情けは人の為ならず
2016年10月6日 (木曜日)
こんにちは、食欲の秋ですね。吉川です。
突然ですが、職サークルには「シェア活」企画があります。
メディアやイベント、大学訪問などで集めた自社の応募学生を複数の会社で「シェアしましょう!」という企画です。
この企画、もう5年も続いているんです。
その中でも「物流業界」の企業ばかりを集めたシェア活は、同じメンバーで3年間も続いています。
昨年からは参画いただく仲間が増え、2017年採用では、物流企業7社で実施をしました。
このシェア活をいろんな企業様にご紹介すると
「自社にせっかく興味を持ってくれた学生を他社にも目を向けるキッカケを与えるなんてとんでもない!」
なんて反応がほとんどです。
ただ、それがどっこい。
実は同じ業界やテーマで複数社を比較することで、各社の強みや弱みなどの特徴がはっきりして、
最終的には「自社に合う人が効率よく応募してくれる」という素晴らしい結果が得られています。
2017年卒者向けにやってイベントでも、
他社の告知でイベントを知った学生が自社に内定承諾してくれた!という結果や
自社の告知でイベントを知った学生の内定承諾率100%!などという結果もでました。
なんでこんな素晴らしい結果が生まれるのか。
先日、参画企業が集まって、振り返り会を実施した時、その答えがわかった気がしました。
「情けは人の為ならず(情けは人の為だけではなく、いずれ巡り巡って自分に恩恵が返ってくるのだから、誰にでも親切にせよ)」だからなんです。
振返りの会で、参画企業の皆さんから出てくる発言は
「参加学生にとっては、もっとこうした方がよかったんじゃないか」
「もっとこうすれば、参加企業それぞれの特徴がわかったよね」
「(「半日の運営が相当疲れた」という意見に対して)いやいや40代の我々も頑張るから、20代のみんなも頑張ろうよ!」
「自分が」とか「自社が」という主語で語る人は、ほとんどいませんでした。
この会議やその後の懇親会を初めて見る人がいたら、きっと一つの会社の仲の良い「採用チーム」に見えるだろうなと思いました。
大局観をもって、社会全体の利益に目を向けられる人にこそ、最終的に自分に大きな利益が返ってくる。
「情けは人の為ならず」を実感できた瞬間でした。
食欲の秋ですが、今年は、もっと大局観をもって、
美味しいものをたべることよりも、もっと大切なことに没頭していこうと決めました。
明日は、秋といえば「読書の秋」かしら?ホサカです。