方々と、毎年、登山後「高尾山ビアマウント」というビアガーデンにいくのが、恒例の行事になっています。
ちょっとしたお散歩気分で登山し、たらふくお酒を飲んで帰る今。
独り立ちして自分で生きていることをヒシヒシと感じる年頃です。

山は変わらないけれど、私はかわっている。
高尾山に登るとそんな実感があります。

同じ場所で同じことをしても、自分の受け留め方は全く違う。
これは、少しずつ自分が成長している証なのかもしれません。

また来年、今年とは違った気持ちで高尾山に登れたらよいなと思います。

明日は、「横浜っ子」の岩崎です。