最新のIT技術
2012年3月14日 (水曜日)
仙人・・・仙人ってなんでしょう。
パフという山に籠って修行をしているという意味ならば、確かにそうかもしれません(笑)
そんな保坂です。
さて、最近パフのメールサーバが変わりました。
最新の技術を搭載したメールサービスです。
検索速度は早いし、何よりどこでもメールを閲覧することが可能です。
付加サービスや機能も様々です。
このツールを、最大限自分に活かす。
活かして、最大限効果を出す。
i-Phone、i-pad、IT技術を活用して、仕事効率を上げるなんて
いまや常識。それによって、知識や能力の差が生まれるなんてこともあります。
Fecebookは仲間との情報交換をスムーズにし、絆を深めることに役立つ。
twitterは自ら情報や意見を不特定多数の人に発信することを可能にするし、
クーデターすら起こすこともできる。
でも、ツールに翻弄される。踊らされる。自分が操られてしまうなんてことも
なきにしもあらず。ツールを使いこなせず、マイナスが起こることもざら。
たとえ素晴らしい技術があったとしても、それを使おうとしないと意味がなく、
また、それを使いこなせる自分でいないと、本当に意味がありません。
最新のIT技術に興味をそそられるタイプの私ですが、
今回はちょっと翻弄されている自分もいたりします。
でも、だからこそ、
せっかくの「機械」を活かして、「機会」を活かせるように、
自分自身もどんどんレベルアップしていきたいと思います!
お次は、吉川です。
並木さんという人
2012年3月13日 (火曜日)
こんにちは、先日インフルエンザ(?)に倒れた平原です。
突然発熱し、39度の高熱。しかも下がらない。のどが激的に痛い。もしや・・・と病院に行くも、インフルエンザ検査は陰性。しかし、診てくださった先生(おじいちゃん)が、「症状はどう見てもインフルエンザですから、インフルエンザってことにして薬を飲みませんか」と説得してくるわけです。説得された私はインフルエンザの薬を飲むわけですが、効きません。熱は下がりません。それでも、他に処方する薬はないとのこと。
ひたすらうんうんうなった3日間でした・・・。
前置きが長くなりましたが、今平原が最も注目している人を紹介します。
このブログにも登場していますが、1月からパフの仲間になってくれた並木です。
並木さんのスゴイところ。
・常に独り言を発しているので、何の仕事をしているのかよくわかる
・どんなに忙しい時も、声をかければ「な~に~」と快く応えてくれる
・どんな難題でも、あっさり解決してくれる
・どんな質問にも、丁寧に答えてくれる(特に天気についての質問には丁寧)
・たとえ他のメンバーの尻拭い(涙)のような仕事をしても、問題が解決すれば「良かったね~」と一言。決して本人を責めたりしない
・常におもしろい、常に優しい
・感情が見えなそうで、よく見える(笑)
あまりにスゴイので、もっと知りたい!ということで、ちょっとインタビューをしてみました。
平:好きな食べ物は?
並:カレーと餃子ですかね~
平:得意料理は?
並:シフォンケーキですかね~
平:年齢は?
並:5さい
平:働くとは?
並:修行ですかね~
平:将来の夢は?
並:仙人ですかね~
平:職場を選ぶときのポイントは?
並:自分が活躍できることですかね~
平:活躍するとは?
並:イチローみたいに打ちまくるということですね~
平:イージーボールでもいいんですか?
並:イージーボールはイラっとしますね~、難しいボールをバンバン打ちたいですね~
平:これからやってみたい仕事は?
並:何ですかね~、色々ありますね~、会社を大きくしたいですね。
どうですか、学生の皆さん。
このナチュラルに困難な状況を選びとる姿勢。
こういう選択をするから、きっとスゴイ人になっていくんですね。
楽な状況を選び続ける人で、スゴイ人って、見た事ないですもんね。
働く前は不安がいっぱいあると思いますが、厳しい環境、大変な仕事こそ自分に与えられたチャンスです!
自らその状況を選びとり、皆で仙人を目指しましょう!
次は、パフの仙人となりつつある保坂です。
聞き方
2012年3月12日 (月曜日)
みなさんこんにちは。奈良です。
私は現在、とある会社の従業員アンケートのデータ入力をしています。
このアンケートは、会社の理念を社員に浸透させるための取組みのひとつで、
今回が3回目の実施になります。
アンケートの中に、社員の方が仕事をする際に、
理念の実現に繋がるような行動をしているかどうかを、
自由記述で答えてもらう項目があります。
その項目を、今回の調査をするにあたって、聞きたい内容は前回から変えず、
質問の仕方だけを少し変えてみるということをしました。
すると、面白いことに、前回よりも自由記述の内容が具体的になったり、
前回は聞けなかったようなことが記述されていたり、
同じ人を対象にしている調査にも関わらず、
まるで違う人を対象にしているような印象を受けました。
こういうことって、いろいろな場面であることなんじゃないかと思います。
自分から相手への問いかけの仕方によって、相手からの答えが変わるということ。
大切なことだと思うのですが、忘れてしまいがちです。
次は、平原です。
人材の採用・評価基準
2012年3月9日 (金曜日)
こんにちは、並木です。
「マネー・ボール」という本を読みました。最近はブラッド・ピット主演で映画化もされています。この本の内容は、メジャーリーグの球団アスレチックスのゼネラルマネージャーであるビリー・ビーンが、ふとしたことから今までにない選手評価方法を確立し、それほど評価の高くなかった、埋もれていた選手を集めて強い球団を作ってしまう、というものです。
この本では野球を中心に話が進みますが、人材の採用・評価基準の話と考えると一般の企業にも当てはまるのではないでしょうか。ひょっとしたら、採用や評価の段階で本当はとてつもなく活躍できる人材を見落としているかもしれません。
企業を取り巻く政治・経済・社会・技術の環境がが大きく変化し、今までのビジネスのやり方は通用しなくなると言われている今日、人材の採用基準や評価基準も今まで通りで良いとは限りません。むしろ、今までうまく機能してきたからこそ、これからの変化が激しい世の中ではうまく機能しないこともありえます。
本当に自社の人材に関する基準は現状のままでいいのか、どこの組織も見直しが必要な時期にさしかかってきているのではないかと思います。
次は奈良さんです。
人事コンサルタントのあるべき姿
2012年3月8日 (木曜日)
いつもお世話になります、マジックドラゴンの坪内です。今日は坪内の考える人事コンサルタントのあるべき姿をつれづれ述べてみます
【目指すべき人事コンサルタントとは!】
どばどば出血中の状態に絆創膏を貼るお医者さん
※これがまず実入りとしてのビジネスになる
理想的には外科手術で根本解決だが・・・
世の中になければ、必要に応じて絆創膏を作るメーカーにもなります。
社員教育は漢方と筋トレと脳みそ強化
人事採用は、輸血
制度改革は、血流の活性化
理念教育は、血流の浄化
ただ、世の中の変化は想像より早いでー
ついていけるか、取り残されるか
世の中の変化を感度高く感じる。
面白いのは、流れを作ること
いずれにせよ、勝負の1年ですなー
次回は並木です。
恋の予感
2012年3月7日 (水曜日)
こんにちは、土田です。
突然ですが、私は歌(聞くのも歌うのも)が大好きです。
歌と言うのは、よく言われますが、不思議な力を持っています。
つらいことがあったら歌の力を借りてテンションを上げます。
初対面の人とでも、カラオケで一緒に歌えばもう仲間になっていたり。
実際、歌を通して繋がっている友人は数知れません。
というわけで、今回以降は私が支えられてきた歌を独断と偏見でお送りします。
(三国志はまたどこかで復活するかもしれません)
——
第1回目は、恋の予感です。
どんな背景で作られた曲か、はwikipediaなどに譲りますが、
私とこの曲の出会いをお話しします。
———————–
【バイトをクビになった夜の帰り道に聞いた曲】
大学2年の時、私は塾講師のバイトをクビになりました。
理由は「上官不服従」です。
バイトは1年の時からやっていましたが、2年の4月塾長が代わりました。
その方(23歳くらいだったから、今の私よりも年下ですね)は「元ヤンキー」で、この塾のもと生徒で、
「自分が生徒の時代は、先生が自分に向き合ってくれた。
自分はこの塾があったからこそ、まっとうな社会人になれた。
だから、皆さんも私の先生が私にしてくれたように学生に向き合ってください」
と勤務初日から意気込んでいました。
「本当の(中途半端じゃない)ヤンキーが塾なんか行くかよ?」という突っ込みはさておき、
この方は、まず教室に入る時は応援団のような声であいさつをすることを
徹底するように、私たちに指示しました。
また、学生が望む場合は、勤務時間が終わっても、無報酬で残って対応するよう
私たちに、指示しました。
また、塾の授業がある日は「親が死んでも授業をしろ」(本人の言葉引用)と、
私たちに、指示しました。
要するに、始めて塾講師のマネジメントを任されて、
のぼせてしまって、ガチガチのハードマネジメントをしようとしたのですね。
当然、この方針を私はあまりスマートだとは思いませんでしたし、
私は無報酬の残業も、断固いやでした。
そんなこんなで方針にあらがい続けていた私は、間もなくクビになりました。
「ガン細胞は早めに除去したい」だそうです。
(最後はあきれてものも言えませんでした…)
———————–
その日、塾から自宅に帰るときに聞いたのが、
当時買ったばかりのiPodに入れていた「恋の予感」でした。
その時聞いていたのは、以下の原曲です。
府中駅の近くにあった中古CD屋でたまたま見て、安全地帯のベスト盤を購入し、
iPodに入れていたのでした。
以来、この歌は何とも言えないせつない気持ちの時によく聞いています。
—————————————
そして、先日もたまたま、何とも言えないせつない気持ちになり、
この曲を聞こうとしたところ、
この歌が2010年に安全地帯によってリレコーディングされている事を知りました。
聞いてみると、原曲よりも円熟味を帯びた雰囲気で、より完成度の高い曲になっていました。
玉置浩二と言う人は、人間的にはいろいろ言われていますが、
本当に歌手としては一流だと思います。憧れます。
また、井上陽水の「書き出してみるとよく意味がわからないのだが、歌ってみるとなんかいい歌詞」も素敵です。
次は、坪内です。
Jリーグのススメ
2012年3月6日 (火曜日)
こんにちは。田代です。
今日は今週末に開幕するJリーグのススメをしたいと思います。
皆さん、Jリーグはご覧になるでしょうか。
学生の皆さんであれば、ちょうど物心ついた頃からあったと思います。
今のJは面白いのです。
なぜなら、群雄割拠。
どこのチームが優勝し、降格するか、まったく分からない状況だからです。
例えば、昨年J2だったFC東京が天皇杯で優勝したり、
J1復帰一年目で、柏レイソルが優勝したり…
もう先が読めなさ過ぎて、真剣に観たらとても面白いのです。
私は、大宮アルディージャというチームを本腰を入れて応援しています。
アルディージャは、…毎年J1の残留争いをするチームです。
サポーターの私は、毎年秋口になると日々ハラハラしています。本当しんどい。
一方、ご存じの方もいると思いますが、一昨年のFC東京。
毎年上位の実力がありながら、残留争いに巻き込まれ、
とうとうJ2に降格してしまったのも記憶に新しいかと思います。
実力はあっても、落ちる時は落ちる。すごい時代です。
何が言いたいかと言うと、Jリーグのごひいきチームを持つと
昇格・降格のスリリングな競争社会である「ビジネス社会の疑似体験」ができてしまう!!
というものすごいメリットがあるな、と最近になってすごく感じています。
どうでしょう。Jリーグを見てみませんか。
「松本山雅」がJ2に入るなど、
ますます日本全国・地域社会とJのチームが密接になり
より地元クラブを応援しやすくなったと思います。
以上、やるのは野球だけど、サッカーも好きな田代よりお話でした。
次は土田です。
お気に入りの言葉
2012年3月5日 (月曜日)
こんにちは、高田です。
前回までは営業について書いていたのですが、ちょっとまとまらず、全然違う内容を書きます。前回の続きは、次回かなぁ。
今回は、杉平のエントリーに答える形で書いてみたいと思います。
お気に入りの言葉ですね。お気に入りというか、モットーにしている言葉があります。
・全部自分
・think global act local
前者については、以前にこのブログで書いたような気がします。で、今回は後者について書いてみたいと思います。
人間は、常に誰かの役に立ちたいと思っていると思います。誰もがこの世界をよくしたいと思っており、色んなレベルでそれを実行しています。たぶん、ビジネスもそういう類のものかとも思います。
ただ、一部の人を除いて、一人の人間の力はあまりに小さく、世界全体をよくすることはできません。だから、みんなは、自分の手の届く範囲でそれを実行しようとします。
一方、「悪者」とされる人がいます。そういう人もたぶん、本当に真に「悪い」わけではないと思います。
他の人と同じく自分の手の届く範囲で、世の中をよくしようと思っているのでしょう。ただ、残念なのは、「実行する」のが手の届く範囲なだけではなく、「考え」も自分のまわりだけになっているのだと思います。
自分のまわりだけを考えて、何かを実行していると、様々な利害がぶつかります。実行内容が、世間の少数派であり、またそれが他の人の善を妨げていると、それは悪になるのかと思います。
人を善と悪とに分けているのは、視野を広く持てるかなのだと思っています。
だから、僕は、think global act local という言葉が好きであり、そうありたいと思っています。
おそらく、僕も普通の人なので、自分のまわりを良くするだけで精一杯です。
一方、人間の考えは、無限です。世界平和を祈ることもできるし、すべての人に優しくあろうとすることも可能です。
世界平和を祈りながら、隣の人にやさしくできる。そんな人でありたいと思い、think global act local でありたいと思っています。
次は、田代です。
キミに「お気に入りの言葉」はあるか?!
2012年3月2日 (金曜日)
みなさま、こんにちは。
今日のタイトルは、ちょっと無理やりだったかなー (^-^;;
と思っている 杉平 です。
◆ ◆ ◆
さて、今日はわたしが昔からとーっても気に入っている
「ネイティブアメリカンの古老 オリア・マウンテン・ドリーマーの言葉」 をご紹介します。
++++++++++++++++
あなたが何で生計を立てていようと、
わたしには興味はない
知りたいのはむしろ
あなたが何で胸を痛めているか
そしてあこがれとの出会いを夢見る勇気を
持っているかどうかだ
あなたが何歳だろうと、
わたしには興味はない
知りたいのはむしろ、
あなたが愚か者に見えるのも覚悟のうえで
あえて愛を、夢を、生きるという冒険を
もとめるかどうかだ
あなたの星座が何座だろうと、
わたしには興味はない
知りたいのはむしろ、
あなたがあなた自身の悲しみの中心に触れたかどうか、
そして人生の裏切りによって心を開かれたのか
それとも縮みあがり、
さらなる苦痛を恐れて心を閉ざしてしまったのかだ
わたしの苦痛だろうと、
あなたの苦痛だろうとかまわない
あなたが苦痛に耐えられるかどうか、
そして苦痛を隠したり、薄めたり、
とりつくろったりするために
じたばたせずにいられるのかどうか知りたい
わたしの喜びだろうと、
あなたの喜びだろうとかまわない
あなたが喜びとともにいられるかどうか知りたい
あなたが野生とともに踊り、手足の先まで歓喜に満ちて、
わたしたちに用心せよとか、現実的になれとか、
人間の限界を思い出せなどと
警告せずにいられるかどうか知りたい
あなたの話していることがほんとかどうか、
わたしには興味はない
知りたいのはむしろ、
あなたが他人を落胆させることを恐れずに、
自分に正直になれるのかどうか、
そして裏切ったと非難されても耐え、
自分自身の魂を裏切らずにいられるかどうかだ
あなたが誠実で、それゆえに信頼できる
人間なのかどうか知りたい
きれいでない日常的なもののなかに
美を見いだすことができるのかどうか、
そして自分の生の源は神の存在にあると
言えるのかどうか知りたい
あなたが失敗に耐え、湖の縁に立って
銀色の月の呼びかけに
答えることができるのかどうか知りたい
あなたがどこに住んでいようと、
どのくらい金を持っていようと、
わたしには興味はない
知りたいのはむしろ、
悲嘆と絶望の夜のあと、疲れ果て、
骨の髄まで打ちのめされて、それでも起きあがり、
子供たちのためにせねばならぬことをなしうるかどうかだ
あなたが何者なのか、
どうやってここに来たのか、
わたしには興味はない
知りたいのはむしろ、
わたしといっしょに炎の中心に立ち、
しりごみしないかどうかだ
どこで、誰といっしょに、何をあなたが学んだか、
わたしには興味はない
知りたいのはむしろ、
ほかのすべてが崩壊したとき、
何があなたを内から支えるかだ
ひとりぼっちでも平気かどうか、
そして孤独なときの自分を
ほんとうに好きかどうか知りたい
++++++++++++++++
彼の言葉はどこか神秘的で、
それでいて大事なことを暖かく包み込んでいて
いつ読んでも、何度読んでも、じーんとしちゃうのです。
皆さんは、どんなことを感じましたか?
◆ ◆ ◆
さて、お次はお気に入りの言葉をたくさん持っていそうな、高田です♪
集中力
2012年3月1日 (木曜日)
こんにちは、島田です。
皆さんは集中力には自信がありますか?
私には忘れられない失敗談があります。
まだ駆け出しの社会人だった頃、会社の先輩からある仕事を任せられました。
他の人が作成した数ページの資料があり、その記載内容に間違いがないかチェックするという、仕事としては単純なものでしたが、私は資料の中の記載ミスを見落としてしまったのです。
自分では一生懸命取り組み、見落としがないように気をつけていたつもりなのですが、完全なケアレスミスによる見落としでした。
実はその資料はミスの許されない非常に重要なものだったため、念のため先輩がこっそりと再チェックをしてくれていたおかげで事なきを得ましたが、後で先輩からこっぴどく叱られました。
それから何日か経って、その先輩はもう一度同じような仕事をくださいました。
私は、今度は失敗できないぞという気持ちで臨み、チェックを終えた後「今回は見落としはないだろう」と、自信満々でその先輩に資料を渡しました。
ところがしばらくすると、先輩の怒鳴り声が聞こえてくるのです。
「こらっ!島田、また見落としがあるじゃないか!」
自分ではあれだけ細心の注意を払ったにもかかわらず見落としがあったことが信じられません。
私:「えっ?よく気をつけて見たつもりなのですが・・・」
先輩:「じゃあこれは何なんだ!」
先輩は私がミスを見落とした箇所を私に突きつけます。
それを見ると確かに私の見落としで、私はぐうの音も出ません。
私:「申し訳ありません。きちんとチェックしたつもりだったのですが・・・」
先輩:「・・・わかった。もういいよ。」
ケアレスミスを連発してしまった私には、その先輩からは仕事の依頼は来なくなりました。
一緒に仕事をしていく人間として失格の烙印を押されてしまったのです。
こういうケアレスミスは、単に集中力の欠如です。
自分では一生懸命やっているつもりだったのですが、「絶対にミスが許されない」という心構えで必死になって取り組んでいたかというと、今から思えばそうではなかったと思います。
いや、そのときは必死な気持ちで取り組んでいたつもりだったのですが、自分の必死さのレベルが低かったがために集中力を発揮できていなかっただけだということが、後になって分かってきたのです。
当時の私は、自分の集中力の欠如の自覚もなく、集中力のなさをカバーする仕事のやり方の工夫もなかったのです。
そのくせ、「ちゃんとチェックしたつもり」などという戯言を言っていたのです。
自分では一人前の仕事ができるつもりでいたんですね。
この先輩からは仕事はいただけなくなりましたが、他の先輩社員の指導のおかげで、そんな私でも何とか仕事をこなせるようになっていきました。
それから1年も経ったでしょうか。
気が付くとケアレスミスは全くなくなっていました。
仕事に対する責任感が芽生えて、集中力が高まったのでしょうか。
あるいは自分の能力の低さを補う工夫ができるようになったのでしょうか。
それとも他の人の仕事のやり方を学び、ミスを防ぐやり方を身に付けたのかもしれません。
仕事の精度が上がった理由は、実は自分でもよく分かっていません。でも昔に比べて集中力が増したことは間違いないだろうと思います。
最近は年のせいで逆に集中力が落ちてケアレスミスが増えてきているようにも思いますが・・・(苦笑)
そうして、周囲に認めてもらえるようになった結果、先輩や上司からさらに多くの仕事を任せていただけるようになりました。
しかし、あの先輩からはいつまでたっても仕事の依頼が来ることはありませんでした。
一度失った信頼を取り戻すことは最後までできなかったのです。
私にとって忘れられない失敗談です。
でもこのようにケアレスミスの繰り返しを許さない先輩がいてくださったからこそ、私の仕事に対する意識も改革され、曲がりなりにも独り立ちできるようになったのだと思っています。
次は、杉平です。