共通言語
2016年6月7日 (火曜日)
お客様や学生との繋がりは、大切にしたいですね。
社会に出て、より一層、
お互いが何かしらの縁で繋がったからには、いい意味で、
何かを与えあう刺激しあう、そういう仲を続けたいと思うようになっています。
それが社会で生きる意味なのかな、そんな風に思います。
という話で今日のブログを終えたいホサカです、笑。
さて、今日はちょっといつもと趣向の違う内容を書こうと思います。
「数字」の話です。
私、算数も数学も苦手。数学は数Ⅰと数Aまでしかやっていません。
でも、仕事をするうえで、
数字という共通言語は便利だな、と思うのです。
言葉でああだ、こうだ、説明するより
「1のファイルを見て」
「3のボタンを押して」
「そのあと、6のファイルにファイリングしてね」
と伝えるだけで、1と3と6は、間違えることはありません。
ビジネスにおいて、数字は重要ということはよく言われることです。
PLもBSも、目標も、統計も。当たり前ながら数字で表現され、
それを押さえることは非常に重要です。
そしてさらによく言われることは、
その数字の意味をしっかり読解することも重要。
数字をどう捉えるか。
当たり前ながら、多角度から数字を読み取ることができ
人によっては捉え方が異なるわけです。
そうすると数字は「1は1」という「共通言語」ではなくなります。
つい、数字で物事を伝えると、
それは自分と同じ理解で相手も捉えてくれるはず。と思いがち。
たとえば、就職活動。
面接で、
「私はゼミで2本の論文を60日かけて和訳したうえで、自分の研究テーマの参考にしています」
と伝えたとします。
ある面接官は「60日もかけたのか」とネガティブに捉えるかもしれませんし。
ある面接官は「1本だけでなく2本も、60日もよく粘り強く取り組んだな」と好意的にとらえてくれるかもしれません。
たとえば、採用活動。
「当社は、売上○億円。10年連続○○という分野ではNO1です」と
説明したとしましょう。
ある学生の本心を覗くと
「売上○億円のイメージが具体的に持てず、
業界NO2でもいいので憧れの業界へ行きたい」
なのではないでしょうか・・・。
数字で語れないほうが問題なのですが、
せっかく数字を使ったのに、その数字を共通言語にするための努力がお互いにちょっと足りないと意味がありません。
大切なのは、「数字」というとても正確で便利なものを
しっかり「共通言語」にしていく過程。
面接のケースなら、
面接官側が、
その経験は「大変だった」のか「簡単だったのか」
それは「本人に素養があってのことなのか」「なかったからなのか」
を丁寧にヒアリングしたり。
学生側が、
ほかの人のケースを用いて、もう少しわかりやすく説明したり
する必要もあるかもしれません。
説明会のケースなら、
企業側が、学生がイメージしやすい事例を元に
数字をもっと具体化してあげる必要があると思います。
もちろん、学生ももっとビジネスの数字にアンテナ張ってほしいですけどね。
そのためには
「数字」を嫌がらないこと。
「数字」から逃げないこと。
「数字」と仲良くすること!
さて、私も明日から、そうしたいと思います!
明日のブログは、お土産ありがとう、田代さんです!