パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

幸せな会社

2012年5月21日 (月曜日)

こんにちは、先日名字が変わった平原です。
とは言え仕事は「平原」のまま頑張ります(^-^)/

 

さてさて、つい先日、お客様とパフ&マジックドラゴン社員で夜お食事をご一緒させていただく機会が何度かありました。

改めて気づいたのですが、私たちが一緒にお仕事をさせていただいている皆様は、本当に本当に素敵な方ばかりです。そして、びっくりするくらい私たち(パフ&マジックドラゴン)と近い距離でお付き合いくださっています。
さらにうれしいことに、異動で採用(人事)を離れて、現場でご活躍されている方々が、その後も私たちに会いに来てくださったり、私たちの新人に「仕事とは何か」「パフはどうあるべきか」を熱く語ってくださったりするのです。
それが、珍しいことじゃないんです。

パフを卒業した社員も言っていました。「こんなにお客様から愛されている会社なんて、世の中そうそうない」と。本当にそうだな~と、改めて自分のいる環境がとても恵まれていことを実感しました。
こんなに小さな会社ですが、こんなに素敵な社会人の皆様と近くでお仕事(や飲み会)をさせていただけるなんて、本当に幸せで恵まれています。

仕事内容や、制度や、教育など、そんなことは全部取っ払ってこういう方々とお付き合いさせていただける会社であるというところが、一番の魅力だし、他社にはない美点なのではないかと思いました。そう考えると、そういう方々を惹きつけている釘崎はやっぱりすごいですね~悔しいけど(笑)

もちろん、私たちがもっともっと努力して、もっともっとお客様に喜んでもらえる会社にならないといけないですし、現状では甘えているだけになってしまうところもたくさんあります。そのために、まだまだ努力して、自分で成果を出していかないといけませんね。そして、もっと評価してもらえる、愛してもらえる会社を作っていきたいと思いました。

 

次は、そんな感動の場に一緒にいた保坂です。

 

週末の予定

2012年5月18日 (金曜日)

こんにちは、奈良です。

今週末、高校の頃の友人と久しぶりに会う予定です。

その友人は結婚して地方に行ってしまったのですが、
出産のために地元に戻って来たのです。

予定は6月なので、赤ちゃんに会うことはできないのですが、
のんびり過ごしながら一緒に名前を考えよう!
ということになっています。

高校の頃に一緒にふざけあっていた友人が母親になるなんて、
とても不思議な気持ちです。

母親になるのに、性格は昔と変わっていないのも、
もっと不思議に感じます。

母親になるということは、性格も変わってしまうくらい
特別な出来事なのではと想像していましたが、
本人にとってはそうでもないのかもしれません。

私の知らない世界に、足を踏み入れた友人に、
ちょっとその辺りを聞いてこようと思っています。

他にも話したいことは山のようにあるのですが、
なんだかんだ、赤ちゃんのことばかりになりそうです(笑)

なんにせよ、友人も私も、とりまく環境が変わっても、
昔と変わらず一緒に笑いあうことができるのは、
嬉しいことですね。

次は、最近嬉しい出来事があった、平原です。

ゲリラ豪雨の現在地

2012年5月17日 (木曜日)

こんにちは、並木です。

ゴールデンウィークあたりから、荒れた天気が週に一度は発生しているようです。本日の天気予報でも、17~18日に関東から西日本にかけて、竜巻や突風、豪雨、ひょう等への注意が呼びかけられています。
こんな時、特に困るのがゲリラ豪雨ですね。さっきまで晴れていたと思ったら、急に曇ってきて土砂降りの雨。傘を持たずに外出していると、大変なことになります。
そんな時に私が見ているのが、「今現在、どこでどれだけ雨が降っているか」を見られるサイトです。
過去の降水状況を見ることもできるので、雨がどこに向かって移動しているのかも推測することができます。

気象庁 レーダー・ナウキャスト(降水・雷・竜巻)

国土交通省 XバンドMPレーダ雨量情報

東京都下水道局 東京アメッシュ

東京電力 雨量・雷 観測情報

猛烈な雨が自分のいるところに近づいてくるのを見つけると、なんだか怖いものを感じます。これから梅雨、夏にかけてゲリラ豪雨の発生が見込まれる時期は、うまく活用していきたいと思います。

次は奈良さんです。

いつもお世話になっております、マジックドラゴンの坪内です。

ソーシャルメディアがあっという間に身近になってきました。ソーシャルメディアを活用したマーケティングも、成功事例を着実に蓄えつつあり、本質的な考察が進んできております。今回は、ソーシャルメディアがもたらす採用活動への変化を考えてみたいと思います。

生活消費者行動モデルのSIPSという概念が採用活動に活かせる?

ご承知の方も多いフレームワークですが、電通が提唱する新しい生活消費者行動モデルのSIPSという概念が採用活動に活かせるのではないかと思ってブログを書いてみます。

Img01

簡単にご紹介すると、ソーシャルメディアが主流となる時代の生活者消費行動では、まず共感することが消費行動の起点になるという考え方です。共感して、初めて中身を確認して、参加&良いものを共有・拡散するという。

『共感する : Sympathize → 確認する : Identify → 参加する : Participate → 共有・拡散する : Share & Spread』とシンプルに整理し、その考え方を略して「SIPS」と名付ける。

S

(Sympathize : 共感する)

I

(Identify : 確認する)

P

(Participate : 参加する)

S

(Share & Spread : 共有・拡散する)

共感体験の創出が人事(企画屋)の仕事

採用活動のカスタマーを学生と考えたときには、デジタルネイティブの学生たちを対象にしたソーシャル時代のリクルーティング手法のヒントが見えてくると思います。

当然、企業ごとにターゲットとする学生像が異なるわけですから、まず求める人材像を明確化することは重要です。

その上で、ターゲット学生の共感するような企業ブランドや社会活動や採用コンセプトを打ち出し、企画に参加させていくことを母集団形成の基本戦略とする。

インターン体験やソーシャルプロジェクト、その他のCSRプロジェクト等入口は様々あるが、そこに参加することで、ファン化していくような共感体験を創出することが重要です。

学生の感動が起点となり、ソーシャルでの共有と拡散が進む。あそこの説明会良かったよ!あそこの人事担当良い人だったよ!とネット上でクチコミが広がる。

ソーシャルメディアでのクチコミの威力はすごく、100の2乗が1万になるように、目の前の100人を深く共感させることができれば、その先に1万人にリーチする可能性があります。

企画の内容にもよりますが、ソーシャル上で告知されている企画をキャッチして参加してくる学生は、ITに強い方が多いだけでなく、パワーを持った学生エバンジェリストが紛れていることもありえます。

その方々が我々の会社の魅力をどんどんネットで拡散してくれる可能性があるのです。ソーシャルメディア時代の採用広報を考える我々は、「SIPS×採用」という観点で採用広報の企画を考えてみることは今年重要な施策のひとつになるかもしれません。

 次回は、並木です。

 

見知らぬ影響力

2012年5月14日 (月曜日)

こんにちは。田代です。

今日はゴールデンウィーク・ネタが続いているため、
私も便乗したいと思います。

今年の連休も、色々やりました。

野球やサッカー観戦
映画鑑賞に音楽LIVE、
飲み会多数に結婚式、
スポーツ運動、ショッピング…と、まぁ色々です。

そこで感じたことをまとめます。
環境による満足度という話。

例えば、

スポーツ観戦や映画鑑賞、飲み会の席でもいいです。

私たちは、同じ目的を持った見知らぬ人たちと
たまたま席が隣になり、一緒になって楽しんでいます。

この「たまたま隣の人」の影響力は、
実はものすごく大きく、人生にすら及ぶものであります。

映画館で、隣がうるさくて鑑賞に集中できなかったとする。
すると…この映画は「つまらない映画だったな」という記憶しか残らず、
二度と見ないでしょう。
こういう経験、皆さん、痛感していらっしゃるはずです。

これって、すごいことだと思いませんか。
作品、試合、宴席の内容ではなく、見知らぬ誰かの影響力で
思い出は良くも悪くもなるのです。

つまり、

私たちの良い作品や、良い思い出には、
自分や知人以外の、思いやりやマナーが不可欠であって、
とっても周りに感謝しなきゃいけないなー、と感じました。

 

就職活動でいえば、会社説明会もそうかもしれません。

説明会に参加をして志望度が上がったのであれば、
それは周囲の協力もあったからこそであって、
良い思い出になるべく土壌ができていたことを意味します。

知らない人に、知らないうちに、影響を与えている私たち。
そのようなことを意識しながら日々を過ごすと、猫背にはならず凛とできます。

良い結果でない時こそ、周りに与え続けよう。

そう思った連休でございました。

 

次は土田です。

 

大きな成長について

2012年5月11日 (金曜日)

こんにちは、高田です。


実はですね、から揚げに関しては、若干ブームが終わりつつありまして、
次のブームは、まるごとバナナですね。
最近、車とかに変わる輸出産業として、マンガとかアニメとか日本のソフトコンテン
ツを輸出しようという動きがありますが、
そんなことやる前に、まるごとバナナを輸出しろよという気がします。
もうしているかもしれないですけど、もっと力を入れて輸出しなさいと思っています。
あんなに美味いものないですよね。あと、あんなにソフトなものないだろうと。エヘ。


現在、ガイアックスグループに出向中でございます。
出向先の方で、先日、ある会社の事業を買収することになりました。

私もそのプロジェクトにかかわっておりまして、なんとかかんとか頑張っています。

取り扱っているのがWebサービスなので、今までと全く違う分野でして、
今までの感覚があまり通じない部分もあり、なかなか苦労しています。

とはいえ、その分、自分のスキルや判断力も磨かれる部分があり、
大変な分だけ成長していくのだろうなと思っております。

また、事業の譲渡は、デリケートな部分といいますか、
エンドクライアントにご迷惑をおかけしてはいけないので、丁寧にご説明をする必
要があります。

その時に会議とか往訪とかを設定するのですが、
色んな関係者の予定を調整しなければいけなんですよね。

まず、私。あと、私の会社のサポート担当者とか技術担当者とか。
事業を売却する会社の担当者。その会社の技術者。
または、この事業の製品の代理店の担当者。
この事業のパートナー会社の担当者。
最後に、エンドクライアントの担当者。


もう、分け分からない。

で、スケジュールを調整するのは、僕だったりすんですよ。

電話をかけて一発でつながることはないですね。
で、僕も会社にいないことが多いです。
で、折り返し電話の連続。

さらに悲惨なのは、複数の会社で集まる場合と遠方の土地に往訪する場合。

まず、複数の会社であつまる場合には、電話だと大変なので、メールで関係者に
複数日程を送付。
でも、そうすると、自分の複数日程をロックするので、その間は予定を入れられない。
結局、全員から返信あった時には、予定つかず。で、ロックしていた日程は、
空いたままみたいな。


遠方の場合は、その地域の会社に一度に行きたいので、A社の予定を押さえて、
B社の日程を聞く。で、B社がダメだったので、今度はB社の日程を仮で押さえて、
A社に伝える。A社に伝えたら、こらがダメだったので、あとは繰り返しみたいな。


いったい貴重な人生の時間のどれくらいを予定を押さえるのに使わせるんだよ
という感じですよね。

もっと大事なことに時間を使わせろよと。

あっ、この話を読んでいる方は、
「だったら、ちょー助とか予定を調整するサービスとか使えばいいじゃん。」とか考え
ている方もいらっしゃいますよね。


そういうサービスって、ログインさせたりとか、認証させたりしますよね、たいがい。
そういうのは、面倒なんですよ。

あと、どのサービス使えばいいのかとかで、迷いたくないんですね。
もっときれいに、簡単に予定を調整させてほしいんですよね。

ほんと、各人の予定をWeb上の公開してくれないですかね。
もうそれしかないと思います。

グループウェアとか使っているんだったら、それをWebで公開してほしいですね。
そうすれば、それを見て予定の調整とかできますから。

あっ、これ見ている人、「見られちゃまずい予定とかあるでしょ」と思いましたよね。
別に予定の中身は見たくないんですよ。時間が空いているかが見たいだけなので、
「予定あり」とかで公開してもらえればOKです。

あと、「予定の調整ってそんなに大変?高田、おまえがわがままなんじゃないの」と
思っている方いますよね。

調整が大変だと思わない人は、あなたの陰で他の人間が予定を調整してくれてい
るんです。感謝しましょう。

もしくは、調整するほど予定がないということで、もっと社外の人と会うようにしまし
ょう。

あと、この文章を読んでお分かりのように僕がわがままなのは事実です。

ということで、早速僕の予定を公開すると、
今週の日曜日は、夕方18時~22時までの間でクリーニング屋さんに行く以外予
定がないので、だれか遊びに誘ってください。


あと、出向先の会社ソーシャルグループウェアでは、
素晴らしい予定調整機能を備えたグループウェア、「iQube」を販売しています。
まだ、予定の外部公開機能はついていませんが、社内メンバーの会議とかを調整
できる「予定の検索&調整機能」という素晴らしい機能がついています。

社内会議の調整が大変だと思っているあなた。もしくは、部下が予定調整をするの
が大変そうと思っているあなた。

まずは、私に電話をお願いいたします。アポイントの調整は、わがまま言わず、
率先してやらせていただきます。



次は、田代です。

 

カリスマ!

2012年5月10日 (木曜日)

 

みなさま、こんにちは。

ゴールデンウィークに大がかりな部屋の掃除をして気分スッキリの杉平です。

 

最近のこのスタッフブログ、前日の島田からよいパスをもらう形で話題を思いつくことが多く、非常に助かっております。wink 

豊富な知識と経験を持ちながら、常に努力し成長を続ける大先輩社員のお話を読み、わたしも一人の女性を鮮明に思い出しました。今日は カリスマ添乗員 「Kさん」 のお話をしたいと思います。

 

◆ ◆ ◆

 

前述の部屋の大掃除で、大量の集合写真がでてきました。

パフに入社する前に12年間勤めた旅行会社時代、国内海外をまわった添乗中の写真です。

 

わたしには当時、心の中で「神」と崇める憧れのカリスマ添乗員の先輩が3人いたのですが、そのうちのお一人が 「Kさん」 。当時すでに彼女は10年以上のキャリアがあるベテラン添乗員、いわゆる 「プロ添」 と呼ばれる方でした。

 

添乗員にはとにかく、経験が重要。場数を踏めば踏むだけベテランになるわけですが、面白いことに (いや、怖いことに) 添乗ではベテランよりも新人のほうがお客様のアンケート結果で良いポイントをとってくることがあります。たどたどしいながらも一生懸命に尽くそうと汗をかいて走り回っている姿が与える 「好感度」 が、ベテランの安心感を上回る評価になることがあるのです。

 

一方、経験がついたが故に、本人が気付かないうちに仕事に悪い意味で慣れてしまい、お客様から 「問題はないけど、そつなくこなしているだけで感情がない」 とか 「まるで荷物を扱っているように感じる」 と書かれ、次第にアンケート評価が下降線を描き始める添乗員もたくさんいます。私の周りでは「添乗員は10年目からが運命の分かれ道」と言われていました。

 

そんな中、Kさんのアンケートは10年以上過ぎてもなお、常にほぼ100%に近い驚異的な満足度スコアを維持しつづけていました。どのくらいスゴイかを説明するのが難しいのですが、例えばこんなことがありました。

 

 ・米国同時多発テロ発生時、航空機がすべて欠航になり添乗中にカナダで足止め。

  お客様を心配した東北地区の支店長が、

  状況のとりまとめをしている本社に電話をかけてきて

  「お客様はどうなってるんだ!添乗員は誰だ?」 と凄い剣幕で電話をかけてくるも、

  「Kさんです」 と答えると、 「Kさん?なんだ、じゃあ大丈夫だ。ガチャ!」

  予定より3日遅れてやっとの帰国にもかかわらず、アンケートはやっぱり満足度100%。

 

 ・とあるお客様からのお電話。

    お客様 「Kさんは次はどこの添乗にいくの?」

  わたし 「○月○日出発のラスベガスツアーです」

  お客様 「それ、空いてたら2名予約しといて」

  わたし 「は?!あのー、ホテルや行程やご料金はご検討せずによろしいので・・・?」

  お客様 「うん。Kさんと行きたいだけだから、なんでもいいよ」

 

なんという社内外の信頼の厚さ!そしてお仕事の質の高さ!

すでに彼女は 「添乗員」 ではなく、彼女自身がひとつの商品でありサービスであり、価値のあるブランドでした。

 

Kさんに言われたこんな台詞を、今でもよく覚えています。

わたし 「Kさんはもうどこへ行っても、不安もないでしょうし、わからないことなんてないんでしょうね。」

Kさん 「そんなことないわよ。同じツアーだって季節も人も場所も全てが違う。慣れるなんてことはないし、初心忘れるべからず、ね。」

なるほど、彼女は知識や経験以前に、とても純粋に基本的なことを大事にしてきているから、常にプロ添で在り続けられるんだ。そう思いました。

 

様々な業界に、そして会社の中に 「プロ=カリスマ」 たちは存在します。
彼らと出逢い、よい影響を受け、今度はみなさんがその道の未来の 「カリスマ」 として成長していく。
就職活動は大変なことも多いですけれど、その先に待っている 「社会」 ってとても刺激的で、楽しくて、ワクワクですよ!

 

◆ ◆ ◆

 

さて、明日は カリスマ唐揚愛好家 を目指しているかもしれない高田です♪

   

成長を続ける

2012年5月9日 (水曜日)

 

こんにちは、島田です。

 

釘さん日記等で皆さんすでにご存知だと思いますが、先日、パフで堂々たる入社宣言をしてくれたアズサワ君という内定者がいます。

 

仲間になる私が言うのもなんですが、立派な入社宣言でした。

 

自分の言葉で堂々たる文章を考え、皆の前で声高らかと発表することなんて学生時代の私にはできなかった(いや、今でもできる自信はありません)、と感心しながら聞いていました。

 

で、入社宣言+キックオフミーティング+座談会のあと、内定祝いにアズサワ君を飲みに連れ出していろいろと話をしました。

 

勢い、私がまだ若かったときの体験談等をたくさんしてしまったのですが(ちょっと説教くさかったかな?)、そうやって話をしていると、普段は思い出さないけれども実は私の心の奥に深く刻まれている、私の仕事観、人生観に大きな影響を与えた話が意外とたくさんあることに気がつきました。

 

今回はそんな話の一つです。

 

 

☆  ☆  ☆

 

私が入社数年目の人事異動でそれまでと全然違う部署に配属されたときのことです。

その部署には周囲の人たち(特に他部署の人たち)から「職人」と呼ばれるほど、仕事にものすごくこだわりを持った先輩社員が何人もいました(※ちなみに、メーカーや技術系の仕事ではなく、金融機関のコンサル系の仕事です)。

 

私の近くには、その部署で10年業務をしている課長(Aさん)が座っていて、それはもうバリバリと仕事をしていました。

少し離れたところには、その部署で11年業務をしている課長(Bさん)が座っていて、こちらもそれはもうバリバリと仕事をしていました。

 

私は初めて経験する仕事に右往左往しているばかりで、当初は単純作業くらいしか仕事がなく、その「職人」についても「業務に詳しい人たち」程度の認識しかなく、本当のすごさを理解できていませんでした。

 

それから何ヶ月か経ち、ようやく自分に業務知識も幾分かついてきて、少しまともな仕事をあてがってもらえるようになってくると、「職人」と呼ばれている先輩たちのすごさが分かってくるのです。

 

なぜ、こんなことまで知っているのか。

なぜ、これほどまで物事を深く掘り下げて考えることができるのか。

なぜ、こんなに複雑な問題から核心を取り出し、論点を整理できるのか。

なぜ、これほど発想が豊かで、卓越した提案力、解決力を持っているのか。

なぜ、ここまでお客様から絶大な信頼を寄せていただけるのか。

 

私の目には、「職人」と呼ばれる先輩たちに、知らないことや、解決できない問題などはないと映りました。

しかも、「職人」たちがお客様に提案する資料は、提案内容のメリットデメリットをこと細かく洗い出したうえで、それに対する裏付けデータもきっちりと用意しており、ものすごく参考になるものばかりなのです。

 

まだインターネットもそれほど普及していなかった時代。

どこからそんなデータを探し出してくるのか不思議でなりませんでした。

 

 

あるとき、私はAさんを捕まえて聞きました。

 

「どうすればAさんのように豊富な知識を持てて、広い視野で物事を考え、的確な解決策を導くことができるようになるのでしょうか」

 

なんとまあ、安直な質問です(笑)

 

 

こんな答えようのない愚問にもAさんはちゃんと対応してくれました。

 

Aさん曰く、昔は先輩社員は後輩に対してもおいそれと知識やノウハウを伝授してくれなかったそうです。

「職人」にとって、知識やノウハウは自分が苦労して獲得した財産であり、他人に安易に渡すことを好まなかったそうです。

 

Aさんはそんな中、課題に直面すると、資料室に篭って参考になりそうな資料やデータを書棚の端から端まで読み漁ったり、先輩が作った資料をこっそり盗み見たり(頼んでも見せてもらえないので、盗み見るしかなかったそうです)して勉強したんだ、と苦労話をいろいろと話してくれました。

 

ちなみにAさんは、20坪近くあろうかという広さの資料室に置いてある書籍等で一度も開いたことがないものは、ほとんどなかったそうです。

お客様への提案資料の裏付けデータも、どんなものが必要か自ら考え、参考になりそうな資料を片っ端から集めて、自分自身で地道に作り上げたもので、経験とノウハウの塊だったのです。

 

 

そんな話を聞かせていただいた後、最後に意外な言葉を聞きました。

 

「でもな、どんなに頑張っても1年上のBさんには追いつけないんだよ。」

 

確かにBさんも業務知識が豊富で提案力や解決力に優れ、物事の考え方に独自の視点がある方でしたが、私の目にはAさんがBさんよりも劣るなどとは思えません。

 

 

Aさんは続けて言います。

 

「最初にこの部署に配属されたとき、1年先輩のBさんは既に一人前の業務をバリバリこなしていたものだ。そんなBさんに追い付け追い越せと、俺は一生懸命頑張って新たな知識やノウハウを身につけてきたつもりだ。」

 

「何年か前、俺はBさんと自分との差が『もう少し頑張れば追いつける』レベルまで縮まったんじゃないかと思って、1年でその差を埋めるだけの成長をしようと頑張ったことがある。そして1年後、実際その差を埋めるだけの成長をしたと確信した。しかし、そこで改めてBさんの背中を見てみると、自分との差が全く埋まっていないことを思い知らされた。俺が成長したのと同じだけ、Bさんも成長していたんだ。」

 

「それから俺は毎年自分とBさんとの差がどれだけあるかを自分なりに見積もって、その差以上の成長をしようと頑張っているんだ。でもどんなに頑張っても、Bさんも毎年自分と同じだけ、いやそれ以上に成長しているんだ。」

 

「俺はこの部署に来て10年になるが、10年目と11年目の差、この1年間の差は決して埋まることはないんだよ。」

 

 

みんなそれだけ必死に取り組んでいる、という先輩からのメッセージでした。

 

☆  ☆  ☆

 

 

あくなき成長を続ける。

自分がどれだけレベルアップしようとも、そこに満足せず、常に上を目指す。

 

そんな話をアズサワ君とした、銀座の夜でした。

 

 

アズサワ君、これから大変なこともたくさんあると思うけど、頑張れよ!

 

 

次は、杉平です!

 

こんにちは。
大野も大橋も面白いこと書くなあと、後輩に刺激を受けている木村です。
何を書こうかな・・・。

大橋にも紹介してもらったので、
GWのことを少し書こうと思います。

今年のGWは、人生で2回目の一人旅に行ってきました。
(友人に会いに行ったり、出張などを入れたらもっと増えますが)

もともと、一人旅に行く人ってすごいなあと思っていました。
今でも、そういった人の話を聞くと、羨ましさと同時に、
「私にはそこまで出来ない!」という思いが交錯します。

でも、やってみれば、自分もできてしまってます。

何が大事なんだろう、と振り返ってみると、2つ思い浮かびました。

1つ目は、わからないことを、素直に
「わからないので教えてください」と聞くこと。

無知の自分をさらけ出すって、正直ちょっと恥ずかしい。
でも、分からないこと・未確定なことでは判断ができないので、
恥ずかしさや、相手にとっては無駄な時間かもしれないという思いを
乗り越えて、一歩踏み出すことが大事。

すると、教えてくださった方に対して、
心からの感謝の気持ちが生まれます。

2つ目は、人としてのコミュニケーションを大切にすること。

例えば、何か質問をした時、相手にとっては無駄で面倒な時間かも
しれない。でも、笑顔で会話したり、きちんと感謝の気持ちを伝える
ことで、相手の反応は変わります。

そして、目の前にいる人とのやり取りを大切に、丁寧に、楽しもうと
すれば、自然と「人としてのコミュニケーション」が生まれます。

……書いていて思いましたが、仕事もまったく同じですね。
日々、もっと心がけなくては!!

 

「自分にはできない、向いていない、無理だ」と思うことでも、
少しずつ経験を重ねたり、そうせざるを得ない環境に追いやられる
ことで、嫌でも力が身に付くことがある。

そう考えると、働くこと・仕事をすることも、
いろんな自分の可能性が広がって面白いなあ、と思います。

いま就活をしているみなさん。すでに就活を終えたみなさん。
これから自分がどう変化していくか、楽しみにしていてくださいね!!

お次は、GW明けからバリバリ働いていそうな島田です。

納めるということ

2012年5月7日 (月曜日)

こんにちは、大橋です。

先日、パフグループの新卒応募者向けに社員との座談会がありました。
今日はそのときに考えたことについてです。

・・・・・・・

当日は、社員を4グループに分けての座談会で、
応募者の皆さんが全てのグループを回り、
お酒も交えてざっくばらんに話すというスタイルで行われました。

私のグループはマジックドラゴン社のサービスマネジメントグループメンバーが中心で、
サービスマネジメントグループは、サービスの履行、つまり“納品”を担当する部門です。
私は、入社前のインターンシップ期間の多くをこのグループで過ごし、
入社後はHRコンサルティンググループといういわゆる“営業部門”に所属していました。

昨年7月の出向以降、とくにここ3~4か月は“納品”の仕事が非常に多くなっています。

そういった経験の中、比較的イメージのしやすい“営業”という仕事に対して、
“納品”というのはなかなか捉え難い仕事なのではないかと感じています。

学生の皆からも、「どんな仕事をしているんですか?」という質問は
非常に多く寄せられ、そのたびに人事部(採用担当者)の代わりに行っている
具体的な業務内容の説明をしていました。

・・・・・・・

私自身が就職活動をしていたときは、あまり“納品”には目が向いていませんでした。
当時の私はきっとこう思っていたはずです。
「ミスなくやって当たり前」の、「業務を円滑にまわすことが大事」な、
ある意味で地味な仕事だと。

私が当時みていた企業側も、若手や新人にまず求めるのは営業経験であり、
数字に代表される成果ではないかと感じていました。

今思うと、非常に狭い了見だったわけですが、
今日ここに来ているみんなにはそういうふうに捉えてほしくないなと思いました。

・・・・・・・

最近、イー・ファルコン社では営業に出る機会よりも
納品する機会のほうが非常に多くなっています。

営業にパワーを割けない現状に焦りもありつつ、納めることの難しさに、自
分の力不足を痛感することもしばしばで、「求められている価値を提供する」というのが
いかに大変なことかと身にしみています。

* * * * *

ある会社の社員サーベイ案件でのことです。
役員向けに調査結果を報告するという機会がありました。

総計、数百万円のプロジェクトでしたが、
詳細を把握していない役員からすると
その報告内容で数百万円の価値があったかどうかの印象を決めるわけで、
ご発注を決めてくれた社長や人事部への影響も非常に大きい機会でした。

実際に、報告費用として頂いているのは数十万円であるにもかかわらず、
報告内容の準備には人も時間も知恵も、かなり多くのものを投入しました。

* * * * *

「この価格で、○○というサービスを提供する」、
いわゆる定価というのは商売の出発点だと思います。

「定価以上の価値を提供したい」というのは、
顧客の満足やビジネスの継続を願うものなら誰もが思うところだと思いますし、
顧客としても額面だけの価値しか提供してくれない外注先に対して
深い信頼を寄せることなどないでしょう。

しかし、過剰サービスにより、労働生産性が落ちては企業体力は下がるばかりで、
結果、サービスの質を落としてしまう悪循環に見舞われてしまうことでしょう。
(そもそも定価の概念がなくなります)

この非常に難しいバランスの中で、その責を担うのが納品部門だったりするわけで、
そんなこと、自分が納品の責任を負う立場になるまで全くわからないことでした。
(もちろん、納品後の達成感もです)

非常にわかりにくい文章を書いてしまいましたが、
営業が売ってきた価値を提供する難しさ、
今回の座談会では、こんなことが少しでも伝わればいいなと思って臨みました。
(結果はどうでしょうか。。。)

就職活動中の皆さんは、あまり私みたいな思い込みをせずに、
いろいろな仕事に従事する社会人と、深く話してみてほしいと思います。

次は、GWを満喫したと思われる木村です。