パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

適職だけが天職か??

2018年9月21日 (金曜日)

こんにちは!清水です。

小林さんのキャリア教育の話を読んで、
高校1年生のときに受けた「R-CAP」を思い出しました。
性格特性や学問適性・職業適性などが分かる検査で、
ゆとり教育の代名詞と言われる(笑)、総合の授業で実施しました。

そのとき最も適性が高かった職業は「国際貿易事務」。
実はこの結果を見たとき、すごくショックでした。
将来の夢が別にあったからです。
それに、”事務”という仕事に
「ずっと社内にいる仕事って、つまらなそう…。」
と勝手なイメージを持っていたこともあります。
・・・よく知りもしないのに、本当に失礼な話ですねm(_ _)m
そんなショックを受けている私に、先生がこう言ってくれました。

「最初は適職じゃなくても、楽しみながら一生懸命に
仕事をしていれば、いずれ適職になるよ。」

当時はこの言葉で、適性なんて気にせずに夢を目指そう!と
前向きな気持ちになれました。
そして社会人となって働くいま、先生が言っていたことは
ホントだったなぁとしみじみ感じます。
意志を持って仕事を楽しむ人、どんなことにも一生懸命取り組む人は
適性がどうであれ、イキイキと働いているように見えるからです。
これもひとつの、天職の見つけ方かなとも思います。

いまの仕事が適職か、なんてことは分かりませんが
例えば学生に、仕事楽しいですか?と聞かれて
楽しいよ!と即答できるくらいには充実した毎日を送っています。
次は、この仕事が天職だよ!と
自信を持って言えるようになりたいです!

・・・本当は今日は、話題の「ギボムス」のことを書こうと考えていたのですが、
懐かしくなって全然違う話になりました…(笑)。
これはまた次回!

お次は牧野さんです(^^)

こんにちは
クイズが得意か、と言われると「昔はねぇ」と答えるコバやんです@
 
最近頓に思うのは、「昔(高校くらいまで?)は頭柔らかかったなぁ」です。
人と一緒がとにかく嫌いで、奇抜なことばかり考えていました。
今じゃ灰色の脳細胞どころか、真っしろしろで。。。
子供の自分に頭を下げて教えを請いたい気持ちです。
 
 

 
そういえば、人事・採用に携わる私たちの頭をまた悩ませる話題がありましたね。
経団連の就活ルール撤廃が発表されたのが先日のこと。
大岡さんのブログでも触れられていますので、ぜひ読んでくださいね)
 
これまで以上に採用戦略や採用設計が大事になるなと気が引き締まる一方
学生側も同じように複雑な境地に立たされているようです。
 
先日テレビでやっていた学生へのインタビューでは
「自分のタイミングで就活できるから嬉しい」という意見もあれば
「周りとスタートが一緒じゃないから不安」という意見もありました。
 
不安をあおるわけではありませんが
学生時代を安穏と過ごしていては、自分が活躍できる会社には
ますます出会えなくなってしまったということです。
 
売り手市場などと言われていますが
結局のところ会社規模や業種によって求人倍率は大きく違ってきますしね。
 
こんな時代ですから学生たちには「世間の就職活動」に振り回されず
己を知り、他を知って「自分の就職活動」で運命の会社に出会ってほしいと
今回のことで強く感じています。
 
 
で、今回は「就活に悩まない”己”を知る」に焦点を当てて
改めてキャリアアップやキャリア教育のことに目を向けてみようかと
WEBを探ってみることにしました。
 
経済産業省のホームページを見てみると
今年3月に実施された人材力強化に向けた研究会の報告書が掲載されていました。
 
内容としては社会人向けの人材確保と育成についてで
個人の土台作りやキャリア・アップについての意見や
企業の役割などにも言及しており、コラムもあわせてなかなか面白いです。
(読んだことのない方はぜひお時間あるときに)
 
この報告書では「キャリア・オーナーシップ」についても触れられていますが
その下地になるのは就学前教育から始まるキャリア教育でしょうか。
 
 
では、そもそも日本のキャリア教育はどう進んでいるのか。
私自身が無知で全く分からず、そのあたりをもう少し掘ってみたところ
面白いお話しをしている先生を見つけました。
 
●筑波大学キャリア教育学研究室
 
筑波大学教育学類長の藤田教授がまとめていらしゃるサイトで
先生が「キャリア教育 よもやま話」にいろいろな話を掲載してくださっています。
(どのお話しも面白くて勉強になります!こちらはオススメしたいです)
 
そのなかで私が興味を持ったのは「キャリア・パスポート」!
第26話に掲載いただいていますが
キャリア・パスポートとは先生の言葉をお借りすると
 
 一人一人の児童生徒が、各教科等(教科・科目、総合的な学習の時間、特別活動
 等を広く含みます)において経験してきたそれぞれのキャリア形成にとって重要
 な学習活動を振り返り、それらの学び通した自らの成長や変容を自己評価できる
 ようなポートフォリオのような教材」
 
であり
 
 「児童生徒が学びのプロセスを振り返ることを通して自らの成長や変容を自己評
 価し、肯定的な自己理解を深め、主体的な学びに向かう力を育て、自己のキャリ
 ア形成に生かすために活用するもの」
 
であるとのことです。
 
参考として兵庫県と秋田県の学校で取り入れている
「キャリア・ノート」を挙げて頂いていますが、これがナルホドの出来。
この内容、見た目や作りこみ方を変えれば、大学生や社会人向けに十分通用する内容で
自己分析と、キャリア構築のために何が必要かの洗い出しに
非常に役立ってくれそうです。
自治体の先生や教育委員会の努力が垣間見える資料ですね。
私も勉強させてもらいました。
 
さて、このキャリア・パスポートを小学校入学から利用してきた子供たちが
いざ就職活動に取り組むまで、まだ10年も先の話になりますが
そのころには日本全体のキャリアに対する考え方も
今より成長しているのでしょうか。
 
私の子供ももうすぐ3歳。
義務教育の年齢にはもう少しかかりますが
子供に胸を張ってキャリアの話ができる父親になりたいと感じています。
 

 
 
それではでは、コバやんのひとりごと、今日はこのへんで。
お次は清水さんです。よろしくお願いします♪

知識と発想力

2018年9月19日 (水曜日)

実は小学校4年生の頃に、まだ安室奈美恵withSUPER MONKEY’S だった時の
コンサートに行ったことがある岩崎です。
収容人数が1800人程度の劇場の2階席あたりで見ました。
特にファンというわけでなく、母親に連れられて行ったので、知っている曲は
少なかったですが、既にCM等にも起用されていた頃で、今思えばとても贅沢ですね。

 

連休は某高級ホテルのランチバイキングに行ったり、家の掃除をしたり、
バスに乗って近所に買い物に行ったりしました。
娘の誕生日が近いので、プレゼントを何にしようか調べたり、
じじばば呼んでの誕生会の際の、飾りつけや料理をどうしようかを考えたり
している日々なのですが、当の本人は最近自己主張が激しくなり、
「ヤダヤダしてたらお誕生日来ないよ!」と声を荒げることもしばしば…。
楽しいけど疲れる、疲れるけどかわいいの繰り返しです。

 

先日、何気なくテレビをつけていたら、高校生クイズをやっていました。
毎度機会があれば見る程度ですが、私の印象だと、これまでは難しい知識を問う
形式のクイズが多かった気がしたのですが、今回は知識=頭はもちろん、
手足や身体をフル回転してチャレンジする問題が多かったように感じました。

 

例えば、200個の紐付き風船を文房具店に売っている物だけでいかに早く割るかや、
5m(だったかな?)の発泡スチロールの壁をいかに早く登るかなど。
もちろん力技でも良いのでしょうが、それだと良いタイムが出ない。
風船は化学反応を利用したり、ローラー作戦で物理的に風船を押さえて
あっという間に割ったり。
壁は登り棒を支える際に、押すのではなく、引く方が力が強いことを利用したり。

 

実際に映像を見ていないとイメージしづらいとは思いますが、
こんなことを出場者の高校生は一瞬で思い付くのです。
ただただ、すごいなーと感心しながら見ていました。

 

テレビ局側の都合も多分にあるのでしょうが、知恵・知識だけでなく、
発想力や行動力が求められる時代の表れなのかなと感じました。
これからどんどんその傾向は強くなっていくのかもしれません。
知恵・知識と発想力・行動力の両輪を鍛え続けるのはしんどいですが、
ああでもないこうでもないと試行錯誤するのはワクワクする瞬間でもあります。
世の中全体がそんな雰囲気になれば、毎日がもう少し楽しいものになるのかも…?

 

発想力とひらめき力を鍛えるため、私は謎解きを続けて、
時代に取り残されないようにしたいと思います(笑)

 

お次は、クイズが得意そうな小林さんです。

僕は安室奈美恵になれるのか

2018年9月18日 (火曜日)

おはようございます。田代です。

前ブログの執筆者・保坂先輩から職人という紹介をいただき、
ありがたく承らせていただきます。
でも職人になろうと思って、なったんじゃないんですよ。

組織を俯瞰した時に、どの分野でパフォーマンスすることが、
最も価値貢献できるかを真摯に考えた結果、
今の職人芸を掴み取ったというのが正直な思いであります。

生きるって、とどのつまり、社会や組織やコミュニティの中で
自分のレギュラーポジションをどう作るかだと本気で思っているので。

 

さて、今日は、何について書こうかなと思っていたのですが、
やっぱり、つい先日引退した安室奈美恵さんについて触れたいと思います。

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僕は、世の中に価値貢献できているのだろうか。。。。
誰かの希望になれているのだろうか。。
たまに、そんな馬鹿みたいなことを考える時があります。

有名ロックミュージシャンやプロ野球選手であれば、
一度に5万人を集めて夢や感動を与えることができますよね。
でも自分は、有名人でもなければ、なんでもない一般ピープルです。

でも、この世の中に生命をいただけた以上、
より多くの人に価値貢献できる存在になりたいという思いが
30歳を半ばにしてより強くなっています。

そんな時に出会った曲を紹介しましょう。
それが安室奈美恵さんの「Hero」です。

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9月16日(日)をもって、歌手の安室奈美恵さんが引退しました。

よくラジオを聴いているのですが、9月に入ってから
安室さんの曲をリクエストするリスナーが非常に増えました。
ということで、ここ最近のMY・BGMは安室さんばかりでしたね。

自分もCDは結構な量で持っているのですが、
中でも、ここ数年で名曲の一つに名を連ねた「Hero」は秀逸です。

「君だけのためのhero、どんな日もそばにいるよ」

自分は、この歌詞を見て、じーっくり聴き入った時、
眩暈(めまい)がするほど参ってしまいました。何度聴いても涙が出ます。

だって、安室奈美恵という何千、何万、何億という人々に
夢と希望と感動を与えたスーパーヒーローがですよ。
「ヒーローは、君だけのためでいいんだ」って言っちゃうんですもの。

仕事柄、就職活動のサポートをすることも多いのですが、
よく「社会貢献がしたい」とかって出るじゃないですか。

社会貢献という言葉は、かっこいいけど、社会人がやっている日々の仕事って、
現実は、すごく地味で、やりたくないことも多いし、面白いわけでもない。
社会に出る時に志した「社会貢献」を日々の仕事で感じるのが難しかったりする。

そういう状況下で、私たちは世の中を救うヒーローになれているのか、って
たまに自問自答したりする。理想と現実と向き合い、戦っていくんですね。

そんな私たちに対して、安室さんは歌います。

「ヒーローは、君だけのためでいいんだ」

周囲の人に対する貢献の積み重ねが、ヒーローになれる近道なのだという
極めて、本質的なメッセージだと自分は感じており、素晴らしいなと思うのです。


ということで、ブログの結びは、引退した安室奈美恵さんへ。

僕の青春、ありがとう。さようなら。
今日からは二十歳になる我が子のヒーローでいてください。

自分は、僕を信じてくれている

家族やたくさんの仲間たちやお客様など身近な人たちに貢献すべく精進あるのみです。

頑張ります。

次は、連休は何をしていたのかな? 岩崎さんです。

プロフェッショナルー流儀

2018年9月14日 (金曜日)

泣き虫ですね。子供のころから。詳細は、こちら↓
https://www.puff.co.jp/saiyo/members/hosaka/

でも、仕事で、泣くのはナシ!

我慢で奥歯がすり減るのと、
笑顔や真面目な顔しながら、右目から涙がツーっと流れるのだけ
気になっている、ホサカです。

・・・

さて、本日は、プロについて話したいと思います。

ここのところ、私と同世代のプロフェッショナルの方々の引退が、
私の涙を誘っています。

まず、私たち世代のあこがれ、アムロナミエ。
アムロちゃんは、40歳になったいまも、私が10代のころのままのイメージで
引退表明からのこの1年。まだ私の目をキラキラさせてくれ、あごがれの存在のままでした。

引退の日まで、
あと数カ月・・・あと数日・・・
と思っていたこの晩夏。

元巨人の村田選手が、NPBへの復帰かなわず、引退を表明。
まだやれる、そう、自身や家族やファンが思う中での決断。

広島の新井選手。
引退表明後、まだまだ打ち続けるアライさん。40過ぎてもまだまだ。
本当に引退するのか・・・。でも現実。

そして、巨人・杉内投手。
まじかー。畳みかけるな。。。
松坂世代と言われた投手。
甲子園・プロの世界でもノーヒットノーランを達成している。
杉内世代と言われてもおかしくない投手です。

ここまで書いて、既に、右目から涙がまた流れてます。

今日のブログはここで終わらせたい。

・・・

さて、まったく興味のない話・・・という方、多いですね。失礼しました。

何か言いたいかというと。

「プロたるか」を
自分自身が、どう意識して過ごせているか、ということが、
芸能界やプロ野球の世界だけの話ではなく、社会人として重要だと思っています。

いま自分は、
三軍なのか二軍なのか―
二軍でも三軍でもいいが、一軍を目指す意識と行動ができているのか―
プロ・一軍としての能力とアウトプットができているのか―

プロとして求められているものに応えられていないなら、
引退という選択肢を選ぶのは、私にとっては自然。

環境を変えて、新しいプロを目指す。

第2の人生とか言いますが、人生は1つ。

場面・場面で、「育成選手として」「プロとして」の立場を意識しながら、
成長とアウトプットを繰り返していくのかが、プロフェッショナル。

そんなことを思って、こんな話を書きました。

・・・

この話を書く、と数日前から考えていた中
今日を迎えたら、今度は「タッキー&翼」ですか。。。

また同世代が、引退=新しいステージに行きますね。
負けずにがんばります。

・・・・

さて、3連休明けのブログは、職人=プロフェッショナルのタシロさんです。
(この紹介5回はした気がする)

仕事で泣くのは悪いことか

2018年9月13日 (木曜日)

皆さん、こんにちは。
先週末、自宅の阿佐ヶ谷はお神輿が出ていました。

楽しそう~と思いながら眺めていたら、近所の方におもむろに「担いできなよ!」と言われ、「あ、私って、担ぎたい風な見た目なのね」と自分のキャラを再認識しました。

さて本日は、皆さんに聞いてみたいことがあります。

「仕事で泣く、ってダメですか」

私は幼いころから涙腺が弱く、楽しくても、面白くても、悲しくても、悔しくても、嬉しくても、怒っても、緊張しても、全部涙が出てしまいます。そんなこともあって、私の価値観では、「仕事で泣くって、ダメ!」という思いを強くもっています。

さすがに40代になると泣く回数も減ったのですが、実はちょうど今月、全社員会議の場で、泣いてしまいました。

営業の責任者として、全社員に対して、真面目に危機感をもって報告しなければならない事項があったのですが、そのタイミングで泣いてしまいました。
これは大いに反省しまくりました。改まった場で、個人の感情を露呈するなんて甘えだな、と。

ただ翌日、鬼ちゃんから「吉川さんの涙は、仕事への真剣さの現れだと感じた」と好意的な感想を言われ、とってもびっくりしてしまいました。

涙は、許しを請う武器としては決して使ってはいけない!
けれど、場合によっては良いと思える場面もあるのかな。
そんな気づきを得た、新鮮なコメントでした。

「仕事で泣く」って、どうなんでしょうか。

ぜひ色んな観点から皆さんのコメントを聞いてみたいと思うようになりました。

明日は、実は泣き虫なホサカです。

祭りの秋到来

2018年9月12日 (水曜日)

9月も半ばになってきたのにまだまだ残暑も厳しく、衣替えという空気に全くなっておりません。

しかし台風も頻発し、気候は少しずつ秋になってきている様子も感じられます。

出来れば徐々に秋の気温へと変化していってほしいものです。

 

9月半ばといえば福岡市民として絶対に欠かせない行事があります。それが「放生会」。

筥崎宮で9/12~9/18に行われる放生会は「万物の生命をいつくしみ、殺生を戒め、秋の実りに感謝する」お祭りです。

博多っ子ならば必ず毎年お詣りする恒例行事(だと思ってます)。

かなり大規模なお祭りで、参道にずらっと並ぶ屋台も壮観、ウナギ釣りやピンボール等のゲームコーナー、見世物小屋やお化け屋敷なども出展していて全てを回るとかなりの時間を要します。

幼少期から参加していたお祭りのため当たり前のように感じていましたが、県外の人を連れていくとその広大さにとても驚かれます。

個人的には型抜きがツボで、混雑したお店の中で究極の集中力を問われる、あの得も言われぬ空間が大好きです。

毎年挑戦していますが成功したのは一回だけ。(最も簡単な型のもの。)

失敗して集中力が切れたところで最後には焼き物を物色して帰るのが私の一連のルーティンです。

 

今年は福岡に帰るタイミングが合わなさそうで大きく落ち込んでいるのですが、先日自宅にいると外から祭囃子が聞こえてきました。

夜になれば広場で盆踊りも始まり、大勢の方が楽しんでいるようです。

営業で行く先々でもふと看板を見ると、この時期にけっこうお祭りの案内が出ているのを目撃します。

東京では秋にお祭りが多いのだと初めて知りました。

東京での粋なイベント行事にもいろいろと参加してみたいと思います。

 

パフでは毎日お祭りのような賑やかさで、皆が明るく元気です(私見)。

お次はパフ祭りなら先頭でお神輿を担いで導いてくれる存在、いつも真ん中で皆を支えて下さっている吉川さん、お願い致します。

おはようございます。ハム石河です。

ちょうど1年前の出来事を回想しながら、ブログを執筆していこうと思います。

 

***

 

その日もいつもと変わらない、1日が始まるはずだった。

 

遡ること、ちょうど1年前くらい。
私は当時、青森県は下北半島の横浜町というところにいた。

そもそもの前提からお話しするならば、
あの時の私は、野宿をしながら本州をぐるっと旅をしていた。

前日に本州の最北端に到達し東京まで残り800kmを残し、旅も終盤戦に突入した矢先の出来事だった。

 

***

 

当時の1日のスケジュールは、

あさ、日の出とともに起床。

日中120kmくらい漕ぎ、隣町へ。

食事は現地で調達 or お恵みをいただく。

お風呂の代わりに、コンビニで2リットルの水を買い
人気のないところでその水を浴び、体を洗う。

そして、寝る
(公園、コインランドリー、その辺の軒下、海辺、道の駅、無人駅、その辺に捨ててあるダンボールの上…)

 

きっと今日も、明日も、明後日も、日常が続くと思っていたし、そのことに関しては疑いの余地も全くなかった、

 

はずだった…

 

***

 

9月15日。午前6時30分。青森県下北半島、北端。

 

いつもより少し早く起きて、日光浴をしていたその時、突如として町中にサイレンが鳴り響く。

 

それと同時に、アイフォーンが騒ぎ始める。
『Jアラート』と呼ばれる、気味の悪い警報があたり一帯を覆う。

 

どうやら、北朝鮮からミサイルが発射されたらしい。
前回と同じ起動なら、まさに上空を通過する。

 

防災無線では「地下に逃げろ」とアナウンスされる。

 

野宿なので、もちろんそんな退避場所なんて存在しない。

 

人生で初めて死を悟った瞬間だった。

 

本土上空を通過するまでは10分。
何かの間違いでミサイルが落ちてきたら、間違いなく死ぬ。

 

生きた心地が全くなかった。

 

***

 

人生〇〇時間というけれど、人生100年時代というけれど、
本当にそうなんでしょうか。

 

「ドラえもん」でお馴染み「藤子・F・不二雄」先生の作品で、『ある日』という漫画があります。
(https://m.youtube.com/watch?feature=youtu.be&v=nqB-2dRtulU)

 

ある日、唐突に日常が終わりを告げて来るはずだった「明日」が来なかったら…
そんなこと、明日になってみないとわからないけど、今日が人生最期の1日だっていう可能性だってないわけじゃあないか。

 

***

 

結局、ミサイルは無事(?)に通過し、ことなきを得たのは周知の通り。

 

「もしも今日が人生最期の1日だったらー」

 

自分には何ができるのか。
誰かのお役に立てているのだろうか。
感謝の気持ちをもれなく伝えられているだろうか。

 

最近物騒なことが多くニュースで報道される中、そんなことを考えながら、朝を迎えている今日この頃です。

 

さて、お次は鬼丸さんです!

おはようございます。阿久根です。
「平成最後の夏」が過ぎ、あっという間に秋へと移り変わってしまいましたね…!

「夏」は四季のうちの一つでしかないはずなのに、
どうしてこんなにも人の心をわくわく、どきどき、そしてそわそわさせるのでしょうか。

夏にイベントが沢山あるから?
日照時間が長く色々楽しめるから?…
様々な理由があると思いますが、
私は、夏特有の気候(燦々と輝く陽射し、からっとした気温)が
人の心を開放的な状態にするからではないかと
思っています。ありきたりでしょうか?(笑)

今日のブログは、「心の開放」つまり
「感情をオープンにする」という事を深く考えるきっかけとなった
ある出来事の話を書こうと思います。

先日、私は友人と一緒に
新宿ルミネ0で一定期間開催されていたイベント
「ダイアログ・イン・サイレンス」に
参加してきました。

こちらのワークショップは「サイレンス」の名の通り、
音を極力シャットアウトした状態で、
ジェスチャーを必要とする様々なアクティビティを通して
他の参加者の方とコミュニケーションをはかるといった内容です。

アテンドの方は聴覚障がいを持つ方ですが、
その場にいる参加者全員がフラットな状態で意思疎通出来るように
声・口の動き・手話 は禁止。
そうです、顔の表情と全身の動きだけで
周りの人と「おしゃべり」をする必要があるのです。

普段から「顔を見るだけで何を考えているのかすぐ分かる」と
言われている私ですが、
このワークショップを通して
「表情豊かであること」と「意思を相手に届けられること」は
全く別物である事に気付きました。

そして、普段いかに
気持ちの伝達を声と言葉に頼っているかという事も…。

このプログラムでのとある場面で
このような指示がありました。

「手を使って(開いた状態)、『音楽』を表現するとしたら何が出来ますか?」

思わずじっと手のひらを見つめてしまいました。
言葉であれば、声を使えば
幾らでも思いつくのに。

声に出して考えられない分、
普段使わないような脳みその片隅まで
検索エンジンで検索するようなつもりで
考えて考えて手を動かして、
やっっと思いつきました。それでもたった1つだけ。

伝える為のツールは全て揃っているはずなのに、
思いつかない。
「思い出せない」に似た感覚が胸をよぎりました。

そういえば、小さい頃は
大きな布団を被っているだけで
「テントの中にいる!」と感じる事が出来ましたし、
「テントの外には怖いライオンが待ち構えてるんだ…!」と
想像力を研ぎ澄ます事も出来ていました。

ですが大人になると、沢山の語彙を身につける代わりに
小さな出来事やものから、想像を膨らませていく事が
出来にくくなってしまっていたようです。

チームで協力してパズルを完成させる
ゲームもあり、
いつも以上に「相手をきちんと見て、相手が伝えようとしている事を汲み取る」プロセスを
大切に重ねていった時間でもありました。

ワークショップを通して、
自分の状態を発信する為だけに表情を使うのではなく、
相手の意図を汲み取るために表情を使おう!と
改めて感じました。
そしてもっと、「嬉しい」「楽しい」といった言葉のすき間にある
ささやかな「気持ちの芽」も
表現できるようになりたいです。

パソコンやスマホの画面を見つめるばかりでなく、
もっと目の前の全てと向き合えるよう
研ぎ澄ませていきます!

次は石河くんです。

自分が上がればいい

2018年9月7日 (金曜日)

こんにちは。
次なる事業の種を育てるべく、毎日試行錯誤で若干迷走?している大門です。
新しいものを立ち上げていくって大変だな…と日々しみじみ感じております。
とは言え、私が出せている成果はまだまだ少なく、どこまでちゃんと「戦力」になれているのか、そういう観点でも不安が多い日々です。
(自分のことは過大評価も過小評価も極力しないように心がけていますが、ややネガティブ寄りの思考が勝つことがあるので気を付けるようにしています)

*****

先日、「リシュ活」Twitterアカウントでも簡単に呟いたのですが、私が好きな漫画の中にこんなフレーズがあります。

「他人を落とすんじゃない、自分が上がればいい」
「他人を羨んでばかりでは幸せをつかめない」

歌(主にオペラ)の世界を舞台にした漫画で、正確な言葉は失念しましたが、確かこんなような言葉が出てきたんですね。
まだ私自身も音楽のお仕事をしていて、且つ少しずつ自分の道に迷いが生じていた時期にこの言葉に出会い、しばらく重たく考えていた記憶があります。

自分なりにギアを入れ替え、個人練習も増やして楽曲の勉強もして。
本番に呼ばれる回数も増えたけれど、どうしても実力で敵わない同期たちや先輩、後輩がたくさんいて。
何をどうしたらこの状況を打開できるのかが分からなくなっていき、気が付けば自分の手は止めたまま、「なぜ自分は選ばれないのか」と他人のことをただ羨んだり差を嘆いたり、ダメな原因をすべて「他人」のせいにしていたんですね。
でもそれを公に公開することも、誰かに相談することもできなくて。

そんな時に前述の言葉にぶつかって。
確かにそうだなあって。

とは言え音楽の世界にいる間は実践するのがなかなか難しかったですが(苦笑)、でも仕事としての音楽を辞めると決めた時にまたこの言葉たちが結構大きく響いて、それは今でも私の思考、行動の指針のひとつになっています。
必要以上に他人と自分を比較して、できてないところに必要以上に嘆いたり凹んだりする必要はない。
他人が自分より勝っているところ、恵まれているところを必要以上に羨むこともない。

私は私で何がしたいのか、どうなりたいのか。そのためには何をすればいいのか。
そこからブレないように気を付けたら、大分生きているのが楽になりました笑

*****

というのを、日々20卒の就活用アカウントのつぶやきをたくさん見ていて思い出しました。
(マウンティングやら匿名で直接陰口叩くやら、インターネットやSNSで見るネガティブな動きが一通り起きてます!)
就職活動ってどうしても競争になるし、あまり情報収集せずにとりあえず動いてみた人たちは周りの動きに左右されがちですし、そこで必要以上に焦ったり他人を羨んだりがもう始まっているんだな、としみじみ感じています。
ある程度は仕方のないことだとは思いますが、ただそんな中でも、実際にインターンに参加して自分に合う、合わないとか、自分は本当はこういうことがしたいのかもしれない、と気付き始めている学生さんもいて。
一人でも多くの学生さんが自分の納得する道に進めますように…と、「リシュ活(の【中の人】)」として願わずにいられません。

お次は、最近どんどんと「大人の表情」になってきている阿久根さんです。