パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

早くしれ

2011年6月29日 (水曜日)

こんにちは。長崎です。暑いですね。
歌丸風に言うと、「猛暑の年は 夏太る 長崎です」。

このブログをご覧いただいている皆さまの中で、どのくらいの割合の方が
地方出身(もしくは在住)なのでしょうか。そして、その中のどのくらいの
割合の方が、方言を愛用されていらっしゃるのでしょうか。

私は北海道出身ですが、18歳で関東へ上陸。今でこそ北海道弁も素敵だと
思えるようになりましたが、上京したての頃は訛っていることがコンプレックス
で仕方ありませんでした。

時は1999年。
ガングロギャル(もしくはヤマンバギャル)の全盛期で、とにかく皆に同化
するために「超」と「~って感じ」という言葉を、私の中に導入しました。

すると、なんということでしょう。
少しは都会人になった気がするのですよね。皆と一緒である安心感も得ること
ができました。一人前になったような、ちょっとした快感もありました。

しかし、そのうち北海道弁で話そうと思っても、話せなくなっている自分が
いることに気づきます。本当の自分がどこかに消えてしまったような喪失感
を味わうのでした…。

まるで、就職活動準備のために黒いスーツを買いそろえ、自己分析をし、SPI
対策をし、皆と一緒であることに安心したものの、「自分って、本当はこんな
予定調和な人間ではないのに」と思い悩む就職活動生のようです。

しかし、最近、自分の発する言葉が一部おかしいことに気づきます。

「もー!早くしれ!」

と、「早くしれ」を連呼している自分が、そこにいました。
正確には「早くしろ」ですよね。北海道では、「~する」の命令形は「~しれ」
と言うんですね。「早くしれ」の他にも…

「もっと部屋を明るくしれ」(もっと部屋を明るくしてね)
「もっとカレーを辛くしれ」(もっとカレーを辛くしてね)
「その企画、もっとすごくしれ」(その企画、もっとすごいものにしてね)
「君、彼女にはもっと優しくしれ」(君!彼女にはもっと優しくしなさい)

私、日常から「しれ」を連呼していたのです。
私は「超」や「~って感じ」の威力に負けず、この12年間ずっと「~しれ」を
守り続けていたのです!「~しれ」の地味さと、根気強さの勝利!

他にも調べてみたところ、動詞活用に関する方言は守り続けていたようです。
高校卒業したてのころはコンプレックスだった方言も、本当は捨ててはいけない
ものだったのかもしれません。少しでも自分の中に生き続けてくれていた方言
にこんなに喜びを感じるとは思いませんでした。

皆さんが、今隠したい思っているコンプレックスがあるとしても、それは
他の人から見たら「個性的で素敵じゃない」というものかもしれません。
隠したり、捨てたりする必要はないのかもしれません。

私は森三中にシンパシーを感じると同時に、ものすごく尊敬しているのですが
それは、「デブなのに卑屈じゃない」から。

自分の個性を認めてあげましょ!

全ての人に受け入れてもらえるわけじゃないけど、「それもいいんじゃない?」
という人、会社が必ず存在します。そして、受け入れ、認めてくれる場こそ、
あなたの実力が発揮できる場所ではないでしょうか。

夏です。暑い。
「皆と一緒じゃなきゃ」「普通じゃなきゃ」という服を脱ぎ捨てようじゃない
ですか。コンプレックスなんて、ごくごく飲んで、汗にしてしまえ~!!

もっと楽に就職活動ができるようになるかもしれませんよ♪

次は、夏女平原です。

今年もこの季節がやってきた

2011年6月28日 (火曜日)

こんにちは、土田です。

メルマガが説教臭いので、今日も趣味に走ろうと思います。

今年も、この季節がやってきました…

何かというと桜美林大学孔子学院で毎年行われている、
「日中青少年中国語カラオケ大会」 です!

日本人の中国語学習者が、日本の予選でしのぎを削り、
決勝上海大会を目指すという、(一部の人の間では)
毎年恒例の本気勝負(と書いて「ガチバトル」と読む)です。

学生のころから毎年参加しているのですが、
今年は4年連続の上海決勝を目指します。
(決勝でもずっと三等賞どまりなので、上を目指したい!)

今回の選曲はこれ。
天高地厚(信樂團)です。

・おとなしそうな出だしから、激しいサビに移行し、意外性を狙う
・ツインボーカルで差別化を狙う
・キーの高いロックで、独自性を出す(ジャンルのかぶりを避ける)
※毎年、ソロのバラードで出場する方が多いのです

こう考えると、先週の孫子兵法のくだりでも書きましたが、
準備をしているときから、勝負は決まっているのかも知れません。

また、
・相手のかゆいところに手が届くサプライズを用意する 
・競合との差別化を図る
・他がまねできない独自性を出す

というのは、ビジネスにも通ずるところがあるかもしれませんね。

今週の土曜日が日本予選です。
自信は満々ですが、足元をすくわれないように準備を進めていきます。

次は、長崎です!

歯磨き粉・ぶちゅーの話

2011年6月27日 (月曜日)

こんにちは。田代です。

今日は皆さんへのメッセージとして、一筆しました。

突然ですが、皆さんは「どうしようもない時に出た一手」の経験は
ありますでしょうか。(よく考えれば、誰しもあるはずです)
私は公私にわたって、沢山経験をしてきました。

今日はそんなお話です。

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例えば。私自身の話。

営業職の仕事をしていて、どうにもこうにも結果が出ないとき、
もうどうしようもなく窮地に追い込まれたことが過去に何度もあります。

そんな時、最後に頭をひねって出てきたアイデアは、
「お手製オリジナルチラシ」だったり
「まったく前例のない奇抜で面白いセミナー支援」だったり。

要するに、企画書やサービスカタログにない全くのオリジナルサービスでした。
そしてこのアイデアが反響があって成果につながったことがあります。

そうした会心のアイデアには共通点があります。
それは泥臭さです。

おそらくそういったサービスを考えていた時の私の顔は、
窮地に追い込まれ、悲壮感たっぷりに、髭もそらず、
ものすごーく汚い顔をしていたことでしょう。

私は、こうした経験を「歯磨き粉・ぶちゅーの話」と読んでいます。

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歯磨き粉を想像してください。

もう使い終わったかなぁ…という歯磨き粉を思いっきり
ねじり出すと「ぶちゅー」って出てきませんか?
あれです。実は私たちが思う以上に歯磨き粉は中にあって
まだまだ出てくるんですよね。毎回、不思議に思う瞬間です。

私はいつも信じていることがあります。
それは、人間は極限状態の時、火事場の馬鹿力のような
理屈抜きの凄い力を生みだす動物だと言うことです。

困難な状況に立たされ、どうしようもない中、
一つの光を導き出そうとねじり出てきた歯磨き粉たち。
これは、何も特別なものではなくて人間であれば、
誰しもが持っているものだと思います。

・オリジナルがない
・自分には武器がない

本当にそうでしょうか。あなたの中に歯磨き粉は残っています。

この「ぶちゅー」の固形物が、
自分にとってのオリジナルであり武器だと思うんですよね。
ひねり、絞り出せば、必ず出てきます。
むしろ逆境はオリジナルや武器を作るチャンスだと思うべきかもしれません。

まだまだ残っている、歯磨き粉。ぶちゅーって出してみませんか。
オリジナル、個性、武器は、かっこよくもなんともなくて、
すごく泥臭いところから生み出されるのです。歯磨き粉の残りみたいに。

次は土田です。

音楽とIT

2011年6月24日 (金曜日)

こんにちは、高田です。

敢えて言うのだけれど、ロックが、つまらなくなっているかもしれない。

もちろん、素晴らしいバンドやアーティストはたくさんいる。
今でも、僕は、相変わらずのロックリスナーだ。

でも、世の中の激動に比べ、ロックバンドが大人しくなっているのではないかと感じるときがある。
もちろん、僕が年をとっただけかもしれないが。

 

■ブルースの時代にエレクトリックを手に入れ、ロックは誕生した。

エレクトリックのおかげで、ギターはひずみ、ベースは人々の体を振動させ、ドラムは地面を揺らせるようになった。
そして、ボーカルの声は、何万人に届くようになった。

エレクトリックがあったから、ロックバンドは成立した。
アコースティックでは、ロックにならない。電気が重要だった。

技術は、権威者だけに許されていた特権を一般大衆に移譲する役割がある。

昔、特権階級だけに許されていた観劇は、映写機の発明で映画となり、
人々の手に届くようになった。
また、移動手段の発達により、人々は移動の自由を手に入れた。

参考:岡田斗司夫 (2011) 『評価経済社会 ぼくらは世界の変わり目に立ち会っている』 ダイヤモンド社

 

エレキ楽器の発明により、自由な表現を何万人に伝えることは、
ロックバンドの手に渡った。

そこには、技術を取り込んで、表現に変えたアーティストたちがいた。

 

■IT技術が世の中を変えつつある。

集団狩猟→農耕→印刷→蒸気機関→電気 とその時代を変えた発明があった。
今、技術はさらに発達している。

ITが世の中を変えている。
人々の暮らしだけではなく、表現方法もITによって変わってきている。

すでに拡張現実やソーシャルメディアを使いながら、新しい表現を模索しているアーティストはいる。

早乙女太一☓チームラボ [吉例]新春特別公演「龍と牡丹」-剣舞/影絵-

AR三兄弟 第一話 | ワンダとtwitterと優しい奴ら

 

ロックはどうだろうか。
CDが売れなかったり、ロックがダイナミズムを失っていたりするのは、
それは新しい技術を取り込んでいないからではないか。

音楽とIT。
関係ないように見えるが、そんなことはない。
もし関係ないように感じるなら、それは今までのものが音楽であり、
バンドだと思っているからだ。

僕は、ロックの精神を信じている。
だが、このままでは、
「ロックというフォーマットがあった」ということになってしまうかもしれない。

エレクトリックを手に入れたロックから、
IT技術を取り込み、この時代の空気を、この時代に生きる人々の感情を表現し、
人々をワクワクさせるロックが誕生してほしいと思っている。

僕が、中学生の時に感じたような気持ちを、
ロックミュージシャンが今の若い子に感じさせてほしい。

次は、田代です。

バードビュー

2011年6月23日 (木曜日)

 

みなさま、こんにちは。

「日々の気づき」 、 「!」 と思う言葉との出会い・・・
そういったものは全て、忘れないうちにすぐ手帳に書くことにしている杉平です。

ちなみに一番最近書いたのは、以前から大好きで最近ちょっと忘れていたワード
 「Tida apa apa (ティダアパアパ) 」。
インドネシア語で、気にしな~い! 問題な~い! だいじょぶだいじょぶ~♪
のような意味で、気持ちや状況に余裕がなくなったときに、
よく自分自身に言い聞かせております (笑) 。

◆ ◆ ◆

さて、今週は月曜日から外部研修に行ってきました。
今回受講したのは 『自律型人材育成研修 / バリューチェーン・バードビュー』
というものです。

簡単にいえば、

 バリューチェーン : 価値創造の連鎖
 バードビュー : 空を飛ぶ鳥のように物事を捉える広い視野

ということですね。
いずれも、ビジネスパーソンにとって重要なキーワードです。

中でも、改めて大切だな、と実感したのは
「価値の本質を見ているかどうか」 ということでした。

今日 (6月22日) の日経新聞社説 「春秋」 に、
見事世界一に輝いた日本のスーパーコンピューター 「京」 についてこんなふうに
書かれていました。

「大切なのは、どんな立派な機械装置をつくるかではなく、どのように使うかだろう。」

まさにこれ。

「やっていることそのもの」 は、表面的な価値。
もちろん、意味や意義がそこにまったくないわけではないのだけれど、その先にある
「どのように役に立っているか」 が、本質的な価値であるわけです。

勉強も仕事も就職活動も、やること、もしくはやらなければならないことがある、
という視点だけで過ごしていると、
なんとなくそこに 「義務感」 のようなものが生まれてくるように思います。

億劫になったり、とりあえずのやっつけになってしまったり、つまらなかったり。

この勉強をすることで、自分にどんな変化があるのか。
この仕事をすることで、誰にどんな価値を提供できるのか。
この就職活動の先には、どんな 「はたらく」 自分が待っているのか。

なんだか視野が狭くなってきたなーと思ったら、
「バードビュー!」 というキーワードを思い出そうと思います。
みなさんも、いかがですか?

◆ ◆ ◆

さて次は、大量の読書で広い視野をもっていそうな高田の登場です!
(たまには褒めてみる)

積み重ね

2011年6月22日 (水曜日)

こんにちは。木村です。

たくさんの方と向き合う仕事をさせていただいています。
ありがたいです。
現状ではまだまだですので、もっと向き合い、寄り添っていきたいです。

最近、積み重ねてきた時間をつくづく感じます。
パフに入社してから今年で5年目。
「もう」でもあり「まだ」でもありますが、
本当にたくさんの方とお会いし、いろんな経験をしてきました。

嬉しくてとび跳ねたことも、悔しくて泣いたことも、
わけもわからず暗黒時代を過ごした時間も(笑)。
すべてが積み重なり、「いま」につながっています。

「あんなこともあったな~」と、記憶の片隅に追いやられている
こともあるのですが、それが『どうでもよかったこと』かというと、
決してそうではありません。
いま、当時のすべてを詳細に思い出せなくても、
当時なりに、考えていたことや喜怒哀楽などの気持ちはあったはず。

当時は重要視していなかったことが、いまとても重要だと感じたり、
いまになってじわじわと感情が動かされている、なんてこともあります。

すでに思い出せなくなっていることもあるかもしれませんが、
その時々、1つ1つの積み重ねが、「いま」につながっているのですよね。

過去も、現在も、未来も、つくっているのは自分自身。
すべて別のものではなくて、つながりのある、連続性のあるもの。

何でもないような「いま」を、十分に過ごすこと。
そして、あんなこともあったなと「当時」を振り返り、十分に学ぶこと。

とっても抽象的な日記になってしまいましたが、
1つ1つ、1日1日を大切に積み重ねて過ごしていきたいです。

 

お次は、「日々の気づき」を大切にしていそうな杉平です!

営業

2011年6月21日 (火曜日)

大橋です。

さて、今日はあるお客様とのことについて書こうと思います。

そのお客様と出会ったのは、昨年の9月。
そのときは就職活動生向けのイベントをご提案させていただきました。

冬には、大きなご提案をさせていただく機会もありました。
現在は別の件で話を進めさせていただいています。

 ***

実は、最後の最後で難航中の現在の案件。
社内調整にとてもパワーを使っていただいています。
もちろん、自信を持ってご提案させていただいているものなのですが、
先方の社内の状況がわかっているだけに申し訳ないなという気持ちとともに、
感謝の念を感じずにはいられません。

そんな気持ちを伝えたくて、電話越しに

 「いろいろ確認事項をお願いしてしまってすみません。
  本当にありがとうございます」

と言ったところ、

 「いえ、こちらこそありがとうございます。いつもすみませんね」

という思いがけない言葉が返ってきました。
営業をする側とされる側は、対等なパートナーであるべきと思ってはいますが、
やはり、なかなかそれは難しいとも感じています。
そんな中で、この言葉はとても嬉しいものです。

***

実は、12月のときもそうでした。
結局、ご提案させていただいたものは実現しなかったのですが、
お返事をいただいたときの電話は忘れることができません。

 「いや、がっかりしたでしょう。申し訳なかったね。
  でも今回、すごく頑張っていただいたのはわかっています。
  本当にありがとうございます。今後ともよろしくお願いします」

普段のその方からは想像しがたい、とても優しく、温かい言葉でした。
営業をしていて、こういう言葉を実際にいただけるとは
正直、思っていなかったです。

***

営業とは何でしょうね。

お客様のお困りごとを解決する(価値提供する)ことで対価をいただくこと―
そんな教科書の定義以上の何かがある気がしてなりません。

次は、たくさんのお客様と向き合っている木村です。

職サークルについて思うこと

2011年6月20日 (月曜日)

 昨年の父の日には、【あんたが社長!】と書かれた金のスリッパをあげて父を大喜びさせた大野です。

今日はパフが運営事務局として創業以来取り組んできた職サークルという取り組みについて書きます。職サークルって?→こちらからご確認ください。http://www.puff.co.jp/official/Puff_bulletin_101101.pdf

そもそも、なぜ私が学生時代に職サークルに惹かれたのか。なぜ理念に共鳴し、感動して、人生捨てたものじゃないと思えたのか。少し昔を振り返って職サークルに対する想いを書いてみようと思います。

だいぶ長くなります。かつ、だらだらと脈絡なく書いていますので、よろしくお願いします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

09入社の私ですが、当時は売り手市場。

大学のキャリアセンターからは、「いい時代だから大手企業を受験するように」と
強く薦められ、ナビは3~5つ程度は登録するよう促され、きちんと対策するよう
就職講座がいくつも設けられていました。そして、情報が詰め込まれたきらびやかな
画面を眺める日々、企業からのDMや合説の勧誘も、今よりもずっと盛んでした。

当時の友人たちの話題は、<どれだけシューカツ対策をしているか>
日に日にシューカツ仮面をかぶっていく友人らを横目に、
頑張れない自分をつくづく社会不適応者だと感じていました。

一生懸命パソコンとにらみ合い、ボタン1つで説明会の予約・キャンセルを繰り返し、
気が向いたら説明会に足を運ぶ。そしてあまりリアリティのないきらびやかな情報だけを
インプットして、それを繰り返していく。
スーツを着こなし、上手な写真をとり、面接での受け答えを練習していく。
それが当時考えていた<シューカツ>です。

なんだか人生の決断を、こんなしくみの中でしなければいけないのか・・・と、
むなしくなる日々でした。

結局、ナビは広告でしかなく、説明会も宣伝でしかなく、更に「大手企業が良い」と
決めつけてレールを敷いていくキャリアセンターも、コンサルタントも、
なんだか全て自分たちの都合だけで成り立ってないか、いう気持ちで日に日に腐って
いったことを覚えています。(今思えば、良い大人もいたかもしれませんが、
完璧に目をそむけてしまっていたのだと思います)

説明会にいけば、ステキカッコいい武勇伝を聞く一方、日々電車で苦しそうな顔を
見せている社会人たち。

 

一体、なにが本当なんだー!!!!!!という混乱状態です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

そんな情報が氾濫している中で、唯一知ることができなかったこと、最も知りたかったこと。
それが「働くことって一体何なのか」ということでした。

そうして、腐りかけた私が深夜にネットで見つけたのが
職サークル企画の一つである月見塾のページでした。

<社会人と働くことについて語り合おう。>
「ナニコレ。怪しい。でも、なんか面白そう。」というのが最初の感想でしたが、
あるページを見て、うっかり涙を流したことを覚えています。

当時の職サークルで出していたこの言葉です。
http://shokugakkou.com/member/11/shokugakkou/about/dec.html

これを見て
「大丈夫だ、一人じゃない。あんたが思うより、あんたを応援している大人はちゃんといる。」

そんな言葉を言われている気がして張り詰めた気持ちが和らぎました。
自分が感じていた違和感は間違ってない、少なくともこの職サークルは信じられるかもしれない、と。
だから涙が出たのかもしれません。

実際に、参加した月見塾では、豪快なオジサマ社会人と同じグループになり<誇り>
というテーマについてとことん語り合いました。
いわゆるシューカツの場ではないからか、いつもは仮面をかぶった学生しか見ないのに、
ここでは驚くほど個性溢れる学生たちが多かったことを覚えています。
(変なやつばっかりだったなぁ)
特に、衝撃だったのは、最初は熱く語っていたかと思いきや、途中からはベロンベロンの
酔っ払いオジサンになった社会人の姿です。

「あー、なんだ人間なんだ。社会人って普通の人じゃん。
 それにキツイこともあるみたいだけど、どうやら<働く>って面白そうだな。」

一見、あたり前のような感想ですが、こんな当たり前のことすら気がつかなかったんですね。

採用とは関係のない場で、社会人と上っ面ではなく腹の内を見せ合って
対話ができることは、とても新鮮でしたし、それは広告には写りませんでした。
更には、シューカツに対する疑問をぶつけても、「いいからやれ!」ではなく、
「働くことをちゃんと考えたい、そして社会人と話したいと思うことは良いことだ」
と背中を押してくれたことも本当に嬉しかったです。

その後は、親と仕事について語ってみたり、知り合いのサラリーマンに
仕事論を夜な夜な聞いたり・・少しずつ大人と【働くこと】をテーマとした対話を
重ねることで、自分自身が進みたい生き方が見えてきました。

私は、自分自身が職サークルによって、前に進むことができたと今、思っています。

どうしようもない社会でも、信念をもって世のために働く大人がいることを初めて知ったのは
職サークルでした。そしてシューカツを通じて信じられなくなった社会を、もう一度信頼して
みようと思うキッカケになったのも職サークルでした。

私は、デキル学生でも、優秀な学生でもありません。普通の学生でした。
世の中の大半をしめているのが普通の学生であるとすれば、私と同じようにつまづく学生も多いかもしれない。
だったら、信じてもいい大人がいることを伝えたい。
働くって簡単じゃないから、一緒に考えようと声をかける大人がいることを伝えたい。
素顔を見たいと、本気でぶつかってくれる大人が存在していることを伝えたい。
そう思いました。

入社して3年目を迎えましたが
今も、イベントを通じて当時の私が抱いたような感想を学生から聞くことがあると、
こっそり泣きそうになります。
あの頃は知らなかった、職サークルにかける大人たちの想いを知っているからです。
生半可なことでは職サークルに協賛などできません。
「どうしようもない世の中でも、君たちと一緒に成長していきたいと思っている
大人は意外といますよ!」と、今はいえます。

これから職サークルはルネッサンスとして第2期を迎えます。パフとしても挑戦の年になります。

気を引き締めて仕事をしようと思い立ち、つらつらと書いてみました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

次は、同じくきっといろんな想いがあるだろう大橋です。

父の日

2011年6月17日 (金曜日)

入社2年目までは社内で「優しい人」のポジションだったのに、
3年目になって後輩が入った途端、「恐い人」になった岩崎です(笑)
仕事だけでなく、友人からも厳しい人と思われているようで…。
本人は割と適当なつもりなのですが…。自己評価と他己評価って面白いですね。

さて、今週の日曜日は父の日。皆さんはどのように過ごしますか?
実は昨日が誕生日だった私の父。毎年父の日と一緒になってしまいますが、
プレゼントを渡しています。(今年のプレゼントは焼酎です)
普段顔を合わせてもそっけない態度を取るばかりで、感謝や尊敬の気持ちを伝えられない
私にとって、父の日や母の日はこの上ない機会なので、大切にしています。

その他にも、季節によって色々な「日」がありますよね。

・節分(2月3日)
・桃の節句(3月3日)
・端午の節句(5月5日)
・お盆
・敬老の日(9月19日)
・勤労感謝の日(11月23日)  などなど…

年を取るにつれて、こういう行事ってつい忘れがちになってしまうのですが、
私はなるべく、その日に食べるとよいと言われるものを食べ、
飾るとよいと言われるものを飾るようにしています。

実は何の意味もなかったり、どこかの企業の策略もありえるのでしょうが、
昔から代々続いているものにはそれなりに意味があると思うのです。

日々仕事をしていると、もちろん数え切れない喜怒哀楽があるわけですが、
たまーに季節や伝統や感謝といった感覚を忘れてしまうことがあります。
自分の周りだけがすべてという錯覚に陥ってしまうときさえあります。
そんなときにふと、日常から少しだけ離れたところに目を向けるきっかけになるのです。
こういうことを面倒がらずに大切にしていける人っていいなぁ~と本気で思います。

次回は、父の日にどんなことをしたのか気になる大野です。

叱ってくれる人

2011年6月16日 (木曜日)

みなさん、こんにちは。豊洲在住、独身貴族の吉川です。
新築に住んでいるだけで部屋がきれいにみえるもんなんだな、と保坂の紹介文を見て思いました。

先日、お客様から突然「吉川さんは、なんでパフに入社したんですか?」と聞かれ、久々になぜパフに入社したのかを考えました。

そもそもパフの説明会に申込をしようと思ったのは、社長の釘崎が会員学生向けに送っているメルマガを読んだのがキッカケでした。

いつも何気なく読んでいたメルマガのある回で、釘崎が、会社説明会を無断欠席した学生に対して、本気で怒り、どうしてそれがダメなのかという強いメッセージを込めた、就職活動生に対する提言が書かれていたんです。

当時(2000年)は就職氷河期で、就職情報会社から送られてくる情報は、筆記試験対策とか、面接チェックポイントなど、すぐに使えるノウハウばかりでした。

そんな中、そのメルマガはとっても異質でした。

「顔も見たこともない学生に対して、なんでここまで本気で怒っているんだろう? 真剣に就職活動生のことを思っている人なのかな。なんか変だけど面白そう…」

と思ったのが、パフの会社説明会に足を運んだキカッケです。

いま、就職支援をする側になって思うのは、一度や二度しか顔を合わせてない学生に対して「叱る」ことは、正直パワーがいります。

心から目の前にいる学生に「自分らしい就職活動をしてほしい」「イキイキと社会で活躍する人になってほしい」という本気の思いがないと、そうそう厳しく叱るなんてできません。

ときどき、採用担当の方から「今日こんな子がいてね、厳しく叱ってしまったよ」という声を聞きますが、そのようなお話しをしてくださる方々は皆、情熱を持って採用のお仕事につかれている方ばかりです。

「愛情」の反対は「憎しみ」ではなく、「無関心」。

私が入社して間もない頃に厳しく叱ってくれた方々も皆、直接仕事をしない今でもときどき飲みに誘ってくれる愛情深い方々です。

就職活動をしている皆さんも面接などでしかられた経験はありませんか。

そんな時は、落ち込むのではなく、新たな一歩を踏み出すチャンスだと思って、アドバイスを素直に受け入れ、次の選考にチャレンジしてほしいです。

未だに叱るよりも叱られることが多い私ですが、社会で働く1人の大人として、社会の入口である就職と採用の世界にいる者として、もっともっと若者に厳しく叱っていこうと思います。

明日は、仕事に厳しい岩崎です。