ゲキ動の演ゲキ ~職サークルシンポジウム2017~
2017年6月26日 (月曜日)
梅雨時期は、毎年腰に不安を抱える折原です。
先週6月22日(木)に開催しました「職サークルシンポジウム2017」、多くの方々にご参加いただきまして
誠にありがとうございました。
また、その後の人事交流会も予想以上の方々にご参加いただき、盛況の中、終えることができたと感じております。
恒例となっている「寸劇」ですが、今年は私も出演しました。
実はちょい役のつもりで手をあげたのですが、台本をみてビックリ「まさか!!」という展開でした。
本番までの軌跡と私の心境を少しだけご報告いたします。
■6月7日(水)
「やれるなら、やってほしい」と大監督よりオファーをいただき、ご厚意に感謝しつつ、ちょい役のつもりで手をあげる。
■6月9日(金)
夜、台本が仕上がったとメールで連絡を受ける。12日(月)の初稽古までには台詞入れてこいと激励付きで。
添付の台本を開けてビックリ!中心人物に抜擢されており、週末は困惑した状態で過ごす。
■6月10日(土)
困惑の中、ぎっくり腰に。立つこともできない、寝てても激痛が止まない…
■6月12日(月)
初稽古。ただ、週末にぎっくり腰をやってしまった私。台詞を覚えるどころではなかった。ストーリーを把握する程度に目を通し、台詞合わせに参加。
書いてあることを読めばいいだけなのは百も承知。自分の言い回し方が勝手に入ってしまい書いてある通り読めない。。。
「阿久根美咲役」の阿久根はすべて台詞が入っている。
監督も怒りを飛び越し、早々に呆れモード。
次の全体稽古は3日後。(どうする折原。腰も痛いし…)
■6月14日(水)
一人で読み込んでいても台詞が入ってこないので、掛け合いで覚える方が良いと考え石上役の石上と2人で稽古。
■6月15日(木)~6月17日(土)
シーン別に3日間稽古をしてきたが、台本が手から離せない。台詞がまだ入ってこない…
本番まで後5日。通しもできていない。不安が募るばかり…
17日(土)午後に車で外出をした際に、オーディオをOFFにし、1時間の運転中に台詞を言いまくる。
運転中で台本を持つことができない状況が功を奏し、台詞が入ってきた!
その晩から、入浴の際は湯船につかながら、台詞を2回り言ってから出ることに。
これが、腰にもいい影響を与えることとなる。
長い時間湯船につかるので、身体も芯から温まり腰がほぐれる。
■6月19日(月)~20日(火)
これまでの全体練習 合計10.5時間
台詞への心配がなくなる中、動きや表現の仕方に細かい指示が入るようになる。
プロの繊細な指導に困惑すると共に、「演じる」ことの難しさを痛感し、更に不安が増す…(どうする折原。もう引き下がれないぞ)
■6月21日(水)本番前日
1.5時間の本番前日練習。やっと通しが実施できた。1回…
最後のシーン以外を中心にくり返し稽古していたせいで、最後のシーンだけ練習不足が否めない。演じきれない。
「最近考えるんだよねー」という私の台詞から始まるシーン。
こうなったら、リアルに考えていることを想像して演じてみようと思った。自分に置き換えてみようと思った。
■6月22日(木)本番当日
これまでの総稽古時間12.5h。通しは3回程度。
石上と早めに集合し、表情や仕草をチェックするためローソンのガラスに向かって練習。
音響や照明チェック、ブルゾン吉川チェックも入るので、本番前は1回通せるだけ。
全体練習ではやらなかったブルゾン吉川 with Tや、溝渕が着替え途中で入ってくるシーンがこの本番前で披露される。完成度が高すぎる。
笑いをこらえなければならない、という新たな不安も。
・15:10演技スタート
暗転の中所定の位置につき、短く濃厚な10日間が蘇った。
そして、明転された瞬間に今までの様々な不安が一瞬にして消えた。
溝渕のことも見ないようにした。(どうする折原。見なくても視界には入るぞ)
あっという間に、最後のシーンに突入。
明転と共に「最近色々考えるんだよねー」の台詞が自然な感情と共に口をついた。
台詞を一つ言い間違えるこそミスはあったが、いままでで一番の演技ができた。
監督から終始いただいた叱咤激励(叱咤9割をも上回る1割の激励!)
石上の体当たりの演技
阿久根の演技に臨む姿勢
溝渕のこの日が来ることを考えて仕上げた腹筋
ブルゾン吉川 with Tの本家をしのぐ完コピ度合
パフは何事にも全力。
素晴らしい体験をさせていただきました。
また、演技の難しさ、面白さ、奥深さを教えていただきました。
監督の演出イメージに、どれだけ近づけたかは定かではありませんが…
来年、もしキャスティングしていただける場合は「ちょい役」でお願いします(笑)
明日は、パフの大監督。大岡さんです。