山の手ロケット
2015年11月10日 (火曜日)
こんにちは。朝が早くても朝ご飯はちゃんと食べている田代です。
最近、何かと話題の「下町ロケット」を題材に
今日は一筆したいと思います。
言わずもがなですが、
この物語は、精密機械製造業の中小企業・佃製作所を中心に動く
中小企業サクセスストーリーとして、小説やテレビドラマを通じて
多くのサラリーマンに夢と希望を与えています。
(仕事をしていましても、話題に出てきますね)
この物語は、大企業・帝国重工との対決という構図で描かれ、
巨大権力に負けない勧善懲悪の内容になっていますが
今回は、池上彰さん的発想(物事を両面で考える)で捉えてみたいと思います。
それは、帝国重工もすごい企業じゃないか、ということです。
そもそも、宇宙航空関連事業「スターダスト計画」を掲げられるのは
帝国重工だからこそできることであり、
このようなダイナミックな話が出ていなければ、
佃製作所にスポットライトが当たることは無かったと思います。
また、豊富な資金と社員を活かせるのもスケールの大きい帝国重工ならでは!
どうしても部隊の演出上、帝国重工は悪の組織のように穿って見えてしまいますが、
其々の社員が自分のミッションに忠実であり、
仕事にプライドを持っていることは、丁寧に物語を見ていると間違いないと感じました。
願わくばスピンアウト企画で、逆の立場で描かれた物語を見てみたい!
帝国重工にも、苦悩と充実感、それぞれの社員の思いは必ずあるからです。
一方通行の視点ではなく多面的に自分の置かれている立場を考えたい。
自分たちが正しいと思いこまないようにしたい。
そんなことを考えさせられるのでした。
次は、平原さんのブログです。