10のルール
2009年9月15日 (火曜日)
こんにちは。
野球のスコアブックを幼少期から覚えた田代です。
さて、前ブログでテレビを見て感化した高田君の話が
出ましたので、私も便乗したいと思います。
皆さんは自分に課したこだわり・ルールをお持ちでしょうか。
こんな質問をしたのも、TBSテレビで火曜深夜に放送中の
「私の10のルール」という番組を見て面白いな、と思ったからです。
この番組は…「ルール」とは、自分自身を組み立てている1ピースである
というテーマのもと、「10のルール」にまつわるVTRを手がかりに、
一人の人物を特集するドキュメンタリー。
自分が持つルールを知ることは、その人が持つ人格・パーソナリティが
見えて、とても面白いんですよね。
と、、テレビを見た翌日。
果たして自分はどんなルールを持っているのか、棚卸しをしてみました。
こんな感じです。
—————————————————————————————–
(1)朝、やるべき仕事があろうと無かろうと早朝に出社する
(2)ネクタイは体のセンターラインを彩る最大のお洒落と心得、必ず身につける
(3)メリハリは、極端につける。仕事で直帰した日の翌日は、始発で来る、とか。
(4)人前では絶対に泣かない。男の子は泣いてはいけない
(5)手帳は公私混同で使う。毎日が100%で分ける意味がないから
(6)たまには高級料理を食べる。一流に触れる。叙々苑に行く
(7)CDも雑誌も必ず買う。レンタルは、中途半端で大嫌い
(8)仕事には必ずオリジナリティを添える。真似をしても面白くない
(9)お金は使うのではなく、落とす。また来たい、成長してほしい万物に投資する感覚
(10)キレてもいい理由以外は、感情的に怒らない。スーパーサイヤ人になる境界線を決める
—————————————————————————————–
です。
どれが大事とかではかく、こうやって自分の志向整理をするのも悪くはないなと思いました。
就職活動でも、自分の長所短所を調べたりしますが
それ以上に重要だと感じるのは、
こうした譲れないルールやこだわりだったりするのかな、と。
個性が見える一つの手法として、皆様もお試しあれ。
次は、社会のルールに戸惑う新入社員・土田君です。
人間は間違う
2009年9月14日 (月曜日)
毎週一つずつ自然生物に関する知識を蓄えることを習慣にしている高田です。
この夏に、NHKで「日本海軍 400時間の証言」という番組が放映されていました。
当時、海軍の中心にいた人たちが、
「戦争はなぜ行われたのか、その判断の裏にどのような考えや人間関係があったのか」
ということを、「反省会」という秘密の会合の中で語っています。
戦後から数十年が経過し70~80代になった当時の中心人物の口から、
生存中は絶対非公開を条件に、当時の生々しくリアルな様子を証言しています。
おそらく、この会合で初めて表に出るような事実もあったのではないかと思いますし、
資料としても貴重なものであると思うので、すごくすごく興味深く見ていました。
会合を聞いていて、感じたいこと。
どんなに優秀な人間であっても、どんなに人格者と呼ばれている人でも、
必ず「人間は間違う」ということ。
会合の中心である「日本海軍軍令部」は、当時のスーパーエリートだったようです。
心技体を兼ね備えていると思われていた彼らでさえ、戦争回避を頭で分かっていながらも、
様々なしがらみや思いのなかで、開戦や非人道的な作戦に突き進んでしまいました。
現在、世界各地で起こっている同時不況。
その発端となったのが、サブプライムローン問題や、リーマンショックであり、
その裏側にいたのは、「金融工学」という技術を作ったウォール街の天才たちでした。
天才たちですら、間違うのだから、僕なんてもう、、、ですね。
自分は間違うということを忘れないでいようと、しみじみと思いました。
つぎは、野球の知識はパフで一番?の田代さんです。
誕生日とPマークと軽井沢
2009年9月11日 (金曜日)
みなさま、こんにちは。
パフにおける飲食手配と配膳準備のプロ (?) 杉平です。
つい先日、○○回目の誕生日を迎えました。
誕生日前日の9月1日は月に一度のキックオフミーティング。
会議終了後の懇親会では、途中で突如、会場が暗転・・・
そして、運ばれてきたのはとっても可愛くて、美味しそうなケーキ
プレートには「HAPPY BIRTHDAY」とともに、
「Pマークありがとう」 の文字が!
Pマークというのはプライバシーマークの略。
個人情報を法律や規格に則って正しく適切に扱っていることを証明し、一定の審査基準に合格した企業に付与されるもので、パフのように個人情報を頻繁に扱う会社にとっては、お客さまに安心して仕事をお任せいただくためにも必要不可欠な資格です。
わたしは個人情報保護責任者として、2年に1度やってくる更新のための作業を担当したのですが、悪戦苦闘の末、やっと先月更新認定の許可がもらえました。
それを会社のみんながねぎらってくれたというわけです。
いやあ、感激です!
そして、翌日。
誕生日当日から遅めの夏季休暇を利用して、軽井沢に行ってきました。
宿泊先は、星野リゾートの本拠地・星野温泉にある 「星のや軽井沢」。
元旅行業界勤務ということもあって非常に興味があり、
友人の強力な勧めもあって、いちど泊まってみたかったお宿です。
星野リゾートは1904年に軽井沢の開発を開始、100年以上の歴史を持つ
企業ですが、15年くらい前まで県内の老舗企業に留まっていた同社を
全国的なリゾート企業にしたのが4代目の星野佳路社長。
自社のビジネスを再構築した経験をもとに、破綻したホテルや旅館の
再生を引き受けるようになった 「立て直しのプロ」 です。
その立て直しの際に起きた様々な事件を題材にした経済情報誌の連載、
「星野リゾートの事件簿」 をまとめた書籍が同名で出版されています。
旅行から帰ってきてから読み始めました。
その中で紹介されているひとつが、北海道のアルファリゾート・トマム。
スキー場のリフトを運営・保守管理している部門の社員たちが、
再生を請け負った星野社長のもと、それまで考えたこともなかった
顧客満足度の向上について戦略を立てろ、といわれ当惑する。
当初は 「自分達は後方支援部門、戦略なんて考えられるわけがない」
と言っていたのが、挨拶と笑顔など、できることから少しずつ変化し、
最後には、夏のメンテナンス期に自分達だけが当たり前のように眺めていた雲海を
お客さまにも見せてあげたい、という思いから、期間限定のカフェ営業を思いつき、
障害となる様々な問題を自ら解決し、運営にこぎつけた 「雲海カフェ」 が
トマム再生のきっかけとなる。
いやあ、ドラマです!
プライバシーマークの件もそうですが、
社長室にいるわたしの仕事は 「売上」 を生み出すわけではない、
いわゆる裏方の仕事です。
ですが、 後方支援 = 保守的 ではいかんのです。
裏方だからこそ見えること、考えられること、出来ることがきっとあるはず。
幸せなことに、パフという会社はこうした裏方の働きにまで
目を配ってねぎらってくれるような仲間達の集まりです。
環境はとっても恵まれています。あとは、自分が何をするか。
気づけば結構いい年になっちゃいましたが (笑)、
まだまだパフと、そしていい仲間たちと、ともに成長して行きたいと思います。
さて、お次は、読書が大好きで実は博学な (あ、失礼・・・)
高田の登場です!
どこまでやるか
2009年9月10日 (木曜日)
こんにちは、ここ最近体の様々なところが不調になり、体調管理に気をつけ始めた今です。
ついに政権交代まであと少しになりました。
民主党が現在掲げているマニュフェストは本当にすばらしいものばかりですが、課題がないわけではありません。
例えば盛んに指摘されている、鳩山代表と小沢代表代行の権力の二重構造になるのではないか、という懸念。
これから痛みを伴う改革を行う過程で、起こるであろうマスコミの批判などなど
揚げ足を取ればきりがないですが、マニュフェストに掲げられているものは本当にすばらしいと思います。
後はどこまでやれるか、ということです。
これはパフにも言えることなのかなぁ、と最近考えています。
パフの考え方に出会うまでは「就職活動ってつまらない」と感じていました。
しかし、パフの考え方、理念、事業に出会って「これなら就職活動はつまらないものではなくなる」と感じたのです。
就職活動、採用活動のすべてのベースにこの考え方が浸透すれば、若者が(私もまだまだひよっこですが)生き生きと働ける社会になると思います。
掲げている理念を、仮に痛みが伴うとしても、後は貫くだけ、ということです。
偉そうなことを書き綴ってしまいましたが、なんだかしんみりと考えさせられる今日この頃です。
次は最近パフの会議室での食事会が多く毎日のように飲食物の準備をしてくれている杉平さんです。
つもり を なくす
2009年9月9日 (水曜日)
こんにちは。3年目の節目を迎えている木村です。
この前入社したばかりだと思っていたのに・・・あっという間です。
(と言いながら、1年目の時の記憶はだんだん薄れてきています。)
先日、電車に乗って外を眺めていると、
物流倉庫の一角に、偶然お客様の社名を見つけました
倉庫の前には何台かトラックが止まっており、近くには、
これから発送されるだろうたくさんの荷物が山積みになっていました。
直接の担当ではありませんが、採用担当者様以外にも社長や社員の方とよく
お会いしており、その企業の持つ雰囲気や、アツい想いを持っていらっしゃる
ことなど、わかっているつもりでした。
でも、倉庫に社名を見つけて嬉しい気持ちになった反面、社員の方が働いている
現場を今まで見たことがなかったこと、そして、社員の方が実際に働いている
「現場」がどこなのか、しっかり意識できていなかったことに気づきました。
「顔見世請負人」の一員であるからには、知っているつもり、分かっているつもりでは
通用しません。「入社後のギャップ」を生み出す原因になってしまいます
あらためて、自分の「つもり」をなくして、お客様以上にお客様を
理解できるよう、もっともっと勉強していかなくてはと強く思いました!
と、反省しながらも、日常の中でお客様の社名や商品などを偶然見かけると、
とても嬉しくなります。それは、「自分が知っている・お世話になっているから」
なのだと思います。
・・・そう考えると、自分の知らない企業はまだまだたくさんあります。
自分がまだ気づいていないだけで、いろんな企業にお世話になっているわけです。
学生のみなさん、とくに今「内定者」であるみなさんには、自分の内定先企業の
取引先を把握しておいて、日常生活の中で探してみる、ということをオススメ
したいと思います。
探すのは、社名でも、製品でも、何でもOK。
自社のことを理解することはもちろんですが、お取引先のお客様を知ることで、
きっとお客様や世の中に対する理解度は、変わってくると思いますよ
さて、お次は体調管理に気をつけ始めたコン。頼む!
ハタラクトハ?
2009年9月8日 (火曜日)
最近、お客様とのこんな会話もやりがいの一つだなぁと感じている大野です。
皆さんご存知のようにパフは学生の就職活動のお手伝いをしている会社です。
だからというわけではないのかもしれませんが、
「働く」ことについて考える機会が日々たくさんあります。
あなたにとって働くとはなんですか?
先日、初めて訪問させていただいた方にこう尋ねられました。
働くとはなんだろうか。
そもそもなぜ働いているのか。
日頃から考えてはいるものの、正直な気持ちを言えば、社会人半年ではまだお尻は青いわけでして、うんうん唸ってたところで、カッコイイ回答は出てこないわけです。
一方、同じ質問をしたところ、その方の回答はとてもシンプルでした。
「働きたいから働いています。」
「働くことに意義を見いだしているから、自分は働く。」
その方はこれまで、さまざまな仕事を経験なさって昨年は一年育児休暇をとり、出産を経て、最近仕事を復帰をされたばかりだそうです。
聞けば社会人7年目になるそうですが、ようやく今の解答があるとおっしゃっていました。
働きたいから働いている、やりたい仕事ができるようになってからが楽しい
毎日が必死の私からすると何だか輝いて見えました。
あと7年したらこの方のように考えることができるのかなぁと、ただ今はとにかく働くしかないので7年目に向かって突き進んでいきます。
皆さんにとって働くとはなんですか?
パフも色んな社会人の先輩に質問しているので、是非覗いてみて下さい↓
http://shokugakkou.com/member/11pre/senpai/01.html
では、次は何かと節目にされる三年目の木村さんにお願いします!
3年目が考える仕事のやりがい
2009年9月7日 (月曜日)
こんにちは。笑い声だけでなく、そもそも声が大きいことで有名な岩崎です。
学生時代、友達に「廊下歩いてる時点で教室の中にいるってわかったよ」と
言われたことがあります・・・。
声が大きくて得する時もたまにはありますが、どちらかというとコンプレックスです。
さて、8月末に久しぶりに大学時代の友人と飲みました。
どの友人と会うときも思うのですが、それぞれの歩んでいる道が違うことに驚きます。
女4人で会ったのですが、そのうちの一人から嬉しい報告がありました。
小売業で働いている彼女は、この9月からとある店舗のチーフになるとのこと!
パートさんのシフトを組んだり、総菜のメニューや値段を決めたり・・・。
一人で何でもやれる、やっていかなければいけない立場になるそう。
大変そうだけど、これから頑張ろうという気持ちが表情にあふれていました。
何よりも「直接報告したくて」という嬉しそうな顔に、こちらも嬉しくなってしまい、
とても良い会になりました。
社会に出て、3年目。友人の中にはチーフがいたり主任がいたりします。
肩書きだけが物語るわけではないですが、責任のある仕事や立場にいるんだなぁと
感じる時は少なくありません。
やる気の源になる時もあれば、正直プレッシャーに感じる時もあります。
でも、それは今までそれぞれが頑張ってきた成果でもあるんだと思っています。
一生懸命仕事をしてきたからこその期待なんだと思います。
自分が今何をすべきなのか。
足りないことは何なのか。
どうすればできるようになるのか。
そのために必要なことがなんなのか。
そんなことを考えて、実行していくことが仕事なのかもしれません。
そして、「できることが増えていく」ことがやりがいにつながるのかもしれないなぁと
彼女と話をしたあとで考えたりしたのでした。
就職活動中の皆さんは、「仕事」や「働く」というイメージがつかないかもしれません。
でもそれはみんな一緒です。私だって学生時代は何もわかりませんでした。
人それぞれ価値観は違うもの。結局自分が経験してみないと実感することもできません。
まずは、「仕事」という言葉からの凝り固まったイメージを捨ててみてください。
そして、擬似体験してみるのも一つの方法でしょう。
また、たくさんの人の話を聞いてみるのも一つだと思います。
そうやって少しずつ、自分の仕事観を作っていけたらいいのではないでしょうか。
明日は、社会人1年目。今のやりがいが気になる大野さんです。
民主党、圧勝
2009年9月4日 (金曜日)
こんにちは。伊藤です。
民主党が圧勝しましたね。皆さんは選挙に行きましたか?
私は選挙当日は朝からスケジュールが入っていたため、前日に期日前投票へ行きました。するとどうでしょう、区役所の投票所の階は、長蛇の列が……。列を整理している職員の方に「毎回こうなんですか?」と聞いてみると「いえいえ、前回の2倍、いや、3倍近くの人が来ているのではないでしょうか」という答え。確かに選挙翌日の投票率を見てみると、すごい伸びになっていました。
これまででもっとも、マニュフェストも眺めましたし(分からないことだらけでしたが苦笑)、自分なりに、比例・小選挙区、それぞれどの党(どの人)に投票すべきかも考えました。
で、私がどこに投票したかはともかく、民主党が圧勝しました。
日本が、政治が、官僚が、地域が、生活が、ビジネスが、変わる、ということです。変わるときには、当たり前ですが、痛みが伴います。効率的ではない動きがたくさん必要とされます。徐々に民主党批判がメディアを賑わすのでしょう。
さて、個人の態度としては、「集団」として決めた「結論」を粛々と受け止めて、動くだけです。できることは、志をもって政権を奪取した民主党を応援することなのかもしれません。
次は、笑い声が大きいことでも有名な、岩崎です。
涙。
2009年9月3日 (木曜日)
おはようございます。
涙腺がめっぽうゆるい吉田です。
嬉しくても、悲しくても、辛くても、面白くても泣き、
感動してすぐ泣きます。特技(とは言わないですが)は「笑い泣き」。
泣き虫と言われ、学生の頃は、いつも笑っていたので、
「本当に“ゲラッパ”だよね」とよく言われていました。
※ゲラッパ=笑い上戸
笑いのツボは浅く、はまると止まらなくなく傾向にあり、
一緒に涙も止まらなくなるので、堪えることがしばしばあります。。。
さて、冒頭が長くなってしまいましたが、
昨日、テレアポに励んでいた、
パフ内定者の「ナラ」が初アポを獲得していました。
その直前に
「高い声が出るようにしなくては!」と
気合を入れる彼女と遭遇し、
他愛もない会話をした直後にアポゲット!
「よかったねえ」と
嬉しくて泣きそうになりましたが、ぐっと堪えました。
10月1日は内定式。
涙は、入社後の彼女の初受注時にとっておこうと思います。
どうも内定者や1年目に対して、
お母さん目線になる私(自分自身若造なんですが)。
そして「いやちょっと待て。自分の仕事への向き合い方はどうなのよ」
と気づかされます。
応援しているつもりが、
力を与えてくれているのは彼女(彼)等たち。
今日も、なにかあるかもしれません。
次は、伊藤さんです。
人脈って?
2009年9月2日 (水曜日)
こんにちは。先週3泊4日で石垣島に行って、真っ黒になった吉川です。
—
9月1日に、私が丸9年間お世話になった採用担当者様が、大阪に異動してしまいました。
その方は、このブログにもよく「deer」というハンドルネームでコメントを残してくれた方です。
私が株式会社パフに内定したのが、2000年6月。
同じ年の8月から見習い営業として採用業界で仕事をするようになりましたが、
ちょうど同じ頃、人事部の採用担当に異動してこられた方です。
deerさんの会社は、その頃からパフとお取引をしてくださっており、
私は初めて自分の担当企業として、営業窓口をやらせていただき、
今年の8月末まで丸9年間一緒にお仕事をさせていただきました。
今日はこの方に贈ったお手紙を転載させていただきます。
長くなりますが、お付き合いください。
———–
Dear deerさん
9年間、本当にお世話になりました。
本当に本当にありがとうございました。
思えば、今の自分の仕事の原点となるもの、
営業として大切にしていることはすべて
deerさんとの仕事の中で学んだことだと思います。
今は本当に優しく、なんでもお話できるdeerさんですが、
入社1年目の頃は、deerさんは私にとって一番“怖い”存在でした。
初めて受けた採用ホームページの制作のお仕事でのこと。
出すデザイン出すデザイン、deerさんの要望とはピントがずれており、
毎日一時間以上お電話で修正の指示(お叱り?)をいただいていました。
私が作成して提出する文章もおかしな日本語ばかりで、
毎回赤ペン先生並みのチェックが入ってさし戻されていました。
そして最後には、
「もう、ホームページは予定通りの期日で完成できないね」
とあきらめのお言葉をいただいたほどです。
いつも厳しい口調のdeerさんが、初めて悲しそうな声でこうお話を
されているのを聞き、「これはタダごとではない!」と目が覚めたことを
今でも鮮明に憶えています。
お電話をいただいた直後に、制作陣と終電間際まで打ち合わせを行い、
自宅に帰ってからも寝ずに原稿の修正作業を行い、翌朝9時に今後の
進め方についてご説明に訪問しました。
その時は「今回はどれだけ怒られるのだろう」と心臓が飛び出るほど緊張して
伺いましたが、その反応は、全く予想に反したもの。
終始笑顔でうなずき、
「吉川さんの提案どおりでよいです。それにしてもこの短い時間で
よくやってくれた。納期どおり完成させられるようお互いがんばろう」
と声を掛けてもらった時は、目頭が熱くなりました。
“ピンチはチャンス”
ピンチに陥った時どんな対応をするかで、それがチャンスにもなりうる。
入社当時から社長の釘崎によく言われていたことを身をもって体験した
初めての出来事でした。
またdeerさんは、新商品をいつも一番に買ってくださるお客様でもありました。
パフが初めて作った商品を、未完成の営業トークで
たどたどしく説明をしていましたが、いつも真剣に聞いてくださり、
「もっと買いたくなるにはどうしたらよいのか」を的確にアドバイスしてくださいました。
どんなに厳しいことを言われても決してあきらめず何度となくご提案する「ねばり」営業。
私の営業スタイルは、deerさんに鍛えていただいたものです。
さらにdeerさんからは、営業冥利につきるうれしいお言葉もたくさんいただきました。
「自分が採用担当している限りは、吉川さんがずっと営業担当でいてくださいね」
「吉川さんは社外同期だ!」
今でもへこたれそうになった時に思い出しては、勇気をもらっている言葉です。
担当営業を叱り励まし、とことん向き合ってくださったdeerさん。
今思えば、社外の後輩を育てるなんてこと、相当な労力の上、何のメリットもないこと。
そしてそれを私だけでなく、パフ社員全員に対して、同じように向き合ってださった
deerさんの愛情深さ。人たらしな姿勢。心から尊敬しています。
このご恩は、ご後任の担当者さんに対して、私がしっかりお仕事をすることを
もってお返ししたいと思っています。
何年かかってでもきちんとお返しできるよう、ねばります!
これまで、本当に本当にありがとうございました。
また大阪でお会いしましょう。これからも末永くよろしくお願いします。
吉川安由
———–
仕事での人間関係は、単なる仲良し関係では全く務まらない。
時には言い難いことも真剣に議論するからこそ、よい仕事ができるもの。
そしてお互い真剣勝負で向き合うからこそ、
学生時代までとはまた違った強い絆で結ばれる人間関係ができる。
これを「人脈」というのだと私は思います。
入社9年目。
こんなことをたくさんの素敵なお客様たちに教えていただきました。
deerさんはその恩人の一人です。
仕事って、たいへんだけど、やっぱりすっごい面白い。
これから社会に羽ばたく皆さんには、苦手意識をもたずに
どんな人とも向き合い、がむしゃらにがんばることで、
よい人間関係をたくさんつくってほしいと思うし、
私ももっと素敵な出会いをいっぱいしたいと思いました。
deerさん、改めて大切なことを思い起させてくださって。
本当にありがとうございました!!
明日は、涙もろい吉田さんです。