パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

愛着を持つ

2017年8月9日 (水曜日)

こんにちは。田代です。

保坂さんのバトンにあるように「伸びしろ」というのは
ストレッチ経験をするしかないですね。自分はまだまだです。

 

さて、今日は愛着について一筆します。

 

自分。いつからか分かりませんが、
組織やコミュニティに対して「意識的に」愛着を持つよう心掛けています。

例えば、引っ越しをする度に、
その土地の歴史や行事、名物や都市伝説を調べて好きになろうと、
いつも心がけています。

 

千葉県に引っ越しをして半年以上が経ちました。

埼玉県への郷土愛が強過ぎる私としては、
どうやって千葉県を好きになろうかとても悩みました。

この話、興味のない人は
「埼玉も千葉も、双子姉妹・マナカナと同じぐらい見分けつかんだろ!」
と思うでしょうが、私からすれば、まったく違います。
埼玉県にいる時は、千葉県は大嫌いでしたから。

 

そこで、引っ越し後、自分は何をしたかと言うと、
まず、千葉県のゆるキャラ・チーバくんの
ぬいぐるみやキーホルダー、ポロシャツを購入し常に持ち歩くようにしました。
まずは形から入らないといけないと思って。

キーホルダーはビジネスバッグに付けて毎日持ち歩いています。
こうやって千葉県信者になるよう矯正しています。

また地域活動にも積極的に参加し、だいぶ好きになってきました。

 

組織への愛着も同じです。

私は新卒入社で現職におります。
井の中の蛙になりかねない危機感を忘れないよう、
定期的に社外の方と勉強会や情報交換するよう意識をしています。

数年前。

知人のご縁で、熱烈にオファーを受けたことがあります。
いわゆる転職を考えるというやつです。

社員数は現職よりも40倍。
利益も出ている先見性のあるビジネスモデル。
社員の方々も同世代でモチベーションが高く切磋琢磨し合える。
年収ベースは現職の80万円アップで提示を受けました。

どう考えても移籍した方がいいはずです。
ところが、私はここにいる。なぜでしょうか。

理由は正直言うと自分でも分かりません。

将来性のあるビッククラブのオファーを蹴るなんて
夢を見るのもいい加減んにしろと言える意思決定です。

あえて理由を言うならば…
ひねり出した答えは「愛着」なのかもしれないと。

愛があれば生きれるなんて、微塵も思っていませんし、
会社が大好きかと言えば、愛社精神の塊でもないです。

でも、私の根っこには、ビジネスライクになれない
条件にも勝る何かが芽生えていたのです。
認めたくないですけれども。

 

 

採用の仕事をしていると「率」の向上という話が挙がってきます。

参加率、合格率、辞退率…「率」の向上のために、
あの手この手を考えるのが、私のミッションです。

ただ、たまに思うのは、
小手先のテクニックで「率」を向上するのも一つですが

人間が持つ心理的要素、
つまり、組織への愛着を持たせるにはどうすれば良いかという点に
フォーカスすべきではないか?と真剣に考えています。

 

「愛」は「理」を凌駕する。

 

採用の仕事は、心理学的なアプローチも必要です。
人間を扱うって大変な仕事ですし、面白いなぁと思う今日この頃なのでした。

 

 

次は、愛と勇気と希望を持ち続ける平原さんです。