パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

興味のアンテナを逃さない

2010年6月23日 (水曜日)

こんにちは。岩崎です。
伊藤との思い出を書き綴りたい気持ちでいっぱいですが、
久しぶりに書きたいと思うネタがあるので、また別の機会にします(笑)

先日、念願だった『STOMP』の日本公演を見てきました。
声や楽器を使わず、日常にあるもの(デッキブラシとかゴミ箱とか)や体を使って、
音を奏でるパフォーマンスです。

元々はイギリスの路上から始まったものらしく、
学生時代に一緒にイギリスへ短期留学をした友人が、ロンドンのミュージカルを
見に行っていたことが、興味を持ったきっかけでした。
ちなみに私はそのとき『CHICAGO』のミュージカルを見に行ったのですが、
よく考えれば、『CHICAGO』はアメリカ発のミュージカルであるのに、
なんて地域性を無視した選択をしてしまったのかと後悔した記憶があります。

後悔の念とともに、なかなか見る機会がないとなると、
無性にこだわってしまうのが人間の性。
大して詳しいわけでもなかったのですが、今年の日本公演を見つけて、
「どうしても行きたい!!」という思いばかりが強くなっていたのでした。

そんな期待大の中、始まったステージはまさに期待通りのものでした。
迫力のある音だけではなく、コントのような笑いも多く盛り込まれていて、
楽器も言葉もなくて、客席とステージという距離があっても、
コミュニケーションは成立するんだと肌で感じた瞬間でした。
あの迫力を生で体験できたこと、本当に嬉しかったです。

また、内容以外で驚いたことがありました。
それは客層の幅広さです。
私のようなサブカルチャー好きの若者ばかりかなと思っていたのですが、
意外や意外。小学生くらいのお子様から、ご年配のご夫婦まで、
私が今まで参加したライブなどの中で一番ではないかと思うほどでした。

自分とは異なる世代の人が、自分と同じものに興味があると知ったことも
驚きでしたが、それをみんなで共有できる空間だったことが、
とても素敵でした。流行ではなく一つの文化になっているんだなぁと。

なぜこんな話を書いたかというと、
自分が興味を持っていることを逃さずにきちんとキャッチすることで、
新しい感覚や発見が得られることをお伝えしたかったのです。

就職活動を終了している人も、そうでない人も、
当たり前ですが、今この瞬間は今しかありません。
ましてや、学生時代は限りあるものです。
今やりたいなぁと思っていることにぜひ取り組んでみてください。

次はいまだにCDウォークマンを毎日持ち歩いている大野です。

こんにちは。伊藤です。

私事ですが、6月30日付でパフを退職します。
これまで出会ってきた皆さん、どうもありがとうございます。
深く御礼申し上げます。

・・・・・・

この「2丁目ブログ」も今回が最後。思うことをつらつらと書い
てみます。(最後だから脈絡ないけど大目に見てくださいね)

・・・・・・

ちょうど10年前に就職活動し、パフと出会いました。

パフ主催の就職イベントで出会った人事担当者の方々、複数名に
「伊藤君はうちの会社じゃなくて、パフが合うと思うよ」と言わ
れ、気づいたらパフ自身の説明会に行き「よく分からないけど、
おもしろそう」と思ったのを覚えています。

最終面接で、社長の釘崎から「一緒に働こう!」と言われ、手を
差し出されました。応募先の会社の社長に手を差し出されて、拒
否するなんて選択肢としてあり得ません。「はい」と言って、握
手。そうして就職しました。以来、パフに入社したことを後悔し
たことは一度もありません。

・・・・・・

入社当時、社長の釘崎以外は、経理の方が1名と、新卒入社の2年
目の先輩社員が3名。そして1年目の同期が5名。いま思い返しても
奇跡のような状況です。当然、会社は驚くほど未熟でした。

未熟ゆえ、社内外問わず「パフはさぁ…」という(建設的な意見
ではなく)不平や愚痴を耳にすることがありました。それが大き
らいでした。だって、会社とは自分自身だから。パフへの不平や
不満は、自分自身への不平と不満です。まして自分がそれを口に
するなんて、自分の力の無さを吐露しているにすぎない。
……そんなことを思いながら、何よりも仕事を優先し、あっとい
う間に数年が経ちました。

・・・・・・

学生の時の想像を遥かに越えて、仕事は大変でした。
学生の時の想像を遥かに超えて、仕事は楽しいものでした。

・・・・・・

数えきれないほどの人に出会いました。
かっこいい大人はたくさんいることを知りました。
かっこいい大人も、くだらない大人もいるけれど、そこに会社や
職種は無関係であることを知りました。
偉い人はみな、謙虚であることを知りました。
偉い人たちの、気配りと思いやりに圧倒されました。
パフメンバーが、心底、好きです。

・・・・・・

学生の時に考えなかったからか、あるタイミングで自分の人生を
考えるようになりました。やりたいこと、できる(だろう)こと、
すべきこと、に分けてみると、「すべきこと」がうまくまとまり
ませんでした。私は個人であり、息子であり、旦那であり、パフ
メンバーであり、先輩であり、後輩であり、育てた奴であり、仕
事のパートナーであり、川崎市民であり、日本人です。どこを向
くかで「すべきこと」は変わります。

・・・・・・

パフが学生の皆さんにお伝えしている「自分で考え、行動し、決
めることを大切にしよう」を、30歳の私も実践します。7月に会社
を立ち上げ、改めてゼロからスタートです。

・・・・・・

仕事は人を成長させてくれます。
仕事は真剣に取り組むと、苦しくて、楽しいものです。
仕事と友だちになるためには、仕事と向き合うしかありません。
友達になると、結構、いや、かなり、いい奴です。

・・・・・・

組織や会社や社会に何かを求めると、愚痴っぽい人になります。
大切なのは「会社や社会は、自分に何をしてくれるのか」という
視点から、「自分は会社や社会に、何ができるのか、何をすべき
なのか」という視点への転換です。私がお会いしてきたステキな
人たちは、皆、そうでした。

不思議な話ですが、求めると手に入らず、目の前の「事」に「仕
える」と、気づいたら手にすることができる大事なことが、たく
さんあるようです。

・・・・・・

私もまだまだ若造ですが、学生の皆さんには、純粋な心と未来へ
の希望があります。皆さんは、磨けば光る、ダイヤの原石です。
決まった就職先で、真剣に働き、ダイヤになってください。まだ
内定が出ていない皆さん、あと10カ月もあります。さぁ、今から
です。

・・・・・・

志と思いやりがある素敵な世の中を、一緒に創っていきましょう。
またどこかでお会いできることを楽しみにしています。

明日は、岩崎です。

追伸

本ブログをご覧になっている、ご挨拶に伺えていない社会人の皆様
───────────────────────────────

2002年の入社以来、皆様方の温かいご指導ご鞭撻に支えられながら
歩みを重ねてまいることができました。深く御礼を申し上げます。
また、ご挨拶に伺うこともできず、申し訳ございません。

皆様の益々のご活躍を心より祈念するとともに、パフにおきましては
今後とも変わらぬ御芳情を賜りますよう、何卒よろしくお願い申しあ
げます。

伊藤篤志

意識の変化。

2010年6月21日 (月曜日)

母歴(出産してから)6年3ヶ月めの吉田です。
パフにキャリア入社した際(約3年前)、どこか赤ちゃんの匂いがしていた息子は、
来年の4月に小学生になります。いやー。。。早いですね。

さて、最近(ずっとのような気もしますが)自分の運動不足がとても気になり、
限られた時間のなかで、意識して実践していることがあります。

 1.比較的早い時間帯に帰宅できるときは、
   ひと駅(東銀座駅~銀座駅の端まで)もしくは
   ふた駅(東銀座駅~東京駅まで)早足で歩く。

 2.本当に早い時間(延長保育預かり最終時間に間に合う)ときは、
   息子をダッシュで迎えに行く。
   ※遅くなるときはいつも母や親戚にお願いしています。

たったこれだけのことなのですが、驚くほど清々しくなり、
翌朝気持ちよく起きれるようになりました。

そうすると、単純なのものですっきりとして翌日の仕事へも
良い影響を与えるように。

一番良い影響は、「翌日の仕事がはかどること」。
そのおかげで、翌日も比較的早めの時間に退出する。

翌々日もすっきり目覚める。⇒「仕事がはかどる」。

これだけではないのですが、少しの意識の変化で、
これまでの自分の悪しき習慣の見方を変えられるようになりました。
いい影響のおかげで、仕事と家庭のスケジュールがすっきりする。
やっぱり清々しいものです。

良い習慣、今後も続けようと思います。

次は、伊藤です。

元気は後からついてくる

2010年6月18日 (金曜日)

みなさん、こんにちは。
「いつも元気だね」と1週間に1回は誰かに言われる吉川です。

「いつも元気だね」と言われる私ですが、元気がない日、仕事に前向きに
なれない日も時にはあります。

そんなとき私は「今日もがんばらなくっちゃっ!」と張り切るのではなく、
何にも考えずに、いつもより少しだけ早足で歩くようにしています。

昨日も暑くて元気がでなかったので、会社から最寄の東銀座の駅まで
ダッシュしてみました。

すると近所に勤めるお客様に遭遇し、
「吉川さん、おはよう!相変わらず元気いいね!!今日もがんばってっ!」
と声をかけていただきました。

元気がなくても、元気がある時と同じように行動をしていると、不思議と
誰かから元気をおすそ分けしてもらえるんですよね。

行動していれば、元気は後からついてくる。

こんな考え方をするようになったのは、小学生の頃、母から言われた一言が
キッカケでした。

「今日は、学校行きたくない!!休ませて」と母に言ったら、

「あらー、残念。
 『行きたくない』って思う日に学校に行くと、必ずイイことがあるんだよ!
 私も会社行きたくない日に行くと、必ずイイことあるもん」と返されました。

半信半疑ながら学校に行ったその日。
母の予言どおり、イイことがありました。

「お母さんすごい!」

その日から、私は母の言葉を信じ、
「学校に行きたくない日ほど休まない」
と決意して、学生生活を送っていました。

—-

大学を卒業した時、ふとそのエピソードを思い出して、母親にその話をしたところ、

「だって、『行きたくない日』は、最悪の日を過ごすことを想像しているでしょ。
 だから普段は見落としがちな“ちょっとした幸せ”にもいつもより敏感に気づくこと
 ができるのよ」

なんかダマされていた気もしますが、母としては、
「ネガティブな時に、縮こまって行動しなかったら、状況は何も変わらない。
 だったら行動してみなさいよ、きっと何か変わるはずだ」ってことを伝えたかった
のかな?と思いました。

 「行動が変われば、意識が変わる。
  意識が変われば、世界が変わる」

あまり難しく考えず、まずは行動しよう、そう母に教わりました。
今、何かの理由で凹んでいる方がいたら、参考にしてもらえると嬉しいです。
今週の6月14日で63歳になったお母さん、ポジティブな娘に育ててくれてありがとう。

明日は、母歴が6年と3ヶ月目になる吉田です。

椅子取りゲーム

2010年6月17日 (木曜日)

机の上には、物があふれている保坂です。
捨てられない貧乏性なのです。

・・・

「説明会が満席で申し込めない!」という話をよく学生から聞きます。

皆さんも、興味のある企業の説明会に申し込むことができず
選考にすら進めないという経験、1回くらいはあったのではないでしょうか。

「説明会が満席で、申し込めません! どうしても貴社を受験したいので
 参加させていただくことはできないでしょうか。席がなくてもいいです!」
そんな電話やメールをしたことがある人もいるのではないでしょうか。

・・・

私は、企業の採用のお手伝いをする仕事をしています。

会社説明会の受付用申込者リストを作成したり、
説明会申込みやキャンセルの情報をシステムに登録したり、
そんな仕事をしています。

・・・

実は、先日非常に悲しい出来事がありました。

ある企業が、6月から採用を開始しました。

遅い採用活動スタートだったため、自社に興味を持ってくれる方がいるのか、
心配でしたが、その心配は杞憂となりました。

たくさんの学生からの応募があり、
説明会と選考会の受付を開始すると、2時間で満席になりました。

その企業の採用担当者さんは、申し込みたくても申し込めない、
そんな学生のために、追加日程を設け、満席の回の定員を増やしました。

また、前日の夜でも申し込めるようにと申込み〆切を当日朝まで延長して
たくさんの学生が来社することを心待ちに当日を迎えました。

・・・

朝、申し込んでくれた学生の名簿を受付用に作ろうとした私は、
驚愕しました。

申し込んでくれていた学生のほとんどがキャンセル。
申込の数は20名に減っていたのです。

さらに、人間不信になるような結果が。。。
当日来社した学生は、なんと1桁だったそうです。

・・・

説明会に申し込んだりキャンセルしたり、それは自由です。
就活生は、学業やアルバイト、複数の企業の説明会や選考をかけもって
いるのでしょうから、スケジュールのやりくりが大変なのはわかります。

どの企業も、説明会が満席で、
説明会に申し込める企業を、焦って探しているのかもしれませんね。

その気持ちもわかります。

でも、、、
「自分ひとりくらい」
「Webで簡単にキャンセルできるってことはキャンセル自体は悪いことじゃないし」
そう言って、安易に申込みやキャンセルを繰り返している人がいるなら、
『考え直したほうがいい』そう伝えたいです。

・・・

まず、その申込みは、ある人のその説明会に参加する機会を奪っている。

企業は、遅くとも前日の夕方までには、翌日の説明会の準備をしている。
席を用意して、待っている。

そして、そんな人の就職活動はWebでクリックを繰り返すことだけで
終わっているのではないか。それが私の一番の心配。

Webの向こうには、人がいる。
応募する側が人ならば、採用する側も人。
人と人を繋ぐツールがWebであるだけなのです。

・・・

私は、就職活動生の皆さんを非難するつもりは本当にありません。
皆さんだって、いろいろな事情があるでしょうから。
ただ、耳が痛い、心が痛いという方は、改めてください。
私も就職活動・採用活動に関わる人間として、本当に心が痛いのです。

・・・

なんだか説教染みていて、申し訳ないですが、
今日は思ったままを書かせていただきました。

でも今日も、ブログ作成時間、1.5時間也。
全然、改善していないですね。
もっとスムーズにかけるようにしたいです。

次回は、いつも私を元気付けてくれる吉川です!

ダイアログ・イン・ザ・ダーク

2010年6月16日 (水曜日)

今まさに提案書作成が進まず、もやもやと悩んでいる平原です。
て、天の声が・・・

さて、先日「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」というイベントに参加してきました。
http://www.dialoginthedark.com/

かねてから勧めてくださる方がいらっしゃって、ずっと行ってみたいと思って
いたのですが、やっとタイミングが合い行ってきました。

ダイアログ・イン・ザダークとは?(以下公式サイトより転載)
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目以外のなにかで、ものを見たことがありますか?

暗闇の中の対話。
鳥のさえずり、遠くのせせらぎ、土の匂い、森の体温。水の質感。
足元の葉と葉のこすれる枯れた音、その葉を踏みつぶす感触。
仲間の声、乾杯のグラスの音。
暗闇のあたたかさ。

ダイアログ・イン・ザ・ダークは、まっくらやみのエンターテイメントです。

参加者は完全に光を遮断した空間の中へ、何人かとグループを組んで入り、暗闇のエキスパートであるアテンド(視覚障害者)のサポートのもと、中を探検し、様々なシーンを体験します。
その過程で視覚以外の様々な感覚の可能性と心地よさに気づき、そしてコミュニケーションの大切さ、人のあたたかさを思い出します。

世界25か国・約100都市で開催され、2009年現在で600万人以上が体験したこのイベントは、1989年にドイツで、哲学博士アンドレアス・ハイネッケの発案によって生まれました。
1999年以降はボランティアの手によって日本でも毎年開催され、約6万人が体験しています。
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言葉では聞いて、理解していたのですが、本当にすごいイベントでした。
決して目の慣れることのない「本当の真っ暗闇」に杖を持って入っていくのですが、
もう、怖い、怖い。
一歩歩くのもビクビク、ものすごくへっぴり腰になり、足をすり動かすようにしか
移動できないのです。

そして、自分が黙っていると、自分という存在がなくなってしまったように感じます。
仲間に自分の存在を伝えなくてはいけない。自分の驚きや相手への共感を言葉にしな
くては伝わらないのだということをまざまざと学びました。

そして何より、参加者を導いてくれる案内役である視覚障害者の方のすごいこと、、、

あの真っ暗闇の中、スタスタと動き回り、的確に場所を案内してくれ、私たちが
転ばないよう支えてくれ、熱いお茶まで淹れてくれるのです。

こんなことができるなんて!本当に驚きと、尊敬でした。

そして、1時間も暗闇にいると、なんだか安心し、心地よくなってくるのです。
その場で初めて知り合った他のメンバーとも遠慮なく言葉を交わし合い、笑い合う
事ができました。本当に素晴らしい体験でした。

残念だったこともあります。
暗闇での時間が終了し、薄明かりのある部屋(ものすごくまぶしく感じます)に
出て視力を取り戻し、皆で感想を言い合う時間があったのですが、このタイミング
になってさっきまでたくさん声を発していたメンバーが、一気に口をつぐんでしま
ったのです。顔が見えたことで発言することへの恥じらいやためらいまで取り
戻してしまったようです。

暗いところで助け合えたメンバーが、明るいところではよそよそしくなってしまう
だなんて。今の日本の悲しい一面を見たような気がしました。

職サークルが目指す社会。
誰もがお互いを思いやり、気遣い合え、関わりあえる人間味のある社会。
暗闇には確かに存在していた社会。

どうやったら光のある、明るい日本で実現できるのか。
もう一度じっくり考えてみたいと思いました。

みなさん、ダイアログ・イン・ザ・ダーク、おすすめです!!
ぜひ行ってみてください!

お次は会社の机にジャイアンツの帽子が飾ってある保坂です。

若き詩人への手紙

2010年6月15日 (火曜日)

こんにちは。奈良です。

高校のときに好きだった教科は世界史でした。
だから、人の経歴を覚えるのも得意なのかもしれません。

世界の歴史も、人の経歴も、選択の連続で構成されています。
その選択の過程や結果を知るのがとても面白いのです。

・・・

ところで、みなさんは、
選択を迫られたとき、すぐに結論を出すことができますか?

すぐに結論を出すことができるにこしたことはないけれど、
実際はなかなか難しいものです。

私も、選択をする際、かなりモヤモヤと考えるタイプです。
決心してからの迷いは少ないのですが、決心するまでに
すごく時間がかかります。

今日は、そんな私が悩んだときに読む文章を紹介したいと思います。

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私はできるだけあなたにお願いしておきたいのです、
あなたの心の未解決のものすべてに対して忍耐を持たれることを。

そうして問い自身を、例えば閉ざされた部屋のように、
あるいは非常に未知な言語で書かれた書物のように、愛されることを。

今すぐ答えを捜さないで下さい。
あなたはまだそれを自ら生きておいでにならないのだから、
今与えられることはないのです。

すべてを生きることこそ、しかし大切なのです。
今はあなたは問いを生きて下さい。

そうすればおそらくあなたは次第に、それと気づくことなく、
ある遥かな日に、答えのなかへ生きて行かれることになりましょう。

                リルケ 『若き詩人への手紙』より 

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この文章は、詩人であるリルケと
詩人志望の青年、フランツ・カプスとの文通を収めた『若き詩人への手紙』
という本の一節です。

大学の授業で紹介があり
「素敵な文章だな」と感動し、手帳に書きとめていました。

悩み、答えを出せなくて、悩んでいること自体に嫌気がさしたとき、
私は当時の手帳を出してこの文章を読み返します。
すると「悩むのも悪くない」と前向きな気持ちになるのです。

就職活動中の人も、就職活動が終わった人も、
「これでいいのだろうか・・・」と悩むことが多いかもしれませんが、
あまり自分を追い詰めず、焦らず、頑張って欲しいと思っています。

『若き詩人への手紙』には、他にも良い言葉がたくさんあるので、
興味があったら読んでみてください。

・・・

次は、モヤモヤと悩んでいる姿が想像できない、平原です。

ワールドカップが始まりました!2002年の日韓ワールドカップの決勝戦の日、
ちょうど新横浜でインターンの選考を受けていたので、ワールドカップと言えば
就活を思い出してしまう、2004年入社の長崎です。

私が就活をしていた頃(2002年夏~2003年春)、ちょうどダンディ坂野が
大流行していて、子どもから大人まで「ゲッツ」「ゲッツ」言っていました。
「内定ゲッツ♪」なんて言葉も、ナウい(死語)言葉でした。

「悲しい時~」というギャグ(?)も流行っていた頃だったので、
「悲しい時~ 面接官が圧迫だった時~」
「悲しい時~ 選考結果が来ない時~」
なんてのもあったなぁ、と。

今の学生さんの中では、↑の類のもの、あるのでしょうか。
時代は流れるのですね。

★☆★☆★

前を向いて進むことは、非常に大切です。後ろ向きになったところで、何も
生み出されません。しかし、「Back to the BASIC」、つまり原点回帰・初心に
戻ることも非常に大切だと思っています。そこには、志の源があります。

疲れを感じた時に読む、長崎編集の「元気がない時に読むメールフォルダ」と
いうものが存在します。自分の原点となるようなメールをたくさん集めた代物です。

この前、久々に読み返してみました。
すると、懐かしい!こんなメールが…。

送信日時:2005年4月11日6時11分
タイトル:中央大学 文学部 高田大輔

ジャパネットタカタの隠し子こと高田大輔と申します。

こんにちは。
質問にお答えいただきありがとうございました。
フジロックって意外と知名度あるんですね。長崎さんが知っていてびっくりしました。

そして、伊藤さんや保坂さんがロックフェスティバルに行ったことがあるなんて!
さらにびっくりしました。

>自分のことは自分で決めるのがパフ流です。

さすが、長崎さん。素敵な言葉です。
フジロックのことは、自分の力量と仕事の状況を見て決めようと思います。

僕の心は決まっているのですが、釘崎さんに先に伝えるべきであると思いますので
明言は避けさせていただきます。本当はすごく言いたいです。

僕も余談ですが。

初め、
僕にとってのパフという会社は、長崎さんの書いたパフ自身の説明会の案内メールでした。
そして、
説明会でパフの姿が、伊藤さん、君和田さん、長崎さん、そして釘崎さんになりました。

その後は、
若者就職応援ページ(長崎注:現職学校WEB)やメールを通してや、三次面接、座談会、
最終面接と選考を進めるにつれて、パフという会社が、パフで働く人全員になりパフの理念に
なっていったと思います。

偶然なのか必然なのか。今はまだよく分かりませんが、
自分の決断が正しかったと言えるような今後を歩きたいと思います。

決断のきっかけをくれた長崎さんの文章には感謝するとともに、
自分もそんなきっかけを与えられたら、どんなに素晴らしいだろうと強く思っています。

長文失礼しました。最後までお読みいただきありがとうございました。では、失礼いたします。

パフから内定をもらったものの、「パフで働くと毎年参加しているフジロックに
参加できなくなるのでは…」ということが内定承諾するかいなかの分かれ目だった
高田さん(現在入社5年目)。

当時採用担当も兼務していた私が、「大丈夫。仕事の都合を自分でやりくりして、周囲に
迷惑をかけない状態を作れば、有休とれる会社だよ」と伝えたメールの返信メールです。

※ちなみに、彼からのメールは、決まって「中央大学 文学部 高田大輔」でした。
 皆さん、件名にはメール内容のサマリーを書きましょう。

現在、彼のデスクには、入社して最初にお客様からいただいた申込書が貼ってあります。
当時の気持ち・志を思い出し、日々励んでいるのではないかと。

就職活動生の皆さん。
皆さんの原点はどこにありますか?
就活開始当初、思い描いていた志はなんですか?

人生思うようには進みません。ただ、乗り越えられる人にしか試練は与えられないと
私は思っています。試合放棄だけはせず、ぜひ乗り越えていってほしいと思います。

当初思い描いていた通りに進んでいない場合、少しだけ横っちょを見てみてください。
同じ次元の中で模索するのではなく、違う次元に視点をおいて、物事をみてみて
ください。きっと、あなたの目指す方向と一致するものが見つかるはずです。

叶えられる選択肢はたくさんあるのに、選択肢にしようとしていないだけかも
しれませんよ。

ちなみに、私の原点は、「人生はギャンブルだ」という気持ち。
体力の衰えに負けず、果敢に挑んでいこうと思います。
疲れた時こそ原点回帰。負けないぞ。もうすぐ夏だしね!そう、SUMMERだ!!

次は、パフの最終選考前インターンで、釘崎の経歴をソラで暗記し、まるで歴史教科書を
丸暗記したかのような口調で淡々と、twitter並につぶやいていた姿が印象的な奈良です。

世界から刺激が日本を強くする

2010年6月11日 (金曜日)

こんにちは。ワールドワイドな人脈を持つ?土田です。

先日パートナー企業・G社のS様からホームパーティーにお誘いいただいたときも、
台湾の方と中国語でもり上がりました。(Sさんありがとうございました!)

本日のテーマは何にしようか悩んでいたのですが、
田代先輩の華麗なるトスに便乗したいと思います。
「グローバル」です。

—–

先日弊社の高田から「おい、土田、これを見てみろ!」
と、以下の資料を渡されました。

http://www.meti.go.jp/committee/materials2/downloadfiles/g100225a06j.pdf

なんと、日本の国民一人当たりのGDPは、8年間で3位から23位へ、
国際競争力順位は、18年間で1位から22位へ転落したそうなんです。

つまり、日本の世界的な地位はどんどん下がっている、らしいのです。

大航海時代のスペイン・ポルトガルや、康熙帝のころの清みたいに
繁栄した国も、永遠に頂点にい続けられるわけではないのですね。
日本も「栄光も今は昔・・・」と言う時代が来るということなのだと思います。

—–

ここでふと感じたのは、我々若い世代が
「日本は先進国だし、日々の暮らしも不自由しないし、何とかなるだろ~」
と考えていては、確実にこの国は衰退の一途をたどる一方だ!

という漠然とした危機感と不安です。

——

最近、人事の方とお話ししていても、
「今年は内定者の留学生に占める率が過去最高だった」
「外国人留学生のハングリー精神はすごい。昔の日本人を見ているよう」
「是非採用したい!という(日本人)学生は他社の内定をたくさん持っている。それ以外は元気がない。内定出せる子が少ない」
「国籍にかかわらず、優秀な人だけ採用したい。日本人より外国人の方が必死に働くし、勉強もしている」
と言うような声を一部で聞きます。

このような声を聞くことが、今後は増えてくるのでは、と感じています。

日本の若者が就職や仕事の現場で、外国人と競争する時代に突入するんでしょうね。

—–

でも、私はある意味とてもいいことだと思います。

世界と競争することで、私も含めて日本の若者が強くなるのではと思うからです。
Jリーグも、ジーコやドゥンガなど、黎明期には外国人スーパースターを招聘し
世界のトップレベルから刺激を与えてもらったことで発展した、と聞いております。

私の話で恐縮なのですが、私も学生時代「日中韓ビジネスコンテスト」に出たときは相当衝撃でした。
(今以上にビジネスに疎い当時の私は、安いお金で中国にいけて、外国人の友達もできて最高じゃん!くらいの気持ちで参加していました。)

そのとき出会った韓国・中国の精鋭が、英語を巧みに操り(しかも、英語専攻などではないのに)、ビジネスの知識も豊富、
しかもパソコンはみんなマウスを使わずにショートカットキーで手際よく作業するのを目の当たりにして、
「うわ、日本負けてる!」(多くの日本人の参加者も同じ感想でした)とショックを受けました。

でもこれが、私の人生に大きないい影響を与えたと思います。
「ああ、外国の学生はあんなにハングリーなのか」「あんな人たちが同世代にいるのか」と
非常に刺激を受けたのを覚えています。

—–

部活動なんかでもそうですが、時に競争に敗れることすらもプラスにつながったりするのでは・・・と。
個人的には、就職活動よりも前のタイミングで、「外国人と競争する」機会を持てると
大学生活のすごし方や、就職活動への取り組み方も変わるのでは・・・
と思います。

あんまり偉そうにいえる立場ではありませんが、
学生の皆さんには、世界を見てほしい!と最近強く思っています。

次は、長崎です。

こんにちは。
最近、達観しつつあるんでしょうか…田代です。

今日は世界は狭い、というお話をしたいと思います。

先日、あるお客様先に行ったときのこと、
我が社の入社一年目社員・奈良の大学時代の仲間が
その会社の人事担当者で活躍しているというお話を聞きました。

そこで早速、電話をしてみたところ…

(お客様)「はい。○○○株式会社の○○○です。」

と、元気に電話に出たのは、奈良のお友達・ご本人。
おっ、これは声をかけなくちゃ、と感じた私は思わず…

(田 代)「株式会社パフの田代です。○○さんですか。
      ○○さん、弊社の奈良という1年目をご存知ですか。
      お知り合いということで…いつも有難うございます!」

その後、お客様との話題にもなり、
円滑なコミュニケーションが続いたのは言うまでもありません。

ここで私が伝えたいこと。

それは、一期一会を本当に大切にして欲しいということ。

60億分の1の存在にたまたま出会えた奇跡…
というと大袈裟ですが、やはり出会いを大切にできない人は
すごくもったいないな、と社会の人脈ネットワークを体感してみて思います。

部活の後輩が入った会社に、挨拶へ行ったら
それがきっかけで、お客様としてお取引が生まれたり…

ある会社に行ったら、その会社に務めている
大学の先輩とバッタリ遭遇したり…

不思議。本当に繋がっている。

就職活動は、色々な人と出会えるチャンスです。

就職活動中に知り合った、社会人、学生…
みんな一つのご縁かもしれません。
だから、すごく大事にしてほしいです。

次は、社内でいきなり携帯電話で中国語の会話をし出す
ワールドワイドな人脈を持つ・土田です。