パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

社会に育てられています

2018年4月16日 (月曜日)

教育とか躾は難しいなぁと日々感じている岩崎です。
特に身体も心も完成していない、まだ小さい子供にとって、
今大人がどう接していくかは、今後その子がどんな大人になるかに
多大な影響を与えると思うと、一つ一つの言動に気を配らなくてはと考えています。

 

早いもので、昨年1歳児クラスに入園した娘が、今年2歳児クラスに進級しました。
我が家にとって、初めての進級。
当然、娘自身はまだそんなことはよくわかっていないのですが、
私の方が久々に進級を迎える春ということで、ハラハラドキドキしていました。
(私の通っていた高校は2~3年生は持ち上がりだったので、実に16年ぶり)

 

クラスの定員に増員はなく、転園・退園の子もいないので、子供たちは全員
持ち上がりであることは2月の保護者会で聞かされていました。
担任の先生の発表があったのは、3月29日。
3人の先生のうち、1人は持ち上がり、1人は5歳児クラスへ、1人は退職でした。

 

1歳児クラスで過ごした最後の日、これまでお世話になった先生全員と
挨拶することができました。
5歳児クラスとなる先生とは、寂しさはありますが、同じ園にはいるし、
今後も朝の合同保育で顔を合わせることもあるので、そこまで悲しくなく。
持ち上がりの先生は、これまで娘を担当してくれていた先生だったので、
とても心強く、これからもお願いしますと笑顔でご挨拶。
(娘はこの先生が大好きなので、また1年一緒でほっとしています)

 

退職される先生は1歳児クラスで担任のリーダーをしてくださっていて、
私の中で、保育園=その先生くらいの方だったので、退職という事実が
とてもショックでした。
初めての保育園生活で、親である私たちが心の頼りにしていた先生でした。
最後にご挨拶した時、先生は涙を流して、娘との思い出を語ってくれました。
本当に本当にお世話になりました。

 

娘は保育園に通い始めた頃は、人見知りでなかなか馴染めず、
登園したり休んだりを繰り返したこともあって、緊張した日々を過ごして
いたと思います。
いつも指しゃぶりをしながら、遠くから見ているという感じでした。
家での様子と園での様子がかなり違うので、先生達にも驚かれていました。

 

それが、1年経ってみると、「みんなー!」とか「ねーねー!」とか大きな声で
先生やお友達に呼びかけて、ガンガン飛び跳ねて、走り回って、時には怒られて。
家での様子を話すと、「わかります!園でもそうですよw」と言われるように
なりました。
人見知りは変わってはいませんが、お友達や先生たちはもちろん、
お友達の親御さんにも積極的に話しかけるような子になってきました(笑)
これには親もビックリです。

 

田代さんのブログにあった、『若者を育てるのは社会』。
本当にその通り。
たくさんの大人がたくさんの愛情を持って関わってくれていることは、
きっと娘にとってかけがえのない経験になると確信しています。
幸せなことですね。

 

卒園式の前に、園内の壁に「こんなに大きくなりました」と
卒園する子たちの赤ちゃんの頃と6歳の今の写真が並べて飾られていて、
まったく関係ない私がじーんとしてしまいました(笑)
本当に温かな環境で親子ともに面倒を見てもらっています。

 

そのお返しとして、私にできることは、自分の子供だけでなく、
社会を構成する1人として、若者と温かくも厳しく接することを
さぼらずにいないといけませんね。
頑張ります。

 

次は、同じくお子さんが2歳児クラスに進級した小林さんです。